雑録・雑想

写真展を見に

遅い朝食を摂っていて大津市写真展覧会が開催中なのを突然思い出し見に行く。 作品をゆっくり見て廻る。作品を鑑賞していてあることに気付いた。この10数年必ず見掛けていた3人ほどの名前が見当たらないのだ。素晴らしい写真を持ち込んでいた人たちだったか…

稚鮎釣りの人たち

日曜日の日だった所為だろう、和邇川河口域では投網を打つ人や釣り人で賑わっていた。キジ撮りが不作だったので川沿いを歩きながら釣り人たちを狙う。 釣り竿の人にも投網の人にも釣果は余り多い様子では無い感じだ。今晩の惣菜の一品にするにはまとまった数…

モンキチョウの飛翔体と比較明合成

昨日のキジの親子連れを撮った帰り道、モンキチョウのカップリング飛翔を狙い、600mmにズームアップした重いヤツを手持ちで振り回した。 PCに取り込んだこれらをトリミングしたりアンシャープマスクをかけたりの加工処理をしていて、比較明合成のことを思い…

カメの甲羅干し

小さな漁港の沈船の上でカメが甲羅干ししているのを見る。特定外来生物に指定されているアカミミガメ(ミドリガメ)だ。 ペットとして輸入されたものが遺棄され、今では全国各地の池や湖沼で見られるという。もう10数年も前だが比良山中腹に在る小さな池で甲…

思い出せないことの多かりき

素晴らしい陽射しに誘い出されて田んぼ道を歩く。最古参の耕作放棄地のヤナギの花穂が少し開き始めている。春本番だ。近くの木の枝先にいる小鳥を見つけ1ショット。 ファインダーを覗き込みながらこのヤナギと小鳥の名前が思い出せずにいた。思い出すのに時…

ヨシ原で見たベニマシコほか

湖岸の旧い在所の中にある老木の梅が満開になっている頃だ。この梅の花にメジロなどが花びらを啄みに来ていることを期待して出掛けた。「桜切るバカ、梅切らぬバカ」こんな俚諺がある。梅の実を毎年きちっと収穫するためには剪定が必要なのだが、この老木は…

北帰行と雁風呂のこと

運転免許の更新に行った帰り道、湖岸沿いの道をドライブする。穏やかな陽射しに輝くさざなみの琵琶湖に水鳥の姿はごく僅か、しんしんと静まりかえっているという感じだ。越冬のためにシベリア方面から飛来してきていた鳥たちが北へ帰ってしまったのだ。一昨…

俄雨に追われて

花粉症に痛めつけられた眼の痒みの為ドラッグストアーへ目薬を買いに行く。その帰り道、雲間から降る陽光が明るさを増したのをみて、いつものフィールドへ寄り道する。タネツケバナやホトケノザが咲き始めた冬枯れの田んぼの畦にキジが出てくれていればいい…

真冬のウインドサーファー

大雪と厳しい寒さに外出もならず2週間ほど書斎に閉じこもっていたが、今日は久しぶりの好天、カワセミを期待して真野川河口へ行く。カワセミの姿はなく僅かばかりのカモとオオバンの群れ、それと1羽づつのモズ、チュウサギ、ツグミ、鵜を見かけただけ。鳥撮…

沖島遠望

新聞の書評欄で見つけた「プーチンの戦争の論理」下斗米伸夫著 インターナショナル新書が面白そうだったので、電子書籍で購入して読み始める。老爺には紙の本と違って眼にかかる負担が大きのだが、電子書籍は読みたいと思った時に即読めることと後々の本の処…

冬のハムシ

今日は二十四節気の1つ大雪の日。閉塞成冬。朝から曇り空が広がっていて肌寒い。暑さもさることながら寒さは老爺には酷くこたえる。寒さに身をすくめていた。そんな時、カーテンにハムシがいるのを見つける。 ウリハムシの仲間だろうか。つまみ上げて机に置…

意外なものを見つけた

雨の一日。 鳥撮りや虫撮りで飛翔体を狙う時は連写撮影。これが習慣になってしまって何でもかんでもが連写モードになってしまっている。PCに落とし込んだ後、必要なものだけを残してそれ以外は抹消しているが、それでも気になって削除出来ないもが残っている…

今日、意外なものを見た

買い物に行く途中の道で、図鑑などでは見たことがあるが実物は子供の頃一度だけ見かけたことのある野生動物見た。しかも驚くような行動も見たのだ。ソヤツは焦げ茶色の毛、小さな耳、黒くて細い長い尻尾を持っていた。外来種のヌートリアだ。見かけたのはJR…

読書と虫撮りと

「木から辿る人類史」ローランド・エノス著を読んでいたが、ほぼ中程で本を伏せてしまっていた。相当に集中して読まねば理解できないという箇所が幾つもあり、老爺には結構厳しい読書だったのだ。(本書を伏せていた間、電子書籍で購入した佐伯泰英の「酔い…

老い坂道

素晴らしい陽射しだったので日頃の運動不足の解消をと思い、琵琶湖に流れ込む小さな川の土手道を歩く。何か拾い物があるかもとEOS5DMark2+35-350mmと一脚を持参だ。思っていた以上に足腰が弱っている。一脚を杖代わりにしてよつたりよつたり坂道を上り始める…

