2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

道路を堂々と横切っていったヤツ

路肩に車を停めた時、遠くの田圃からこちらにやって来る黒いヤツを見つける。キジだ。今年の初見なので嬉しくなり急いでEOS7Dに150-600mmをセットした。ヤツはトラクタが入ってきれいに耕された田圃の中で何かを啄みながら向かってくるのだ。 ヤツは人馴れし…

ムクドリ飛び立つ

キジを探しに行った昼下がりの田圃道、時折吹きつける突風は身震いするほど冷たかったが、風の当たらない土手下などに入ると陽射しは穏やかでホッとする暖かさだった。目的のキジを見ることは出来なかった。菜園で春撒きの準備をしている嫗に声をかけた時、…

老いのかたち(49)

新聞の書評欄で見た「言語の起源」ダニエル・L・エヴェレット著 白楊社 がとても面白そうだった。これまでだったら読みたいと思えば即Amazonに注文してきたが、残り少ない年月の後のことも考え、購入よりも図書館で借りることにしている。そんな事から図書館…

フキノトウ

早春の苦味を味わいたい、そんな思いからフキノトウを探しに裏山の放棄された段々畑へ行く。段々畑の斜面を滑り落ちないように注意しながら歩き廻った。残念ながら人の手が入っていた頃とは違い荒れ放題の畑の法面は雑草が猛々しくて、フキノトウを見つけ出…

ボトルシップ

書棚で探しものをしていて、一番上の段の本の奥でボトルシップを見つけた。 脚立を用意しなければ見られない所に何故コヤツを仕舞い込んだのだろうか。手にとって見ていていろんな事を思い出していた。 コヤツを手に入れたのは30年近くも前、東京出張の帰り…

冬の湖北が遠くなっている

湖北野鳥センター前の沖合に飛来しているコハクチョウなど冬鳥を撮りに出掛けたかったが、今冬もついに行けずじまいだ。コハクチョウたちは北へ帰ってしまった。それに雪の風景を求めて湖北へは一冬何度も訪れていたが、いつの頃からか出掛けずにいる。 今津…

野猿

野猿のファイルからピックアップして

猿が来た痕跡

秋の終わり頃から冬の間、住宅地に野猿が時折現れる。孤猿ということはめったに無く、大抵が5~6頭ほどのグループだ。若猿や子猿を交えた30頭近い大きな集団を見たことが一度だけある。食べ物がなくなった冬場に餌を求めてやって来るのだ。ヤツらが来ると時…

チュウサギの獲物とアングラー

鳥撮りというよりも湖岸を歩くことを目的にして和邇川河口の駐車スペースに車を停めた。今日は駐車している車は少なかったがその中に、遠方から来ている車がいるのを見て感心する。広島ナンバーのランドクルーザーだ。岐阜ナンバーの車もいた。 河口左岸の水…

トビの争い

読書の眼休めにと思い散歩に出た時トビのバトルを見た。 トビの争いはこれまで何度も見たことがあるが、今日のバトルはいつになく長い闘いだった。争いの原因は何だったんだろうか。 キジの争いのシーンは何度もカメラに収めているが、こちらは明らかに縄張…

群雀

昼下がりの田圃道を歩いていて、冬枯れの田圃にたくさんのスズメが舞い降りるのを見かける。久しぶりに見る群雀だ。600mm望遠でも相当に遠いのだ。飛び立ってしまわないことを念じながらゆっくりと近づく。 10数年も前だが、トンボ撮りに行った朽木村の山峡…

思い出せない鳥の名前

鳥撮りを始めてから5年近くが経っている。撮った鳥はそんなに多くの種類ではないから、名前の分からない鳥は野鳥図鑑などで名前を調べ覚えていた。覚えていたはずなのに、湖岸を歩きながら撮った鳥の中で、その名前が思い出せないヤツがいるのだ。 湖岸を歩…

海が見たい

昨夜は随分遅くまで「王たちの道」ブランド・サンダースン著(早川書房)を読んでいた所為で起き出すのが遅く、枕元のスマホの呼び出し音で目覚める。9時を過ぎるとカミサンが電話してくるのだ。カミサンが元気な頃はお昼近くまで寝ていても無干渉だったが…

はるばる遠くから来たもんだ

和邇川河口の駐車スペースに今日はいつになく車が多かった。奈良、和歌山、三重、豊田ナンバーの車の中に、おおっ!と思う遠方からのナンバーを見た。福山ナンバーだ。山陽自動車道などをぶっ飛ばして来たのだろうが、ここまで来るのに何時間くらいかかった…

老いのかたち(48)

今日は節分の日。遠い遠い記憶の中の母は節分になると、玄関先に鰯の頭を挿したヒイラギを飾り、大きな素焼きの土鍋・焙烙をかまどにかけ炒り豆を作るのを習いとしていた。妙に懐かしい子供の頃の記憶だ。こんなことを思い出していたので、スーパーに行った…