2020-01-01から1年間の記事一覧

アオクサカメムシ

新聞を取りに出た折、門扉の近くにカメムシがいるのを見つける。アオクサカメムシだ。越冬にはいっていたヤツが風にでも吹き飛ばされて転げ落ちて来たのだろう。11日の日ににブログを書いて以来、呆け暮らしが続いていた。そんなこともあって鳥撮りにも冬の…

老絵本画家のエッセイが届いた

外出から帰り郵便ポストを覗き込んでみる。幾つものDMや通販会社のカタログに混じって、amazonからの郵便小包が入っていた。絵本画家甲斐信枝さんのエッセイ「あしなが蜂と暮らした夏」が届いていたのだ。DMやカタログ類を玄関先に置くなり小包の封を切り「…

モズ

午後2時前、読書の眼休めと日頃の運動不足解消にと思い、琵琶湖に注ぐ小さな川沿いの道をを歩く。散歩が目的だったが、鳥撮り(虫撮り)人の性、カメラを手にしていないと落ち着かない、そんなことから軽めにしたヤツ(EOS7D+35-350mm)を持ち出す。所々に切…

老写真家のこと

一昨日の京都新聞夕刊に「小さく強靭な生を見つめて」というタイトルで、絵本作家の記事が出ていた。”足元に咲く花や、草木に止まる虫たちが繰り広げる驚きに満ちた世界を、丹念な観察とスケッチで描いた科学絵本で知られる甲斐信枝さん(90)”のこれまでの…

ふろふき大根と柚子味噌

今日の夕食の一品は柚子味噌をあしらったふろふき大根にした。スーパーの野菜売り場でまるまるとした源助だいこんを見つけたのだ。あしらうトッピングは庭の柚子を使っての柚子味噌を作る。 源助だいこんで作ったふろふき大根と柚子味噌にはある思い出がある…

ドジなヤツ

午後一番、和邇漁港の駐車スペースに車を止めて湖岸を歩く。 鳥撮りの時はEOS7D+150-600mmと三脚がメインになっている。コイツを左手で持って歩くのが常態になっている。この長い間のならいの所為だろうか、左肩とその腕の付け根の部分が痛くなっている。腕…

喪中はがきと「極北の動物誌」

長い読書歴の中でなにかの拍子に不意に読みたくなる本が数冊ある。書籍のほとんどは一度読み終えると書棚で眠ってしまうか処分されるのだが、今日取り出した「極北の動物誌」ウイリアム・ブルーイット著 岩本正恵訳は何度も何度も取り出しては、その内の何章…

小さな侵入者

老境に入った人は先々のことを思い描くよりも、記憶の深みから過去にあったことを引っ張り出してそれを楽しむという。思うに私自身もいつの頃からか思い出の光景を喰い、それを味わい楽しんでいる。今日もイネ科の植物ノギ(芒)の長い小さな実から小学5年…

柚子味噌づくり

石油ストーブをつける機会が多くなってくると、カミサンは一冬に何度かおでんを作っていた。幾種類もの具材を大きな土鍋に入れ、前日から作っておいた鶏ガラのスープ、時には昆布と鰹節の出汁を注いで、長時間コトコトと煮込んでいた。おでんはカミサン自慢…

柿の木残影

昼下がり、湖岸沿いの集落の中の道を半時ほどぶらぶら歩く。空の高みで舞うトビを見かけただけで、不思議と鳥の姿を見かけずだった。ファインダーを覗いたのはジョウビタキを見た時だけだった。 分厚い雲間から太陽が時折顔を見せるというどんよりとした集落…

吟行の人

湖北野鳥センター前の沖では、コハクチョウを筆頭にヒシクイ、アメリカヒドリ、ウミアイサ、ホオジロガモ等などたくさんの水鳥が見られるようだが、南湖に近い湖西の沖では僅かばかりの水鳥しか見られない。その数少ない鳥、ヒドリガモやカンムリカイツブリ…

晩秋のキジ

路肩に車を停め、三脚の一本を伸ばして杖代わりにし草深い田んぼの畦道を歩いていて、耕作放棄地の近くの田んぼにキジがいるのを見つける。久しぶりのキジに嬉しくなるが、600mmではキジは小さな点でしかない遠い場所、あぜ道の枯れ草に足をとられないように…

思い出せぬことの多かりし

ベランダに出るガラス戸のカーテンにクモがいるのを見つける。ファインダーを覗きこみながらこのクモの名前を思い出そうとするのだが、思い出せないのだ。よく見かけるクモだ。それに寒くなるこの時季まで姿を見せるクモはそんなに多くない。何というクモだ…

残り菊

庭先のヤツデの下に白い小菊が咲いている。挿し芽をしたことも種を蒔いたという覚えも無い一株なのだ。鳥がでも種を運んできてくれたのだろうか。 陽射しは暖かいがガラス戸の向こうは冷たい風が吹いている。残り菊と呼ばれるこの時季の菊を華やかに咲き誇る…

ジョロウグモと黄菊

朝から陽射しは素晴らしかったが風は身振りいするほどの冷たさだった。こんな冷たい風が昨夜は一晩吹き荒れたのか、擁壁に這う蔦の紅葉もほとんどが落ちていた。ご近所迷惑になるほど飛び散らかっているのだ。ベランダでは3匹のジョロウグモが秋の初め頃か…

