2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧
夕方の散歩の折、住宅地にある空き地の一つでつくしの群落を見付けた。 空き地の斜面は見事なほどのつくし畑になっている。 そこは石の階段を上らなければならない場所、散歩の犬が入り込むことがまずない所だ。 採取すれば安心して食べられるのだ。 一週間…
あちこちのお宅でミモザの花が咲き誇っている。 住宅地では大小とり混ぜて10数本のミモザが見られる。 その中でも群をぬいて大きなミモザがHさん宅の庭にあった。 2階の窓際に届きそうな背丈と庭の半分も覆いそうな枝ぶりだった。 この大きさが原因で2年前の…
雑木林へシュンランを探しに出掛け、思いがけない光景を眼にした。 雑木林に通じる道や雑木林の斜面、そして近くの竹薮のいたる所が猪に掘り返されているのだ。 もう随分昔から比良連山山麓の雑木林や竹薮に潜り込んでいるが、これほど酷く荒らされているの…
小さな谷間の畑の急道を登り畑の上に顔を出した時、春のニオイの一つヒサカキの臭いを嗅ぐ。 ニオイの元はかなり離れているが風に送られ漂って来ているのだ。 このニオイは悪臭の部類に属するから、この臭いが好きだと言う人はあまりいないだろう。 都市ガス…
午前5時半頃、書斎の窓からうっすらと雪が積もっているのを見る。 8時過ぎに起き出した時には淡雪は消えてしまっていた。ぶらぶらあるけば淡雪ところどころ 石から草の葉の淡雪 山頭火振り返ってみれば今年は雪の湖北へ一度も出掛けていない。 昨年の秋、琵…
ガラス窓越しに射し込む陽光が暖かい。 ポカポカ陽気の中で「沙門ブッダの成立」を読みながらうつらうつらしていると、「PUKUさんの散歩お願いします」との電話が孫娘からあった旨カミサンが伝えに来る。 眠気覚ましと日頃の運動不足解消をと思い散歩に出掛…
小学生時代の同級生Sと担任だったK先生から、突然の電話を頂く。 何かの席でSとK先生が同席し、昔話が弾んだ折私のことを思い出して電話を呉れたとのこと。 Sは旧姓でフルネームを名乗ってくれたが、彼女のことが全く思い出せないのだ。 担任だったというK先…
図書館からの帰り道、Iさん宅の生け垣に沈丁花が花開いているの見付けた。 花粉症の所為で眼も鼻もぐしゃぐしゃになる憂鬱な日々が暫くの間続いていたが、ここのところ軽症ですんでいる。 なもさんとにおい寄こすや沈丁花 そんなことを口ずさみながらコンデ…
雑木林の入り口でシャクガの仲間を見付ける。 翅の色や紋様からホソウスバフユシャクのように思われるが同定はできない。
比良連山の南の端霊仙山から権現山、蓬莱山、打見山、比良岳、堂満岳、釈迦岳と連なる山裾には、1980年代後半から90年代初頭のバブル景気の頃に開発され、景気の後退とともに放置された宅地・別荘地が幾つもある。 そんな放置された別荘地の一つに山水が流れ…
本日の京都新聞夕刊の一面に「季節の移ろい五感で認定」という署名記事が掲載されていた。 三日ほど呆け暮らしが続いている老爺には目覚まし代わりになる記事だった。 気象台の業務の一つに「生物季節観測」と呼ばれる業務があることは承知していたが、京都…
二月の終わり頃から公開講座の案内をあちこちから頂いているが、今年度前期の講座はこれまでと違って面白いと感じさせられる講座がほとんど無いのだ。 それに聴講を楽しみにしていた先生方のお名前が何人か、今回の講座案内から消えているのだ。 あちこちの…
お昼をご馳走してくれるということだったので、雨の中、建仁寺近くの八坂通まで出掛ける。 年々歳々味覚が劣化しているのではと思うことがしばしばなのだが、今日は久しぶりに、季節の素材を使って出してくれる懐石を一品一品堪能することができた。 雨の中…
虫撮りに行くつもりでアラームをセットするも役立たずだった。 つくしが闌けてしまわないうちにつくしとナナホシテントウの組み合わせを探してみたい、これが目的だったのだが、あまりの眠さに起き出せなかった。 棚田の土手や草叢を探して探して、歩き廻る…
啓蟄の日にふさわしくポカポカ陽気だ。 啓蟄の日と言うことで、二月の初めに届けられた旧い知人Mさんのメールを思い出していた。 それには「昔は立春が一年の始まりと言ったが、虫撮りの貴兄は啓蟄の日が一年の始まりですかね」と書き込まれていたのだ。 Mさ…
運動不足解消にと早めの夕方の散歩に出た時、黒い毛並みの犬を連れたTさんに出逢う。 90歳も半ばを越えたお歳のTさんなのだが、驚くほど矍鑠としておられる。 お変わりありませんか、今日はお一人でなくお供がいるのですね、話しかける。 耳の遠い者同士の会…
「春に3日の晴れ間なし」こんな諺があるようにいい天気は続かないものだ。 つくし採りや鴨肉を求めて奥琵琶湖方面へ、ついでに虫探しもと考えているが、明日は雨の予報。 2・3年前だったら雨もまた良しと出掛けただろうが、条件が少し悪くなると老爺は出そび…
終日冷たい雨が降り止まず、時に強風が吹き荒れる。 書斎に閉じこもったまま一日中呆け暮らしをしていた。 雨の日は積ん読状態になっているヤツを片付けなければならないのだが、手に取ることもなかった。 呆けていながら、あれが喰いたい、これを造ってみよ…