2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ドロバチの幼虫

散歩の途次、コンクリート製の電柱の穴にドロバチが産室を作っているのを見つけたのは、昨年の秋半ばだった。 今日その産室の最初の土壁を壊してみた。 産室の壁は赤土とその内側に弾力性のある黒っぽいゴム状の物質で出来ていた。 そして幼虫が一匹いた。 …

イラガの繭(3)

今津町深清水の柿畑へ行って来た。 近江舞子付近では殆ど雪を見なかったが新旭を過ぎ今津町に入るころから田圃は一面の雪景色に変わった。 深清水の柿畑の雪は昨夜からのマイナス気温の所為か、硬く締まった雪だったので、柿畑を歩き廻るには良い条件だった…

衝動買い

昨日映画を見ての帰りにふらりと立ち寄った本屋さんで衝動買いをやってしまった。 「生物と無生物のあいだ」福岡伸一著(講談社現代新書)は「動的平衡2」を読み終えた余波で、 「海野和男の昆虫撮影テクニック」は30年近く前に読んだ海野さんの「昆虫写…

映画を観る

映画「日本列島・いきものたちの物語」を観に京都まで出掛けた。 久しぶりに映画を観るのだ、しかも好きな動物に関するものだ、ワクワクしている。映画館での大スクリーンの映像と音響の素晴らしさに興奮気味に、知床のヒグマの親子、下北半島のニホンザル親…

滅びゆくもの達

撮影ファイルの一つに「滅びゆくもの達」と名付けたものがある。 虫撮りのフィールドで見かける廃屋など構造物の壊れたものが対象だ。 一時は虫撮りよりもこの方に夢中になっていたことがあった。昨日も「滅びゆくもの達」をみた。 3年前の2月の棚田で見た…

イラガの繭(2)

昨夜昆虫写真家新開孝さんのブログでイラガの繭と寄生蜂イラガセイボウの記事を拝見してから イラガセイボウの羽化を見てみたい、そんな思いが今朝は一層強くなっていた。 午後からイラガの繭が在りそうな心当たりの場所へ出掛ける。川沿いの少し高台になっ…

イラガの繭

ハクモクレンの冬芽が膨らみ始めている。 春が近づいていることを知らせるモクレンの冬芽やネコヤナギの白いふわふわの花芽を見ると、私にとつての虫撮りの季節が始まるといつもワクワクしている。ハクモクレンの大きな木が植栽されているお宅(別荘)の石垣…

捜し物

虫撮りに行く時のレンズは、マクロ100mm 12-24mm広角、70-300mm望遠だ。 時にはこれが50mmマクロになったり180mmマクロになったり、15mm魚眼+1.5テレコンなったりするが、マクロ100mmと12-24mm広角の2本は必携レンズだ。昼前、先日カワセミの飛ぶのを見た…

カマキリの卵嚢

散歩の道すがらにあるSさんの庭の生垣でオオカマキリの卵嚢を見っけた。 孵化が見たさに持ち帰る。 玄関の下駄箱の上に置いておいたカマキリの卵嚢を見つけたカミサンは、やれやれ又ですかという感じでこちらを見ている。確かに睨まれても仕方ないのは、既に…

老樹無惨

風車村の近くの湖畔にあるあの有名な楊樹を見に早起きして出掛けた。 雪の湖岸で雪を纏った姿を撮りたい、そんな思いを持ち続けているが果たせずにいるのだ。 本当は先日の大雪の朝に出掛けるつもりだったのに、一日延ばしを続け今朝になってしまった。 2・…

自作自給能力

太陽が輝く雪晴の青空は何とも言えず素晴らしい。 午後から陽当りのいい南側の部屋に、ノートPCや書見台や電子辞書など一式を持ち込んで作業をしていたが、ぽかぽか陽気に誘われるように居眠りしてしまっていた。 最近は午睡することもなかったのにガラス…

雪降り止まず

ひねもす雪が舞っている。 昨夜半からの降り止まぬ雪でも30センチほどの積雪しかないが、これがもし日本海側のような背丈を超える雪の量だったらと、想像するだけで身震する。 書斎の窓からは舞落ちて来る雪に隠れて眼下の琵琶湖は見えない。降りつのる雪を…

セイヨウタンポポ交雑種とカマドウマ

今日は終日冷たい北西の風が吹いていた。時折雪の比良連山から吹き降ろしてくる突風は肌を刺す寒風だ。 散歩の道ではダウンジャケットの衿を立てていたがそれでも頬が痛いほどだった。 風花が舞ったり、みぞれ混じりになったり、大粒の湿雪だったりと、雪は…

読書ノート(3)

「動的平衡2」(福岡伸一著・木楽舎)をやっと読み終えた。 読んだと言うよりもひととおり眼を通したという方が正しいような読み方だった。 理解できなかったところが大半なのだ。 それにもかかわらず面白いと思っている、それは少し時間を置いてから再読し…