木蔦の花に来たコガタスズメバチ

階段の上に覆いかぶさるように伸びていた木蔦を3年ほど前に刈り込んで小さくしていたが、今は相当に大きくなっている。その木蔦では小さな花が今盛り、独特の臭いを放っている。この花に今朝はコガタスズメバチが2匹やって来ていた。小さな花びらの先っぽ…

陽だまりにいたウラギンシジミ

風が通り過ぎると随分肌寒く感じるが、風の当たらない陽だまりは小春日和の暖かさ。そんな陽だまりの場所でバラの葉の上にいるウラギンシジミを見た。 翅を広げたまま動かないでいる、暖を摂っているようにも見えた。ウラギンシジミは成虫で越冬する寒さには…

トンボ撮り

昨日の雨の寒さに比べて今日は陽射しが暖かくなんとも気持ちがいい。午後一番重たいヤツを持ち出して田んぼ道を2時間程歩いた。見掛けたのは、アオサギ、コサギ、ケリ、トビ、セグロセキレイ、カワラヒワらしい小集団、ファインダーを覗く気にもならずだっ…

クリシギゾウムシの幼虫

久しぶりにスーパーへ行ってみたいとカミサンが言い出したこともあって、車椅子のカミサンとスーパーセンターへ行く。カミサンが手にしたものの中に大粒の丹波栗の1パックがあった。一昼夜水に漬けておいて明日は栗ご飯だ。土鍋で炊き上げる時のちょっとし…

何というキノコだろうか

図書館から予約しておいた本が確保できたというメールを昨夜受け取っていた。午後から鳥撮りがてら借り出しに図書館へ行く。予約していたのは五木寛之と姜尚中の対談をまとめた「漂流者の生きかた」だ。7月の終わり頃Webで調べ物をしていた時偶然にもこの本…

テングタケの上にいたスズムシ

雑木林の山裾にある放棄された段々畑へ虫撮りに行く、今日は少し遠出だ。 放棄された畑は小笹が密生しクズが覆っている。そのクズの葉の上に点々とスズムシがいた。意外な数に驚く。 雑木林の端っこではテングタケの傘の上にスズムシが来ていた。 スズムシも…

柴栗の実

小さな谷間の向こうの段々畑へ虫撮りに行った帰り道、雑木林の外れの道端で木から落ちたばかりと思われる毬に入ったままの柴栗を見つけ持ち帰った。 柴栗には様々な光景が連なっている。 半世紀以上も前の裏山の雑木林は人の手が入っていたから、下草やクマ…

ITOUさんの菜園

昼下がり雨の上がった後のITOUさんの菜園へ行く。昨日雨の中を里芋を届けてくれたこともあり、ふと、雨上がりの菜園の様子が気になり出掛けてみたのだ。里芋の葉を食草にしているセスジスズメガの幼虫を探すことが狙いだった。一畝残された里芋の葉裏を丹念…

柚子の木にいたナナホシテントウ

庭の柚子の木の実は、昨年はポリバケツ5杯分ほど採れたが、今季はほんの僅かばかりだ。2月初めにカミサンが入院したこともあり剪定作業や施肥など怠った所為だろう。実が少ないのとは反対にまっすぐ上に伸びる徒長枝が目立つている。コイツを取り除こうと…

栗の木にいたキタテハ

琵琶湖に流れ込む小さな川の川沿いの農家の庭先に栗の大木がある。太い幹周りと高々と枝を拡げる老大木だ。棘の密生した毬も大きく、口を開いた毬の中にはこれもまた見事な大粒の栗の実が見られる。 その栗の木の毬にキタテハが来ているのを見た。毬の棘の間…

水落にいたチュウサギ

JR湖西線和邇駅で下車して線路沿いの道を北に向かって10分ほど歩くと、喜撰川という小さな川に出会う。この川の左岸の土手道では3・4年ほど前まで、コスモスがトンネルが出来るほどの状態で見事に咲き誇っていた。そんなこともあって虫撮りの絶好の場所だっ…

彼岸花に来たアゲハ

琵琶湖に流れ込む小さな川の土手道で彼岸花に来ているアゲハを追いかける。土手道にいたのは小半時ほどだったが、思いもよらぬ枚数(532枚)のシャッターをきっていた。 土手道を鳥撮り用に持ち出していた重いヤツ(EOS7D+150-600mm 一脚)を持って行ったり…

白い彼岸花

Aさんの菜園の草深い斜面で白い彼岸花が咲いているの見つける。 例年だったら彼岸花が芽を出す前、9月の初め頃には斜面の草刈りを終わっているのだが、今季は厳しい残暑が続いたこともあり草刈りをしなかったのだ。道路際からコンデジを指し出すようにして…

小さな鳥の羽根

昼下がり、買い物帰りの重いバケットを持って階段を上っていた時、今日は小さな鳥の羽根を見つけた。何という鳥の羽根だろうか、拾い上げる。先日は虫撮りに出掛けたITOUさんの菜園でトビの羽根を見つけ持ち帰る。 トビの羽根と階段で見つけた小さな鳥の羽根…

オンブバッタとナガサキアゲハの落翅

食後のコーヒーを準備していた時、何気なく覗いた窓の外、レースのカーテン越しに橙色のチョウがいるのを見つける。ヤツデの葉に止まって翅を開け閉しているのだ。文様も見たことのないヤツだ。その珍しさに急いで35-350mmを窓の隙間から突き出した。 カーテ…