2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ギンヤンマの死

道端でギンヤンマの骸を見付けた。 猛暑に晒されていた所為だろう、カサカサに乾いて躯の色も変わり、尾部も折れていた。 草叢の上を素早い飛翔でパトロールしていた時の、あの美しい姿はなくなっている。 ギンヤンマの骸を見ながら、7月に入ってこれまで虫…

キリギリス(メス)

「玄関の網戸にキリギリスが来てますよ」カミサンの声に急いでカメラを持出した。 キリギリスのメスがいた。 隣2区画が空き地だった頃は、ススキ、野生化したミント、ツユクサ、タカサゴユリなどや雑草が入り混じって大きな草叢を作っていた。 そこにはキリ…

水生植物公園みずの森にて

写真仲間たちと烏丸半島へハス撮りに行く。 待ち合わせの時間よりも随分早く現地に着く。涼しいうちにとハスを見て回ったが、今年はハスの生育期に気温が低く条件が悪かった所為で花も疎らその上開花も遅れているようだった。 目的の蓮の花に来るミツバチの…

キリギリス

今朝はいっとき草叢でキリギリスを狙う。 小さな谷間の畑へ虫探しに行きたいのだが、炎天下その畑までの距離が遠くなっていたのだ。虫撮りの時片膝をついてもいいようにニープロテクターを用意している。 最近は必携だ。 今日も、草の茂みに180mmマクロを突…

セミの脱け殻

雨上がりの階段でセミの脱け殻を見る。 昼過ぎ突風が吹いたから、階段の上に枝を延ばしている金木犀の枝先から落ちたのだろうか。 雨に濡れていた所為で、土中から這い出して来たばかりという感じの新鮮さを持っていた。 樹の枝などにぶら下がってカラカラに…

ベッコウクモバチ

石垣の隙間に出入りしているベッコウクモバチを見る。 長い間このハチをベッコウバチと呼んでいたが、つい最近、田仲義弘さんの「狩蜂図鑑」を読み直していて、「翅がベッコウ色の種は一部に過ぎず「鼈甲・ベッコウ」を名称に使うのは望ましくないなどの理由で…

カラスアゲハ

庭のオニユリにカラスアゲハが来ていた。 カラスアゲハの真正面からのポートレートが撮りたい、そんな思いでこっちを向けこっちを向けと念じていたが、彼女はこちらに貌を向けることはなかった。 横貌を見せただけだった。 カラスアゲハがオニユリにいたのは…

雨上がりの草叢

雨上がりの草叢へ入る。 ヒメウラナミジャノメ、チャバネセセリ、シオヤアブ、アオメアブ、ヤマトシジミ、クロヒカゲ、マメコガネ、それと沢山のショウリョウバッタを見る。 トンボの仲間は全く見ずだ。キリギリスも鳴き声はするが姿は見えなかった。 ヒメウ…

雨の一日

台風11号の影響で雨の一日、時にはびっくりするような風と横殴りの雨が窓ガラスを叩く。 雨の日の日課、読書に専念、「古代インド」中村元著 講談社学術文庫 を読む。 読書の合間に、キュウリ、セロリ、パプリカのピクルスを作る。 パンも焼きたかったが焼け…

ミカドドロバチ

電気温水器格納の壁に吊り下げてある竹筒トラップに、ミカドドロバチが来ているのを見付け、急いで180mmマクロと三脚を持出す。午前9時4分。 竹筒から翔び立って次に帰ってくまでの間隔は、短い時で5・6分、長くなると30分以上掛かっている。 竹筒の中で育…

オオフタオビドロバチ

開け放しておいた玄関のドアを閉めようとして、オオフタオビドロバチがドアスコープに来ているのを見付け、急いでコンデジを取り出した。 今年もドアスコープの穴に巣作りに来ているのだ。 買い物に出掛ける用事がなければドアはそのまま開け放しておくのだ…

キアシヒバリモドキ

途中権現谷(大津市)の棚田道へハンミョウを探しに行く。 日盛りの棚田道を探しながら歩き廻ったが全く見掛けずだった。 棚田道の入り口で出会った野良仕事の人から、熊が出るかもしれないから注意して行けよ、などと言われたこともあり、ハンミョウが見つ…

人形2体

冷蔵庫の野菜室の中で皮付きのトウモロコシを見た時、不意にトウモロコシの皮で作られた人形のことを思い出し、本箱の最上段奥からその人形を取り出した。 この人形を貰ったのは30数年も前。 ある大手コンピュータメーカのプログラマーだったOさんから、チェ…

ジャノメチョウ

午後6時過ぎいつもの草叢へ行く。 終日呆け暮らしをしていたから虫撮りがこの時間になってしまった。アカトンボの眠る姿が目的だったが見つからずだった。 空き地の草叢の上で群舞しているアカトンボは何処で眠りについているのだろうか。ジャノメチョウの…

マダラアシナガバエ

梅雨の晴れ間の庭先、ヤブツバキの葉の上にいる小さなハエの仲間を見付ける。 金緑色の体に黒褐色の紋のある翅を持っている、マダラアシナガバエだ。 もう随分以前だがITOUさんの菜園でコイツの交尾体を見たことがある。 陽に輝く二つの金緑色の体が綺麗だっ…

キノコ3種

雑木林の道端で3種類のキノコを見る。 山と渓谷社の図鑑「日本のきのこ」で調べてみるが、確と同定できないでいる。 これらのキノコが食欲を唆る部類に属するキノコだったら丁寧に調べただろうが、この時季のキノコを喰ってみようと思う気はしない。 テング…

ミナミアオカメムシの幼体

沢山のトマトやキュウリが届けられた。 小雨の中で収穫したものを持ってきてくれたのだ、久しぶりに嗅ぐトマトの匂い。 スーパーなどで手に入れるものと違って、採れたてのトマトが持つ深みのある香りだ。 遠い少年時代の朝のトマト畑の風景を思い出していた…

オジロアシナガゾウムシ

草叢に入っていてクズの茎にゾウムシがいるのを見付け、背丈ほどもあるカヤの中を藪漕ぎする。 望遠レンズを持参していれば藪漕ぎする必要もなかったが、3mほど先、100mmマクロでは遠いのだ。 ゾウムシはオジロアシナガゾウムシ。 強引に近づくとコロンと草…

シオヤアブ

昼過ぎ、ITOU昆虫園と勝手に名付けているITOUさんの菜園の様子が見たくなり出掛けた。 朝夕の散歩を怠りがちになっている所為で菜園に入らなくなって久しいのだ。 ここではいろんな虫たちに出会うが今日は期待はずれだった。 見たのはナミアゲハ、ヤマトシジ…

アミメアリの獲物

新聞を取りに出た折、門扉の近くにアオムシがいるのを見付ける。 長いしっぽ(尾角)をもっている、それに第1腹節には眼状紋がある。 スズメガの仲間シタベニセスジスズメの幼虫と思われる。 近づいてよく見ると、アミメアリが幼虫の上にいるのだ。 アミメア…