玉ねぎ畑で

暖かい陽射しに比良連山山頂の雪も随分小さくなっている。4月の初めには消えてしまうことだろう。 暖かい昼下がりの田んぼ道を歩いたが不思議なほど鳥の姿を見掛けないのだ。常在のカラスもムクドリもそしてケリの姿も無かった。声はすれども姿は見えずのヒ…

小さな漁港にて

予約していた本が用意できましたというメールを貰っていたので久しぶりに図書館へ行く。借り出した本は、安田喜憲著「森の日本文明史」・古今書院。市の図書館に無かったので県立図書館から借り出してもらっていたのだ。 総ページ数399ページ、借り出し期間…

ヤツデに来たヒヨドリと野猿の来た痕跡

ヤツデの実を啄みに今朝はヒヨドリが来ていた。 メジロも2羽来ていたがヒヨドリが姿を見せるとすぐさま飛び立って行った。玄関先のシロダモの赤く熟れた実がたくさん残っていた秋の終わり頃までは、一日に何度もヒヨドリがやって来ていた。複数羽で来た時な…

ヒヨドリと南天の実

地に落ちることもなく途中でふわっと消えていく小さな雪。こんな雪片が舞ったりやんだりの一日だった。読書(スティーヴン・ジェィ・グールドの「ワンダフルライフ」)に集中することも出来ずの終日の呆け暮らしだった。昼下がり、そんな老爺にヒヨドリの甲…

寒立ち

高校に入った頃から辞書を読むのが好きで国語辞典や漢和辞典などをよく読んでいた。現在でも白川静さんの「字統」や「字訓」を持ち出すことがよくある。今日もある言葉の意味合いが気になりWebで調べていた時、寒立ちという言葉に出くわした。 「寒立ち」と…

赤い革のブックカバーと写真展の案内状

一昨日の書斎の大掃除の折、資料などの整理用に使っているプラの箱(100円ショップで買ったもの)の一つから、思いがけぬものを見つけ出した。赤い革のブックカバーだ。40年近くも前にカミサンが手作りしてくれたヤツだ。現役時代は片道2時間弱の通勤時間、…

冬のクモとオンライン講演会のこと

二階の書斎を久しぶりに大掃除するつもりで掃除機を運び上げるが、掃除機が重くなっていて老躯は運び上げるのに難儀している。踊り場で一息ついていて、ベランダの網戸にクモがいるのを見つけた。ゆっくりと動いているのだ。真冬の寒空の下のクモにおっ!と…

カワラヒワの集団だろうか

午後遅く、読書の眼休めにと思いキジのフィールドへ行く。残念ながら見渡す限りの冬枯れの野面に鳥の姿を見掛けずだった。上に飛ぶ鳥なく 地に走る獣なし、法顕伝の中のこんな一節を思い出していた。 冬枯れのキジのフィールドから見た比良連山 このフィール…

メジロが来る

小雪が舞い、肌を刺すような寒風が時折荒れ狂う寒い一日だった。 3時のおやつの時はカミさんと暖房をきかせた窓際に並んで、小雪の舞うのを見ながら、紅茶とサーターアンダギーでの一刻だった。小雪がやんで一瞬明るくなった時、ヤツデの葉の下にメジロが来…

万事億劫な一日

昨日の素晴らしい陽射しは身も心も軽やかにしてくれたが、今日の冷たい雨が時折降る陽射しのない薄暗い日は、何とも気分が滅入ってしまう。万事これ億劫と終日呆けていた。八十路も半ばに近づいているから、億劫という状況に陥ってしまうとそこから抜け出す…

ふと思い出して

昨日たくさん収穫した柚子を持て余して今夜も柚子風呂にした。少し熱めにした湯に浸かっていて、これまでにブログに書き入れていた俳句(?)は幾つくらいあるだろうかとふと思い、書き出してみることにした。 なにかの拍子に頭を過ぎって行ったものを書き留…

ヤツデの花にいたハナバエの仲間と師走のジョロウグモ

今朝、カミさんと並んで朝食を摂っていて、庭先のヤツデの花にメジロが来ているのをカミさんが見つける。急いでカメラを持ち出すも1ショットも出来ず飛び去られる。ヤツデの花にハナバエの仲間が吸蜜に来ているところから見るに、小さな小さな花にも蜜がある…

ツヤアオカメムシと本の購入

琵琶湖西岸では強風注意報が出ていることもあり、時折、思わぬ突風に遭う。買い物帰りの荷物を運び下ろしていて、よろけそうになる強風に一瞬見舞われた。JR湖西線は強風警報が発令されると電車の運休がしばしばあるのだ。そんな風の中で、擁壁に這うツタの…

師走のジョロウグモ

ベランダの庇のすぐ横にジョロウグモが巣網を掛けたのは、秋の初め頃だった。コヤツの成長や獲物の捕獲などを見るのを楽しみに巣をそのままにしておいた。幾つかの巣網に掛かった獲物の痕跡があるが、残念ながらその捕獲の様子を見ることはなかった。師走の…

姫リンゴとハチの死

キジ撮りのフィールド、耕作放棄地の一つに、長い間放棄され原野に還り木々の生い茂った一区画がある。キジの重要な営巣場所になっているのだ。この林の中にひょろひょろと伸びた背の高い姫リンゴの木が一本ある。鳥の落し物が大きくなって実をつけるように…