盆梅展と写真展

盆梅展(旧竹林院)と同じ会場で開催されている写真展に行って来た。 展示されている盆梅の大半の樹は未だ蕾が硬く、一週間ほど早い訪れだった。 見事な古木が何鉢かあったから花をつければ見応えがあるだろうと思っていた。 盆梅展の後、風景写真3人展「自…

老いのかたち(4)

雨が上がり薄日が射し始めたのを幸いに眼デジを持って散歩に出る。 目的は川向こうの農家の垣根に大きな蝋梅があったことを思い出したのだ。 訪ねて行ったが、その蝋梅の花の盛りはとっくに過ぎておりレンズを向ける気にはなれなかった。川沿いの農道を歩い…

湖北へ

昨日の写真展出品作品選びで写真仲間達はそれぞれ選び出しを終え、プロラボへのプリント依頼の準備にかかっているが、私は未だ選び出した候補の中からどれにしようかと迷っている。 昨年も同じような状態だったし、今年も決定するのを先延ばしにしているのだ…

作品選び

今日は5月に計画している写真展の出陳作品を選び出す最終日だった。 6名の仲間たちはそれぞれの自信作を持ち寄っているが、私はいつもこの日が苦痛なのだ。 現像したりプリントしている時はそれなりに良く撮れているなと思っているのだが、作品選びの日が…

撮り鉄

プリンターのインクを買いに行った帰り道、冬枯れの田圃の土手に三脚を立てている人を見た。 立ち位置から見て、雪の比良連山を背景に電車を撮る「撮り鉄」さんのようだ。 時々湖西線沿いで電車を撮っているカメラマンを見かけるが、電車を待つその辛抱強さ…

比良連山

比良連山は南から霊仙山、権現山、蓬莱山、比良岳、比良山、堂満岳、釈迦岳と連なっている。 最高峰の武奈岳は奥まった位置にあるため湖西の浜からは見ることができない。北風の強い晴れた早朝などは比良連山の白嶺が朝日に輝いて、素晴らしい山並みを見せて…

読書ノート(2)

ローズマリ・サトクリフの「第九軍団のワシ」を読み終えた後、「銀の枝」「ともしびをかかげて」の2冊を一気に読み終えた。お蔭で午前3時過ぎの就寝が4晩ほど続いていた。 こんな本の読み方をしたのは随分久しぶりのことだ。書棚から取り出しておいたサト…

冬の虫探し

夕方の散歩の途次通りすがりの人に挨拶の声をかけられてびっくりした。 道すがらの生垣の中をのぞき込みながら歩いていたのだ。 いつもの癖でつい虫探しをやっている。 10日程前にもウラギンシジミを見つけて生垣の中に手を突っ込んでいる時、学校帰りの小…

時の移ろい(3)

寒さの和らいだ陽気だったのでPUKUさんと長い散歩に出る。 久しぶりに足を伸ばした隣の住宅団地は随分と様変わりしていた。 空き地だった所に家が建っていたり空き家が取り壊されて更地になっていたりだ。 4年程前の7月の終わりにアブラゼミの羽化を撮った…

シラスウナギ漁

今日の夕刊に「ウナギ稚魚不漁で高騰」という記事が出ていた。 今年は極度の不漁のようだ。推定漁獲量は09年が24.7トンだったものが11年は9.5トン、今年はこれを下回りそうだとのこと。 このため、稚魚(シラスウナギ)の取引価格は、04年度に全国平均でキロ…

飛べない昆虫

4日前ほど前の新聞で「飛べない昆虫 種を増やす」という記事を見た。 それ以来この記事を何度も読みなおしている、なにか引っ掛かるのだ。日本全国に生息し「飛ぶ」「飛べない」の両タイプがいる甲虫のヒラタシデムシの遺伝子を調べた結果、「飛べない」種…

音読

プリントアウトしておいた「方丈記」原文を読み始める。 何故か自分でもよくわからないが、声を出して読むことにした。 じっくり読むのには、もう何十年間もやったことのない音読がいいように思えたのだ。 それに脳の活性化とボケ防止には声を出して読むこと…

ロケハン

「無量寿経」講読・5の後期講座が本日で終講だ。 講座の終わった後ロケハンを兼ねて下鴨神社の節分祭に行く。 到着が遅れた所為で追儺弓神事を見ることが出来ずだ。 大勢の人に混じって福豆を取る気もせず本殿前を離れ、境内を散策する。”鴨長明「方丈記」…

読書の楽しみ

「第九軍団のワシ」をやっと読み終えた。 物語をイメージ化したりより深く読み込もうとすると、引っ掛かる言葉を調べる必要があり、それらに多くの時間を取られるから読むスピードはどうしても遅くなる。今回の調べ物の中で読み取るのに時間がかかったのは、…

ビワの花

比良颪が吹き抜ける小さな谷間の畑にビワの花が咲いているのを見つけた。 ビワの花期は11月から2月初めくらいまでだというから、最後の花かもしれない。 リンゴや桃などの華やかさを感じさせる花と違って白い地味な花だが、寒空に咲いているだけにどこか…