2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

キジを追いかけて(2)

田起こしや代掻きのトラクターがあちこちに見られる、田植の準備が今真っ盛りなのだ。 水の張られた田圃が増えている、そんなことから耕作放棄田が島のようになり始めた。 耕作放棄された田が水田の中に点在しているお陰で、ここは絶好の鳥撮りの場所になっ…

キリギリスの幼体

耕作放棄されている段々畑で随分久しぶりに人がいるのを見た。 山椒の若芽を採取していた、腰に縛り付けたカゴにかなりの量が見られる。 山椒の実だったらそれなりに利用方法も思いつくが若芽なのだ、どんな利用をするのだろうか。 荒れた畑やその斜面などで…

クビボソジョウカイ

昨日訪ねていったソラマメヒゲナガアブラムシのコロニーへ行く。 目的のテントウムシは見掛けなかったがクビボソジョウカイを見る。 クビボソジョウカイの食性はその仲間のジョウカイボンと同様に肉食だ、ソラマメヒゲナガアブラムシを捕食するシーンが見ら…

寄生蜂の仲間だろうか

先日ナミテントウ(二紋型)の交尾体を撮ったカラスノエンドウの生茂る斜面とその上の畑は、見事に刈り払われ綺麗に清掃されていた。 何とも寂しくなる。 このカラスノエンドウの葎ではソラマメヒゲナガアブラムシのコロニーが見られた。 そんなことからもア…

サルトリイバラの花

雑木林の斜面でサルトリイバラの花を見る。 若葉も大きくなり始めている。 瑞々しい若葉を熱湯で湯通しし細切りにして梅肉を軽くまぶす、ふとそんな一品を考えていた。 サルトリイバラの大きな葉っぱには、母と結びつく小さい頃の思い出がある。 端午の節句…

荒れた畑

虫撮りのフィールドにしている小さな谷間の一番下の畑は、今年も耕されず放棄されている。 一昨年までのこの時季には、トマトやナスの苗が植えられ、ジャガイモの新芽も顔をだしていた、そら豆の花やえんどう豆の花も見られた、ネギ坊主も見られた。 家庭菜…

ホソミオツネントンボとナミテントウ

いつものフィールド段々畑の南斜面でホソミオツネントンボとナミテントウを撮る。 柿畑の中のカラスノエンドウの葎でテントウムシを探していて、偶然にも柿の木の枝に止っているイトトンボを眼にしたのだ。 越冬あけのイトトンボだ、間合いを詰めた時に翔び…

コサギ

素晴らしい天気だったので鳥撮り用の長いヤツを持ち湖岸へ行く。 小さな川の洗堰横に設けられた魚道を覗き込んでいるコサギを見付け、そっと近づく。 今の時期ウグイなどの遡上が見られることもあるから、コサギの獲物取りが撮れるかもしれないと思い土手に…

ベニカミキリとヨツボシクサカゲロウ

テントウムシ探しの段々畑の草叢で、ベニカミキリとヨツボシクサカゲロウを撮る。 ベニカミキリを撮ったのは何年ぶりだろうか、随分久しぶりだ。 キャノンのEOS・D30を使っていた頃のように思うから14・5年も前だ。 随分久しぶりだったから見つけた時はベニ…

ナナホシテントウとクロハネシロヒゲナガ

段々畑の草叢を歩き廻っていてナナホシテントウを見付けた。 3月の下旬頃から草叢に入る時には相当に念を入れて探していたが、見つけ出せずにいたヤツをやっと見つけたのだ、テントウムシ一匹なのに何とも言えずホッとしていた。 カラスノエンドウの草叢で…

都のスズメ

京都市美術館別館で開催中の「漢字三千年展」を観に行く。 会場でかなり長い時間いた所為か美術館を出て間なしに左腰に酷い痛みを覚える。 よたよたとしか歩けないのだ、美術館前の通路の縁石に腰を下ろし痛みの和らぐのを待つ。 座り込んでいて10mほど先の…

クサグモの獲物

今日もテントウムシ探しに出掛けたが全くその姿を見ずだった。 四月も半ばを過ぎようとしているのにその姿を見掛けないとは、鳥撮りの視線から虫撮り眼に変えているはずなのに、余程探し方が悪いのだろうか。テントウムシ撮りは不発だったが、クサグモがガガ…

