栗の木にいたキタテハ

琵琶湖に流れ込む小さな川の川沿いの農家の庭先に栗の大木がある。太い幹周りと高々と枝を拡げる老大木だ。棘の密生した毬も大きく、口を開いた毬の中にはこれもまた見事な大粒の栗の実が見られる。

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その栗の木の毬にキタテハが来ているのを見た。毬の棘の間に口吻を射し入れているように見えるのだ。毬に甘みでも在るのだろうか。

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栗の木の下でツマグロヒョウモンも見かける。

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暫く栗の木の下にいると、ポトンポトンと栗の実が落ちてくるのだ。丸々とした大きな実だ。5・6粒もあればカミサンと二人きりの夕飯の栗ご飯には十分に思えた。農家の人が近くにいてくれると声を掛け、分けて貰いたいと思ったほどだった。栗ご飯のことを考えていて、突然、「瓜田に履を納れず」という言葉が頭をよぎりその場を離れた。

川沿いの道でキアゲハとモンキチョウの飛翔体を撮る。

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三脚を持参していれば竹竿にとまりにくる赤とんぼの飛翔体も狙うところだが、一脚ではカメラが重くて待ち時間がもたない。

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秋日好天、川沿いの道や田圃道を2時間程歩く、至福の一刻だった。