2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのかたち(9)

旧い知人Kから暑中見舞いを頂いた。 今も絵筆を握っている事が記されており、添えられた絵を見ながら今もって感性の若さを失っていないのに驚きを感じていた。 彼もそう遠くない年月に傘寿を迎える筈だが創作意欲を今なお維持しているのだ。 それに比べ暑さ…

老いのかたち(8)

今年の夏は昨年に比べ遠出しての虫撮りの回数が極端に減っている。 ハスの花に来るミツバチやトンボを探しに烏丸半島のハスの群生地へ行かなければと、この2・3日思いながらも出掛けられずにいるのだ。 こんな状態が夏に入ると共にずっと続いていて、躰が思い…

フタスジスズバチの落し物

ヴェランダの竹筒トラップで巣作りをしているフタスジスズバチのことが気になっているので、午前中3度程見にゆくが昨日のままで全く変化はなかった。 午後一番に見に出た時フタスジスズバチがやって来たと思える証拠を見付ける。 何かの幼虫が一匹竹筒トラ…

竹筒トラップ

オオフタオビドロバチやフタスジスズバチなどの巣作りの様子が見たくて、竹筒トラップを家の周囲 4ヶ所に設置している。 その内の一つ、ヴェランダに置いてある竹筒にフタスジスズバチが来ているのを見かける。 これまで気が付かなかったが竹筒トラップ3本…

ササグモの幼体とベッコウハゴロモ

庭のオニユリの葉裏で卵嚢を守っているササグモを見付けたのが7月15日、同じササグモが獲物を捕まえているのを見たのが17日だった。 今朝はその葉の上でササグモの孵化を見る。 孵化してからかなりの時間が経っているのだろうか、よく見ると近くの柚子の葉…

山鉾巡行

四条通を歩いていてある人形屋さんのショーウィンドウで祇園祭の山鉾のミニチュアが飾られているのを眼にした。 祇園祭の宵宮や山鉾巡行を撮って見たいという思いは随分昔から持っているのだが、未だ果たせずにいる。 それというのも、大勢の人混みに入って…

「アカトンボ」調査レポート

大津市環境部環境政策課から ”「アカトンボ」調査結果報告書”を送付頂いた。 身近な環境市民調査事業ということで、昨年7月15日〜11月30日の期間で実施され調査結果だ。 大津市各地におけるアカトンボ類の生息状況(概況)がメッシュ分布地図などを用いて分…

アリは力持ち

今日の京都新聞の朝刊に「アリは自らの700倍近い重さを引っ張る強力者」という記事が出ていた。 アリのフェロモン研究の第一人者である山岡亮平京都工芸繊維大名誉教授らが、クロヤマアリを使っての実験で分かったとのことだ。この実験の様子を昆虫写真家の…

旅に出たい

炎暑の日々が続いていることもあってここのところ虫撮りに出かけようという意欲がうすれている。 朝夕の散歩に出ることも数少なくなり、小さな庭に来る虫達を撮るのが精一杯という状態だ。 終日冷房の効いた書斎に閉じこもっているが、読書にも身が入らず呆…

卵嚢を守るササグモ

庭には5本程のオニユリが植わっており、その内の1株が咲き始めた。 このオニユリの葉裏にササグモが卵嚢を造っているのを見付けたのは3日前。 午後2時過ぎの雷鳴を伴った豪雨の後ササグモの様子を見にゆく。いつもだったら近づいたりすると身を隠したり隣…

シラヒゲハエトリの獲物

庭のノウゼンカズラは花の絶頂期を迎えており、落花する花も結構多くなっている。 昨年は花の盛りにはキアゲハやカラスアゲハの訪れが、毎日のようにあったのに今年は未だ見ない。 これも猛暑の所為だろうか。 猛暑の所為といえば、門扉の近くのオオズアリの…

夜のオオズアリ

門扉の近くのブロック塀の隙間でオオズアリが巣作りを始めているのを見付けたのは、昨日の朝掃き掃除をしている時だった。 数匹のアリが砂粒を口に咥えて運び出しているのだ。 アリの体よりも大きな砂粒も沢山運び出している、凄い力持ちと言わざるを得ない…

アオバハゴロモの幼虫

昨日に続いて早朝の散歩に出る。お隣のブロック塀の上で、桜の古木などでよく見かける白い苔のようなものが動いているのを見つける。結構速い動きなのだ。 白い苔に茶色っぽい木の皮も混じっているように見えるところから、変わったミノムシの幼体だろうかと…

壊されたフタモンアシナガバチの巣

今朝は久しぶりに早起きしてフタモンアシナガバチの巣の様子を見にゆく。 昨日の町内一斉草刈りでフタモンアシナガバチの巣の在る草叢が刈り払われていないか気になっていたのだ。 草叢は刈り払われずに残っていたのでやれやれという思いだったが、草叢を覗…

コガタスズメバチの初期巣

今日は町内会の一斉草刈りの日だ、自治会館廻りの草刈りに参加する。 参加しているものの僅かな作業に息切れする状態で役立たずの有様だった。 一休みしている時、草刈機を操っている I さんから声が掛かり、コガタスズメバチの巣を貰う。コガタスズメバチの…

シメジの仲間とニセショウロ

龍谷大瀬田キャンパスへ来る楽しみの一つに、構内周辺の雑木林に潜り込むことがある。 雑木林には人の手が入っていることもあり昔の里山の面影を十分に残している。 構内にも小山一つ分ほどの雑木林が残されていて、私には虫探しの格好の場所になっている。…

稚鮎とり

午前6時過ぎ書斎のカーテンを開けた時、稚鮎とりの漁船を見かける。 船の先端部分に稚鮎をすくい取るための網を付けた漁船が湖上で大きく弧を描いている。 どれくらいの漁獲量があるのだろうか。 昨年から鮎の数が少なくなると予想されてはいたが、予想以上…

オオチャバネセセリ

午後から天気が崩れるという予報だったので10時前ITOU昆虫園に行く。 昨日は見かけなかったオオチャバネセセリが2頭、ランタナの花にいた。 6月頃から出現するオオチャバネセセリ(チョウ目 セセリチョウ科)は、これから秋にかけて個体数を増やしていくが、…

カボチャの花とアミメアリ

午後からITOU昆虫園に行く。 ITOUさんの菜園をいつの頃からかITOU昆虫園と称して、虫撮りのフィールドにしているのだ。カボチャの花に沢山のアミメアリが来ているのを見付ける。 カボチャの花の蜜や花粉を目的にやって来ているのだろうか。 クロアリなどが単…

コガネムシの仲間

虫撮りを始めてからかなりの歳月が過ぎているが、虫にぶつかられたことはない。 雑木林に潜り込んでいた時オオスズメバチがぶつかるように飛来してきて慌てたことは何度か経験しているが、それ以外はない。 それが今朝、新聞を取りに出た玄関先で虫が額にぶ…

アリとキリギリス

昨夜は遅くまで「八千頌般若経」・梶山雄一訳 を読んでいたのに五時前に目が覚める。 いつもだったらもう一眠りするところだが、朝の爽やかさに釣られて起きだした。気まぐれな早朝の起き出し、これが良かったのだろう「イソップ物語」の一話を思い浮かべる…