2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

スズバチの巣壊れる

春の嵐の一日、終日書斎に籠っていた。 各地は大荒れとのニュース、眼下の琵琶湖にも白波が立っているのが見える。 北からの風で白波が立っているのに4時半頃には虹も見えた。 雨が上がり風だけになったので風の吹き荒れる雑木林の中を見たくて、PUKUさんと…

南天の実

今朝は結構うるさい鳥の声がしていたので玄関に出てみると、玄関先の南天の木から赤い実が一粒残らず消えているのに気付いた。 アオキの実や庭の南天の実は冬の終わり頃には、殆どが鳥たちに啄まれてしまっていたが、この玄関先の南天の実は少しずつ減っては…

千年椿のいずみ

定期検診の折、花粉症の眼の痒みを抑える点眼薬をもらった。 花粉日和というようないい天気だが、点眼薬のお陰で痒みとショボショボ感が治まっている。 本来なら花粉症を用心しなければならないが、PUKUさんとの散歩も遠出になってしまった。 途中で藪椿の大…

フロッピーディスクと古い記憶

先日の雨降りの日の書斎の片付けの折、本箱の引き出しの奥で古ぼけた封筒に入った30枚ほどのフロッピーディスクを見つけた。 1995年からリタイアする頃までのいろんなメモ類や写真が記録されたものだ。 タイトルを見るに、プロジェクトの報告書や人事評価の…

小さな命の終り(4)

書斎の本箱の中で越冬中だったウラギンシジミが春を待たずに死んでいる。 一昨日の夜に見た時は葉っぱにしがみついてぶら下がっていたのに、下に落ちているのだ。 飼育箱の中にいたキチョウも10日程前に死んだ、残っているのは越冬中のナミアゲハのサナギだ…

ボンゴレ・ビアンコ

スーパーセンターで大粒のアサリを見つけたのでアサリのパスタが食いたくなる。 アサリ、ベーコンのブロック、トマト缶それと白ワインを買い求めた。 一夜干しのカレイも美味そうだったのでついでに買う。最初は、パスタはボンゴレ・ロッソの予定だったが、…

はねず踊り

はねず踊り(隨心院 京都・山科小野)に行って来た。 私の手には負えない難しい被写体だった。踊りは狭い舞台の上で行われ、どちらかと言えば単調な踊りだ。 これを一枚の絵として切り撮るには、相当突っ込んだアングルや光を考えていないと、ありふれた写真…

相谷熊原土偶

安土城考古博物館で開催されている講座「相谷熊原土偶の源流を探る」講師松室孝樹(滋賀県文化財保護協会)に行って来た。 相谷熊原遺跡の概要や発掘調査の結果などの話と、そこから出土した縄文時代草創期の土偶について、面白い話が聞けた。 殊に「相谷熊…

ルリタテハと春蘭

雨空の一日のお蔭で、一昨日のような酷い眼の痒みや鼻のグスグスなどの花粉症の鬱陶しさから免れている。 雨に閉じ込められた時に決まってやるのが書斎の片付けやデーター等の整理だ。バックアップの為にとってあるCDもかなりの枚数になっている。 その中の…

かすみ網

比良山系霊仙山麓の棚田道を歩いていた時、意外なものに引っ掛っているカブトムシの死骸を見た。稲掛(はさぎ)を設えるために植えられている木に、かすみ網が張り巡らされていて、それに2匹のカブトムシが絡め取られているのだ。 このかすみ網にはカブトム…

シャクガの仲間

昨日の棚田歩きの所為か花粉症が酷くなっている。 眼の痒みと鼻のグズグズが止まらないのだ、3年ほど前から春先の花粉症に悩まされているが今年は症状が酷くなっているようだ。老化と共に症状は悪化していくのだろうか。散歩の途次、ガを見つけた。 Webの図…

棚田の春

比良山麓の棚田へ虫撮りに行って来た。 ここも休耕田や放棄田が増えている。 枯れ草の道はイノシシや鹿が踏みつけたけもの道になっていて、そこだけが妙に生々しい。 けもの道は棚田の畦や法面に幾筋も付けられており、放棄田の葎の中にはイノシシが一休みし…

ツクシ畑

ツクシ畑と言うのも変だがそんな光景を住宅地の空き地で見た。 80坪ほどの空き地全面にツクシが生えているのだ。 その空き地は昨年までは長い間草刈りもせずに放置されていたから、背の高い茅とクズの葉に覆われていた。 夏場はキリギリス、クサキリ、ヤブキ…

「よだかの星」を読む

Webにある青空文庫で「よだかの星」を読みなおした。 5日程前に読み始めていた ”「よだか」はなぜ星になったのか”(木村直弘・岩手大学教授)を昨日読み終えたが、その論文のいくつもの箇所が、喉元に引っかかって飲み込めないそんな違和感を解消するために…

ひとりぽっち

カミサンが小学校時代の友達3人と2泊3日の九州旅行を計画している。 列車の手配や観光地めぐりのことを仰せつかったようで、Webを使って熱心に調べていた。 旅行用の鞄や春物のコートなどもWebで探していた、オヌシヤルナ、そんな感じなのだ。 それに私が…

