柚子の木にいたナナホシテントウ

庭の柚子の木の実は、昨年はポリバケツ5杯分ほど採れたが、今季はほんの僅かばかりだ。2月初めにカミサンが入院したこともあり剪定作業や施肥など怠った所為だろう。実が少ないのとは反対にまっすぐ上に伸びる徒長枝が目立つている。コイツを取り除こうと午後から切り戻し剪定をおこなう。この作業をしていてナナホシテントウを見つけ書斎に来てもらった。剪定作業を一時中断して虫撮りをする。

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ナナホシテントウを数ショットした後、再び剪定作業に戻ったが、台風14号の影響だろうポツリポツリし始めた。これ幸いとばかりに作業を中止だ。老いの作業はいつになったら完了するのだろうかと自分でも可笑しくなる。

剪定時に切り落とされた柚子の青い実を拾い集めていて、柚子の里と呼ばれる山間の集落・嵯峨水尾へアサギマダラの写真を撮りに行った時のことを思い出していた。それは6年ほど前の9月の終わり頃だった。早朝のフジバカマの群落でアサギマダラの吸蜜や飛翔を撮るため車で行きたかったが、駐車スペースが無いということで電車で行き、最寄りの駅から水尾自治会のコミュニティバスに揺られて現地へ向かった。小さなバスはアサギマダラを見に来た人で立錐の余地もない大変な状態だったことを覚えている。いろんなことを思い出す、老爺は今日も記憶の深みの光景を喰っていた。