柚子味噌づくり

石油ストーブをつける機会が多くなってくると、カミサンは一冬に何度かおでんを作っていた。幾種類もの具材を大きな土鍋に入れ、前日から作っておいた鶏ガラのスープ、時には昆布と鰹節の出汁を注いで、長時間コトコトと煮込んでいた。おでんはカミサン自慢の一品だった。この美味いおでんもカミサンが体調を崩している所為で今冬は食べられそうにないのだ。カミサンに作り方を教わりながら作ってみるか。

こんなことを考えながら、とりあえずはおでんの代わりにふろふき大根を作ることを思い立つ。ふろふき大根にのせる味噌は柚子味噌だ。庭の柚子を利用すことにする。味噌は西京・白みそを使って少し甘くしたもの、もう一つは赤味噌で作る甘さを控えたもの、この2種を作る予定だ。柚子味噌は焼きなすに添えてもいいかもしれない、少し多めに作るか。越前里芋が冷蔵庫にある、蒸煮にしたコイツにもあうかもしれない。食い意地未だ衰えぬ老爺はいろんなことを考えていた。

庭の柚子は、今年の初め頃にいろいろあったことから剪定などの作業を怠った為、僅かな実しか付けていない。数は少ないが例年に比べて実は随分と大きい。

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スーパーへ行った時には皮を厚めに剥いても大丈夫なような丸々とした大根を探さねばなるまい。コトコト煮込んだ熱々の大根に手作りの味噌をのせて食いたいものだ。

 

ヤツデの下の白い小菊は花の盛りが過ぎたのか、白い花びらが赤くなり始めている。今朝気が付いた。

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こんな現象を見るのは初めてだ。

本日まずは平穏だった。