2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのかたち(43)

数日前、2階のベランダの手すりに止まっている2羽のスズメを見かけた。 寄り添うように止まっている姿が何とも可愛らしいのだ。 書斎のカーテンとガラス窓をそっと開け、スズメに気づかれないようにと網戸をゆっくり開けにかかる、スズメは敏感だった、僅か…

孤 影

琵琶湖に流れ込む小さな川の河口の砂州でコサギを見る、黙然と佇むという感じだ。 稚鮎が接岸し始める頃になるとこの砂州には、コサギをはじめとしてチュウサギやアオサギなどが稚鮎の捕食にやって来る、時にはカワウなども見かけることがあり、砂州は賑わう…

人慣れしたアオサギ

国道161号線沿いの小さな漁港とその周辺の湖岸1Kmほどの範囲に、3羽のアオサギが縄張りを構えている、その中でも漁港を縄張りにしているヤツは随分と人慣れしているのだ。今日もそんな光景を目撃した。 これまでに見たこともないほどの短距離で釣り人とアオ…

冷たい風の中でキジを見る

「古代文明と気候大変動・人類の運命を変えた二万年史」ブライアン・フェイガン著(河出文庫)を読みながらいつの間にか眠ってしまっていた、長い午睡だった。 午睡の後、長いヤツを持ち出して耕作放棄地が点在するいつものフィールドへ行く。 家を出た時に…

眼が痒い

午前6時過ぎ、さわやかな朝の始まりだったので書斎の窓を開けた。 比良連山から吹き降ろしてくる風が吹き込む、途端に眼が痒くなる。 2月の中旬頃から花粉症が酷くなっているのだ、これまでに倍する酷さ、不用心にも窓を開け放ったことを後悔する。 先日も鰻…