虫たちの獲物
今日は24節季の一つ霜降の日だ。近畿地方では1955年以降で最も早い木枯らし一番が吹いたという。風の当たらない陽だまりにいるとさほどの寒さでもなかったが、風の吹きすさぶ場所に出ると寒さにうまく順応しきれていない体は身震いしていた。そんな寒さの中…
今日は祇園祭前祭の山鉾巡行の日、猛暑の中での挙行だ、その暑さが思いやられる。 炎暑の下の祭りを見に行く体力も失せているのでTV中継を録画しておいて見ることにする。買い物に行こうと階段を降りていて、クマゼミが羽化に失敗している姿を見つけた。 羽…
買い物から帰り荷物を下ろしていて、隣のブロック塀にシオヤアブがいるのを見つける。 茶色いハチのようなものを掴んでいるのだ。 荷物を階段下に置いたままにして、ショルダーバッグからコンデジEX-10を引っ張り出す。 随分久しぶりにシオヤアブが獲物を取…
早朝、曇天下の湖面に漁船がいるのを見る、舳先に掬い網を付けているところから見るに若鮎捕りの船だろうか。 一仕事終えたのだろう、堅田漁港の方へ高速で向かっていた。 夏至の夜明け前の光が湖面を輝かせていれば面白かっただろうに、生憎の曇り空、1シ…
どんよりした曇り空や冷たい小雨の降る日々が続いていたが、午後から陽射しが明るくなる。 虫撮りにも鳥撮りにも出掛けずの暗鬱な日の連続だったから、陽射しに誘われて庭に出る。 柚子の木の下でカマキリがジョロウグモを捕まえているのを見付け、100mmマク…
午前中長いヤツを持って稲刈りの始まった田圃道を歩いたが、鳥撮りの収穫は全く無かった。 見掛けたのは、トビ、カラス、ケリ、コサギ、それと眼の前の草叢から翔び立ったキジ。 昨日は稲刈りが行われている田圃で10羽近いダイサギやコサギの混群を見掛けた…
陽射しは未だ厳しいが風のあるお陰でしのぎやすい一日だった。背の高いススキを掻き分けて潜り込んだ草叢でカマキリの捕食を見る。 カマキリがチョウやトンボ、イナゴ、オンブバッタを捕まえているところ、カマキリの共食いしているところ等など、捕食の様子…
今日もテントウムシ探しに出掛けたが全くその姿を見ずだった。 四月も半ばを過ぎようとしているのにその姿を見掛けないとは、鳥撮りの視線から虫撮り眼に変えているはずなのに、余程探し方が悪いのだろうか。テントウムシ撮りは不発だったが、クサグモがガガ…
比良山系山麓の集落の中でも相当に古い集落の一つだと聞いたことがある栗原の在所へ行く。 今日は不思議と鳥を見掛けぬ日だった、鳴き声も聞かずだ。 見掛けたのは空の高みで円を描いて舞っているトビ2羽のみ。この在所へ来たのは随分久しぶりだったので集…
午前10時過ぎ、時折小雨のぱらつく玄関先でアシナガバチの死を見る。 よく見るとアシナガバチの死骸にトビイロシワアリが来ているのだ。 玄関の庇の下とは言え今朝方まで雨脚が強かった、相当の飛沫がバチの死骸に当たった筈だ。 こんな条件下でトビイロシワ…
虫撮りに出掛けようと玄関先に出た時、トビイロシワアリが獲物に群がっているのを見る。 今夏は不思議なほど玄関先や階段でトビイロシワアリが獲物に群がっているのを見るのだ。 8月の初め頃に見かけてから今回で5度目、今日の獲物はアメリカミズアブのよ…
早朝は昨夜行われた夏まつり会場の撤収作業に出掛ける。 束ねたテントの支柱などを倉庫に運びこむ力仕事は、2・3年前に比べ相当に負担になっている。 僅かばかりの手伝いだが汗びっしょりになる、こんな自治会活動も今回で終わりだろう。小さな公園の一角でジ…
早朝ツタの落ち葉を掃き集めていてキアシナガバチの死骸を見付ける。 既にトビイロシワアリが来ていた。 肉食性でもあるこのアリは日の出とともに活動を始めたのだろうか、それとも夜っぴてアシナガバチの体を囓っていたのだろうか、ファインダーを覗きなが…
昨日のトビイロシワアリに喰われていたトラガのことが気になり6時過ぎに起きだし見に行く。 トラガの躯は昨日と同じ場所に転がっていたが、胸部を僅かに残すのみで腹部は跡形もなく喰い尽くされていた。 夕方見た時にはトビイロトラガの姿はなかった、シワ…
連日の猛暑の所為だろうか擁壁に這うツタの傷みが酷いのだ。 これまでこの時季では見たことない枯れかたと落葉なのだ。 このツタも40年以上も前に植えたものだからツタとしてはもう老域に入っていて、暑さに負けているに違いない、ツタの為にも一雨欲しいも…
