2013-01-01から1年間の記事一覧

時は流れて

2013年も後一時間足らずで終わる。 特に感慨はない。現役時代の最後の三期六年は、決算期が3月から12月に変更されていたこともあり、12月は悲喜こもごもの月だったし、年度の終わりという区切りを付ける厳粛な月だった。 しかし、今では昨日の続きの今日であ…

小さなナイフ

書斎の整理にかかってから今日で四日目になるが、一向に捗らない。 思いのほかスクラップの量が多いのだ。 それに処分する為にも全部に眼を通しておこうとしているからなおさらだ。 何処まで続くぬかるみぞ!こんな感じになってしまっている。こんな作業をし…

老いのかたち(15)

今日は循環器科での定期健診の日、待合室で長く待たされるのが苦痛だったから、毎回早めに家を出ることにしているのだが、今朝はカミサンに起こされるまで寝坊だった。 ケイタイのアラームをセットしておいたのに気が付かなかったのだ。 お陰で遅い順番にな…

スクラップ

昨日から書斎の大掃除にかかっているがいっこうに捗らない。この捗らない原因は、幾つかのテーマで切り抜いておいた新聞や雑誌のスクラップの所為だ。 スクラップはそれぞれタグの付いたケースに入れてあるのだが、ほとんどが未整理なのだ。 それに既に興味…

伊吹山を見る

時雨れることの多いこの時季、書斎の窓から伊吹山の姿を見ることは少ないのだが、久しぶりに白嶺の伊吹山を見る。 雲のない青空だったら一層綺麗に見えるだろうに残念だ。 雪を冠った湖北の山々も鈴鹿山地の山々も、今日はよく見える。湖北方面へ出掛ける為…

エントツドロバチの巣

公園の片隅にある小さな祠の軒裏でエントツドロバチの巣を見付けた。 朝夕、PUKUさんと散歩する時は必ず通るコースの祠なのに、祠の軒裏にエントツドロバチの巣があることに気付かなかったのだ。 大きくて見事な巣なのに今日まで気付かなかったとは。エント…

アズキを煮る匂い

夕方の散歩の途次サザンカの花を見ていて、ほのかに漂ってくるアズキを煮る匂いを嗅ぐ。 何とも言えず食欲をそそる匂いだ、それに随分久しぶりに嗅ぐ匂いなのだ。以前はカミサンが年に何度かはアズキを煮ておはぎ等を作っていた。 ことに石油ストーブに火が…

棒だら

スーパーの食品売り場で大きな「棒だら」がぶら下がっているのを見付けた。自分の喰いたいものを自分で作るようになってから10年が過ぎようとしている、その間、棒だらの料理を一度もしたことがないことに思い当たった。 棒だらはおせち料理の食材の一つ、そ…

記号を喰う

新聞や雑誌などで面白い記事やコラムを見つけると切り取り、丹念にスクラップブックに貼り付けていたのものだが、最近はこんな作業をすることが面倒くさくなっている。 作業が億劫なことばかりではなく、読み返してみたいと思う記事やコラムを余り見かけなく…

呆けた一日

生活のリズムが狂うことが最近多くなっている。 現役時代と違って毎日が日曜日だから特に問題が起きる訳ではないが、リズムが狂った日は決まって終日呆けていることが多いのだ。今日も呆けていた。 呆けに区切りを付けるためには虫撮りに出掛けるのが一番い…

ホンシャクナゲの花芽

龍谷大瀬田キャンパスの中庭でホンシャクナゲの花芽を見付けた。 今年もシャクナゲの花の咲く時季に何度かこのキャンパスに来ているのに、シャクナゲの花を見たという記憶が無い。 瀬田キャンパスへ来るようになってから一〇年近くなる、四月には必ず来てい…

鬼子母神とザクロ

後期から始まった六回の講座「シルクロード仏教史料を読むー法顕伝ー講読」(講師・山田明爾龍谷大名誉教授)も今日で終講だ。法顕が求法の為に長安を出てから天竺に到着するまでに六年の歳月を要している。 今回まで読んできた法顕伝は、長安を出発してから…

寒風の中のセアカヒラタゴミムシ

運動不足解消とばかりに散歩に出掛けたが早々に引き返すことになった。 昨日ほどの強風ではないが時折吹き付けてくる突風によろめくことがあるのだ。 足腰の老化が一段と進んでいることを思い知らされていた。 それにダウンジャケットを纏っていたのに寒さを…

シンジュキノカワガのこと

年に1度の人間ドックも今回で丁度30回目の受診になる。 受診していたお陰で大腸ガンの早期手術が出来たし、心筋梗塞も軽症で済んでいるのに、この受診が3年ほど前から段々と面倒くさくなり始めているのだ。 もう歳も歳だから人間ドックの検査結果を気にしな…

蛾の仲間

びわこ大津館二階のテラスで蛾が死んでいるのを見つけた。 名前は分からない。 いつもだったら撮ってきた虫たちの名前をWebの図鑑などで探し出すのだが、今日はある事情で疲労困憊しているため、探索を放棄している。それにしてもとてつもなく疲れた一日だっ…