タカサゴユリの芽

玄関先のアオキの下にあるタカサゴユリの一つがやっと芽を出した。 陽当りの良い南側のタカサゴユリはもう随分大きくなっている。 それに比べアオキの日陰になるこの場所では10本近く球根が植わっているが、芽を出しているのは今のところこの一本だけだ。 昨…

タラの芽

ホームべカリー(Panasonic・SD-BMS102)を使ってパンを焼き始めて1年近くなる。 自分好みのパンを焼くために粉選びから焼き方までいろんな試みを繰り返し、自分なりに美味いと思うパンを焼けるようになっているが、最近もう一つ食欲がなくなっている。 焼く…

虫撮り不発

比良颪の風は冷たいが絶好の虫撮り日和だ、蓬莱山の山麓の雑木林に出掛ける。 4時間近く雑木林や棚田を歩きまわったが虫撮りは全くの不猟だ。 春未だ遠い状態では不猟でも仕方ないよと自分に言い聞かせながら歩いていた。比良山系山麓の棚田は何処へ行っても…

「よだか」はなぜ星になったのか

Cドライブの空き容量が減ってきている所為か、デスクトップの動作が鈍くなり始めている。 Dドライブには160Gを超える空き容量があるのでパーティションの切り直しをやろうと準備に掛かり、データのバックアップをしていて、思いもかけぬ意外なファイルを見つ…

ナラ枯れの里山

6時過ぎに目を覚ました時窓の外はうっすらと雪が積もっていた。 昨日の呆けていた時間を取り戻すつもりで裏山へカメラを持ち込むことにした。 里山の雪景色と思っていたのだが薄雪では切り撮るのに苦労する。 この裏山に入らなくなって随分時間が経過してい…

無為の一日

花粉症の始まりか昼間は何もヤル気が起きず呆けていた。 本も読まず、TVも見ず、PCもoffったままだ。 Cooking担当の日だった。3品ほど考えていたが夕食は手抜き料理になる。夕食後は録画しておいた中井精也さんの「にっぽん鉄道写真の旅・希望三陸篇」を見…

茅葺屋根のドロバチの巣

安土城考古博物館で開催されている講座”「近江の縄文時代」・漕ぐ、獲る、運ぶー革新を起こした縄文舟の考古学”講師 瀬口真司(滋賀県文化財保護協会)に行って来た。”縄文人の「工夫」と丸木舟の「役割」を探る”をテーマにして、瀬口真司さんが話されるとい…

キチョウの死

飼育箱の中でウラギンシジミとキチョウが越冬中だ。 その内のキチョウが昼前に見た時、止まり木にしていた小枝から落ちて死んでいた。 2日前に見た時はちゃんと小枝にぶらさがっていたのに。 後半月もすれば越冬から目を覚まし飛び立つだろうと楽しみにして…

ツクシ

いつもの散歩の道すがらツクシが顔を出しているのを見つけた。 今日はじめて気が付いたが3〜4日前から顔を出していたようだ。 ツクシといえば決まって思い出すことがある。 草津の琵琶湖岸で虫撮りをしていた時、ちょっとしたきっかけで親娘連れにサンドイ…

柚子の剪定

午後から庭の柚子の剪定をした。 Webで剪定の仕方を調べてみるに、簡単な説明から相当にこだわりのある剪定の仕方まで、いろんな事例が出てくるが、素人向きの簡単なやり方で剪定をする。秋に伸びた枝、内向き枝、枯れ枝などを切取り樹間に光が入るようにす…

ドロバチの仲間と竹筒トラップ

4月上旬並の陽気だ、沈丁花の蕾も大きくなり始めている。 好天に恵まれるのも明日くらいまでで週末にはまた寒気がやって来るという。 沈丁花の花が開くまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。 雑木林に潜り込ん時、篠竹が刈り倒されているのを見つけ、ふとド…

フキノトウ

雨降りの一日、書斎に閉じこもっていたがなんとも暗鬱だった。 春先の雨は決して嫌いではないが、今日のように雨雲が厚く垂れこめた暗い雨降りは好きになれない。どこか気分が滅入ってしまう。京都新聞夕刊の一面に「雨の啓蟄」という見出しでフキノトウの写…

荒廃する棚田(2)

棚田に休耕田が増えそれがいつしか放棄田に変わってしまうには、いろんな理由があることだろう。 耕作者が老齢化してしまった、後継者がいない、経済的に割りに合わなくなった、兼業農家ではやっていけなくなった、幾つもの理由が折り重なっていることだろう…

荒廃する棚田

比良連山の南の端霊仙山の山麓にある栗原の集落は、比良山系山麓の在所の中でも非常に旧い集落の一つに数えられるという。 喜撰川の上流部の両側に広がる棚田は、石積みの土手を持つていたりと見事なものだ。 しかしここにも休耕田や放棄田が増えており、寒…

サルノコシカケ

近くにある小さな公園の桜の木にキノコが生えているのを見っけた。 サルノコシカケの仲間のコフキサルノコシカケのようにも見える。 この桜の木は住宅地ができた時に植栽された木だから、五〇年近くにもなる老木だ。 キノコが生えてくるように樹勢も衰え始め…