買物カゴを抱えて階段を上っていて、2段ほど上の所に小さなアリの群れがいるのに気付き足を止めた。 ダンゴムシにトビイロシワアリが群がっているのだ。 気付かなければ踏み潰すところだった。 炎暑の下、虫撮りには出掛けられずだろうと思い、このシーンを…
エーリッヒ・ノイマンの「意識の起源史」下巻も半ばまで読んできたが何とも疲れる。 疲れるのは眼だけでなく読み通そうとする思いも疲れてきている、中途放棄になりそうだ。 本を伏せ気分転換に草叢へ行く。 絶好の虫撮り場所だった空き地も、先日の一斉清掃…
相変わらず不規則な生活が続いている。 午前3時過ぎまで「ゾウの時間ネズミの時間」を読んでいた所為で起き出したのが昼前、正午のニュースを見た後、呆け封じのためにと思い、やり残している庭の草むしりを始める。 集中してやれば小半時もかからない作業…
昨日は雑木林の林縁の草叢でマガリケムシヒキの捕食を見たが、今日は放棄された畑でジョウカイボンの捕食をみる。 小さな畑の大半はカラスノエンドウが繁茂している、その中にソラマメヒゲナガアブラムシのコロニーがあり、ナナホシテントウの幼虫もたくさん…
先日見付けておいたソラマメヒゲナガアブラムシのコロニーのことが気になり、虫撮り用の重装備で出掛けた。 100mmマクロ+EOS5D MarkⅡ、50mmマクロ+7D MarkⅡ、三脚、マクロスライダー、ツインストロボ、レフ板、リモートスイッチ、それに180mmマクロとコン…
藪椿の高みでジョロウグモが獲物を捉えているのを見る。 獲物はアオカナブンのようだ。 ジョロウグモが獲物を抱きかかえているところを見るに、アオカナブンが巣に掛かってそんなに時間が経っていないように思われる。 カナブンの力ではジョロウグモの巣網を…
道路に散らばるツタの落葉を掃き集めていて、シオヤアブがギンヤンマを抑えこんでいるのを見る。 道路の真ん中にいるのだ、車に踏み潰されないことを祈りながらカメラを取りに戻る。 レンズを至近距離に近づけてもシオヤアブは飛び立とうとしないのだ。 ギン…
今朝の明け方3時近くまで読書をしていた所為で、起き出したのが午前10時過ぎ。 起きだして直ぐ、昨日のセスジスズメの終齢幼虫のその後が気になり見に出る。 セスジスズメの幼虫はシワクシケアリに見事に食い荒らされていた。 セスジスズメ固有の白い先端を…
連日の猛暑に痛めつけられた所為だろう、擁壁に這うツタの落葉が例年に比べて随分早い。 それに落葉の量が多いのだ。 風に吹き飛ばされるとご近所迷惑になるから朝夕の掃除が欠かせない。 今朝も沢山の落葉を掃き集めていて、擁壁の下の犬走りにセスジスズメ…
新聞を取りに出た折、門扉の近くにアオムシがいるのを見付ける。 長いしっぽ(尾角)をもっている、それに第1腹節には眼状紋がある。 スズメガの仲間シタベニセスジスズメの幼虫と思われる。 近づいてよく見ると、アミメアリが幼虫の上にいるのだ。 アミメア…
朝の間小さな裏庭の草むしりをした。 作業は僅かな時間だったが、しゃがみこんでの草取りだったから腰やら背中が痛くなる。 物置に立てかけた板切れの上にシラヒゲハエトリがいるのを見つけ、作業を中断する。 シラヒゲハエトリはハエの仲間を捕まえていた。…
イチジクの切り株の上でカマキリが共食いしているのを見た。 交尾が終わった後でメスは相手のオスを喰うというが、このシーンもそんな状況を表しているのだろうか。 ライオンやヒョウなどが獲物を倒すシーンをTVなどで見ていると、決まって獲物の息の根を止…
素晴らしい好天だったので久しぶりにPUKUさんを誘って朝の散歩に出る。 いつものコースから外れ、小さな谷間の畑などを見に行く。 ヒヨドリバナの咲く斜面の近くでウスバツバメガを見付ける。 櫛状の触角を持っているところからするにオスのようだ。今の時期…
小さな川の土手で、彼岸花に来るアゲハやツマグロヒョウモンを追いかけていた。 アゲハが飛び去った後、彼岸花の下の草叢で、妙な翔び方をするイトトンボを見る。イトトンボはもともと敏捷に翔ぶトンボではないが、目の前の草叢から飛び立ったイトトンボは、…
夕方の散歩の折、オオスカシバの幼虫の食草がクチナシの葉だったこと思い出し、いつものコースを変えてYさんの菜園に向う。 Yさんの菜園には季節毎の野菜が育っている他、栗の木、柿の木、イチジクなども植わっている。 そんな菜園の角にかなり大きなクチナ…