初冬の雑木林

龍谷大瀬田キャンパスの近辺では「龍谷の森」と名付けられた雑木林が広がっている。 瀬田キャンパスが出来た頃は管理放棄された荒れ放題の雑木林だったようだが、今では里山学の為の研究フィールドになっていることから、手入れの行き届いた雑木林になってい…

アオシャクの仲間

今朝、龍谷大深草キャンパスでアオシャクの仲間を見付けた。 授業に遅れまいと地下鉄くいな橋駅から小走りだったのに、サツキの植え込みの上に青いガを見つけると立ち止まってしまった。 急いでコンデジをザックから引っ張りだす。 遅れて教室に入るといつも…

山茶花

写真仲間たちとの写真展に出品する作品の候補の選び出しと現像作業を終日行っていた。 枚数を絞り込んで作業をすればいいのに、欲張っているのだ。 それに仲間たちとの写真選定の日時は以前から分かっているのだから、早めに作業に掛かればいいものを、土壇…

女王蜂だろうか

買い物から帰った時、階段下の路肩でアシナガバチがいるのを見付けた。 飛び立たないことを願いながらカメラを取りに2階の書斎に駆け上がる。 カミサンは何事ですかと言わんばかりの視線だった。 路肩にいたのはキアシナガバチ、このハチの仲間は11月も半ば…

雪虫とトキワサンザシ

昨日まで余り見かけなかった雪虫だったが、今日は夕方の散歩の折沢山飛び交っているのを見付け、冠っていた帽子ですくい取ってみた。 白い蝋物質を身に付けてふわふわと飛ぶ様子は確かに粉雪が舞い落ちる感じに似ている。 雪虫(ユキンコ、しろばんば、綿虫…

カマキリの死その後

土塀にぶら下がるようにして死んでいたカマキリを見付けたのが11月18日。 あれから2週間、死骸は壁から落ちている。 アリ達の活動が盛んな夏だったら解体されて巣に運び込まれただろうに、この寒空の下では処理もされず干乾び始め半ばミイラ化している。 朽…

汚れ紅葉

日吉大社のモミジを撮るという誘いがあり参加したが、ほとんどシャッターを押さずだった。 終りに近いモミジに多くは期待していなかったが想像していた以上に汚れていたのだ。 一週間早く来ていればまだ様になっていただろうに。 時節柄、穴太衆積みの石垣の…

ツヤアオカメムシ

夕方の散歩から帰った時、階段の手すりの上を這っているカメムシを見付ける。 ツヤアオカメムシのようだ。 比良颪などが吹き始めるとこの階段は冷たい風の通り道になる。 カメムシにレンズを向けている時も身をすくめるような冷たい突風に見舞われていた。 …

時間どろぼう

京都教育大学附属京都小中学校で行われている「紫友祭」にカミサンと行って来た。 主目的は「モモと時間どろぼう」という劇を見るためだった。 ”ステージ発表内容のご紹介 ”というリーフレットに劇の内容が簡単に紹介されていた。 「時間を有意義に使うって…

老いのかたち(14)

早朝の処女湖から石田川ダム上流域へ秋景を撮りに行きたい、そんな思いを11月の初め頃から持っているのに実行できないでいる。 遠方の永源寺ダム上流域・愛知川渓谷を諦めての処女湖だったのに出掛けられないのだ。 今年の初め頃から行動範囲が一段と狭くな…

電子書籍端末

午後から書棚の整理をする。 一度読んだ本のうち再読するものはごく限られているのだから、残すものと処分するものとを選別し、捨てるものは捨てるべきなのだが、何故か捨て切れずに書棚に押し込まれている。そんな書棚の有り様を見ていて、電子書籍端末が欲…

ローズマリー・サトクリフ(3)

昨日、深草キャンパスからの帰り道大垣書店で、「炎の戦士クーフリン/黄金の騎士フイン・マックール」ローズマリー・サトクリフ著 灰島かおり訳(ちくま文庫)と養老孟司の「唯脳論」(ちくま文庫)を買った。 読み終わった本を時間をおいて再読するというこ…

初冬のツユムシ

ギシギシ(羊蹄、タデ科 多年草)の上でツユムシを見付けた。 年に2回、6月頃と9月頃に発生するが、初冬に見るこのツユムシはいつ頃生まれたヤツだろうか。 11月の初めの寒い朝にも見付けたことがある。 その時も相当に冷え込んだ朝だったから、朝露の残…

リンゴドクガの繭

リンゴドクガの幼虫が蛹化の為の繭作りが完成していた。 繭作りの様子を撮るのに都合のいいようにと、ありあわせの空容器に幼虫を入れベランダの片隅に置く。 室内よりも自然な状態の方がいいのではと思ったのだ。 今朝見た時は体を少し丸めていたが特に変わ…

フユシャクの仲間

陽がかげると途端に寒くなり始めるのでPUKUさんと早めの夕方の散歩に出る。石垣の上にいる蛾を見付ける。 蛾の図鑑で丹念に調べてみるがうまく同定が出来ない。 出現期からするにフユシャク(冬尺蛾)の仲間のように思える。Webの図鑑を見ていて、ウスイロア…