小さな小さなハナアブの仲間

ITOUさんの菜園の高菜の花も終末期に入った、3月の半ば頃この花を頂いておひたしにした記憶がある、このことからしても花の時期はずいぶん長いのだ。 菜園では春蒔きの作業が始まっている。 この高菜の花が春蒔きの準備で刈り払われる前にと思い、虫探しに…

シロツメクサ

テントウムシを探しに入った空き地でシロツメクサを見る。 この空き地は3年程前までは年に2回きちんと草刈りが行われていたから、シロツメクサ、アカツメクサ、ヘビイチゴ、コスミレなどのすみれの仲間、ネジバナ、ホトケノザなどが見られた。しかし草刈り…

キジを追いかけて

GSで洗車を頼んだ後いつものフィールドへ行く。 農業用水路の向の遠い田圃でトビの低空飛行に驚いたのかケリが2羽翔び立つのを見る。 そのケリが舞い降りた場所を目指して歩いていてキジを目撃する、鮮やかな翅のオスだ。 ゆっくりと間合いを詰めながら近寄…

老いのかたち(34)

旧い知人のSさんから近況伺いとお誘いの手紙を貰った。 昔からの知人とのやりとりも現在ではほとんどすべてがEメールになっているが、Sさんからのものは決まって手書きのしかも墨書のものなのだ。 彼女は情報システム関連の仕事やインストラクターを長い間し…

雨の日に

花散らしの細雨が終日降り続いている。 雨の日の日課の読書にと、昨日Amazonから届いた「ラウィーニア」ル=グウィン著 谷垣暁美・訳 河出書房新社を取り出す。 これまでは電子書籍で、ル=グウィンの「ゲド戦記」・影との戦い、こわれた腕環、さいはての島…

ツチイナゴ

我が家の周辺でもサクラが満開、桜の花を啄みに来るメジロやヒヨドリなどを探しに行きたいのだが、昨日うっかりマスクをしないで虫撮りに行った所為か花粉症が酷くなっているのだ。 眼はショボショボの涙目それ以上に重症なのが鼻詰まり、お陰で昨夜は眠れず…

雨上がりの草叢で

風が少し強かったので虫撮りには不向きかなと思いながらもいつものフィールドへ行く。 出掛けてきてよかった、雨上がりの草叢でいろんな虫たちに出会えたのだ。見掛けたのは、キアゲハ、キチョウ、ベニシジミ、ツチイナゴ、アメリカシロヒトリ、アカクビボソ…

老いのかたち(33)

スーパーの野菜売り場でタラの芽が並んでいるのを見掛け、タラの芽が芽吹く頃にタラの木にやって来るヒメシロコブゾウムシのことを思い出した。 こんなこともあって買い物から帰った後、ITOUさんの菜園へ行く。 菜園の斜面にある10本ほどのタラの木の芽吹き…

空蝉

階段の上に伸びる木蔦が新芽を膨らませ始め、若葉も見られるよになっている。 若葉が増え始めると世代交代のように古い葉が一斉に落ち出す。 こうなると階段も階段下の道路際にも、時に驚く程の落ち葉の山になるのだ。 そんな落ち葉の時季が始まった今朝、階…

ハナバチの仲間だろうか

小さな谷間の向の段々畑で黄色い花の一畝を見付け近づく、水菜の花の一畝だった。 奥の方の花にハチがいるのを見付け、100mmマクロを花の間に差し込む。 ハナバチの仲間だろうか。 同定する為に以前だったらWebの図鑑などで丁寧に調べていたが、最近はその根…

セグロセキレイとハクセキレイとアオサギ

小さな漁港に車を停めて湖岸を2時間ほど歩いたがめぼしい収穫はなかった。 見掛けたのは、ユリカモメの小集団、オオバン、カルガモ、カンムリカイツブリ一羽、アオサギ、セグロセキレイとハクセキレイ、漁港の防波堤にいたアオサギ、姫路ナンバーと奈良ナン…

つくしの群落とスイセンにいた小さな虫

孫娘の愛犬PUKUさんが元気だった頃はほぼ毎日朝夕の散歩に連れだって出掛けていた。 お陰で道すがらの季節のさまざまな移ろいが楽しめたが、PUKUさんの脚の具合が悪くなり一緒に出掛けられずになって2年、最近ではちょっとした季節の変化に鈍感になっている…