2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ニラの花とキボシトックリバチ

暑さに負けて夏の間遠ざかっていた小さな谷間の畑へ行く。 初夏の頃は老夫婦が畑の斜面の草刈りや畝の拵えに精を出し綺麗に仕上げていたのに、眼の前の畑は一夏人の手が入らなかったのだろう雑草に覆われている。 三度豆の棚は倒れ、トマトの枝は枯れかけて…

アゲハの飛翔

ITOUさんの菜園ではタラの木が花盛りだ、今日はアゲハが2頭来ていた。 小半時アゲハの飛翔体撮りに夢中になっていた。 黒い大きなヤツも見る、後翅の白い紋、後翅の赤斑列、モンキアゲハだ。 欲しかったがタラの花に来ることもなく高速で菜園を横切って行っ…

ケブカハチモドキハナアブだろうか

雨の来る前にと思い9時過ぎITOU昆虫園へ行く。 ITOUさんの菜園を勝手にITOU昆虫園と名づけてここへ来るようになってから久しい。 ここは行動半径が随分と狭くなっている老躯には身近な格好の虫撮り場所なのだ。 今日は出かけて行っておっ!となった。 アゲ…

イチモンジセセリの求愛行動を見る

雨上がりの草叢、ズボンの裾の濡れるのもお構い無しで歩き廻る。 背の高いカヤの葎の中でキリギリスを探すのが目的だったが叶わずだった。 カヤの葎の近くでイチモンジセセリの求愛行動を見掛け追いかける。 オスは執拗にメスの後を追いかけ何度もアタックし…

アゲハの貌

早朝の玄関先、タカサゴユリの種鞘にアゲハがいた。 夜半の雨に濡れながらここにいたのだろうか。 壁際だったので後ろへ廻り込むことが出来ない、至近距離でポートレートを狙う。 台風10号の影響だろうか暑さが随分和らいでいてしのぎやすい、虫探しにITOU昆…

ジョロウグモの獲物(2)

ジョロウグモの巣網は大抵が人の背丈かそれ以上の所に作られている、時にはえっ!と思うほどの高みに掛けられており見上げることもあった。 そんな巣網なのに、庭の柚子の木とフエンスの間に作られた巣は、膝より下、地上スレスレに設けられているのだ。 こ…

写真展を観に

写真展の案内状を頂戴していたのでカミサンと観に行く。 第14回 日本風景写真協会滋賀支部作品展 会場:草津市立図書館。 それぞれの自慢の作品の出陳だろう、会場には66点の作品が並んでいた。 写真展や美術展での鑑賞時のいつもの習慣、お気に入りを5作品…

トゲナナフシ

朝早く階段横のツタの這う石垣でトゲナナフシを見付ける。 見ていると超スローで石垣を登っているのだ。 ナナフシの仲間はこれまで何度も見ているが動いているのを見たのはこれが初めてだった。 野外のトゲナナフシは全てがメスだという。 単為生殖で子孫を…

イチジクの木で

昨日ITOUさんが初採りのお裾分けといってイチジクの実をわざわざ届けてくれた。 なんとも懐かしい甘み、空腹を抱えていた少年時代のイチジクの味を思い出していた。 そんなこともあって昼前ITOUさんの菜園へ行く。 肌を突き刺すような陽射しの下チョウたちの…

ノウゼンカズラの花

玄関先の10株ほどのタカサゴユリも花の季節が終り近くなっている。 このタカサゴユリでは過去にナツアカネが休んでいたりムシヒキアブが来た。 3年ほど前の夏の夜にはトカゲが来たことがあった、そんな1ショットを撮ったこともある。 しかし今夏は虫の訪れ…

ジョロウグモの獲物

早朝は昨夜行われた夏まつり会場の撤収作業に出掛ける。 束ねたテントの支柱などを倉庫に運びこむ力仕事は、2・3年前に比べ相当に負担になっている。 僅かばかりの手伝いだが汗びっしょりになる、こんな自治会活動も今回で終わりだろう。小さな公園の一角でジ…

ヒメジャノメ

自治会の夏まつりの日だ。 午前7時から会場の設営で約3時間、夕方午後5時半から担当の模擬店かき氷屋さん。 交代もせず150カップのかき氷を作ったこともあり、老躯には随分久しぶりの苦行だった。会場設営から帰った後遅い朝食を済ませて、僅かな時間だが…

ランタナの実

僅かばかりになったランタナの花にキアゲハが来ていた。 翅の傷みもない新鮮な個体だ、羽化して間がないように思われる。 ランタナの木では実が熟し始めている。 これまでだったら好奇心にかられてこの実を口にしただろうが、そんな好奇心も薄れ始めている、…

ヨモギの虫こぶ 

「庭に白い綿毛のような毛をした虫らしいものがいますよ」 そんな電話が孫娘からかかってきた、虫撮りに夢中になっている爺さんのことを気に掛けてくれているのだ、陽射しは厳しかったがスープの冷めぬほどの距離、100mmマクロを持って出掛ける。庭のヨモギ…

渡りをするトンボ

台風7号の影響だろうか今日も昼過ぎにわか雨があった。 雨の後は僅かな間だったがしのぎやすくほっと一息つく。買い物帰りの道すがら、雨上がりの草叢の上を翔ぶウスバキトンボの小集団を見掛け、荷物を下ろすのもそこそこにカメラを持出し草叢へ行く。 ウ…

キボシカミキリ

午後5時過ぎAさんの菜園へ行く。 イチジクの木でキボシカミキリ、イチモンジセセリ、セグロアシナガバチを見る。 セグロアシナガバチのポートレートを撮りたいとしばらく睨み合っていた。 お陰で腕のあちこちをヤブ蚊に咬まれる。 虫除けスプレーをするのを…

ササグモとエントツドロバチ

料理当番の準備を早めに終え、雨上がりのITOU昆虫園へ行く。 昼過ぎ短時間だったが叩きつけるような通り雨があった、随分久しぶりの雨だったから菜園の様子が気になって出掛けたのだ。アブラゼミ、イチモンジセセリ、ツマグロヨコバイ、キマダラカミキリ、ジ…

トビイロシワアリの獲物(4)

早朝ツタの落ち葉を掃き集めていてキアシナガバチの死骸を見付ける。 既にトビイロシワアリが来ていた。 肉食性でもあるこのアリは日の出とともに活動を始めたのだろうか、それとも夜っぴてアシナガバチの体を囓っていたのだろうか、ファインダーを覗きなが…

ヤマトツヤハナバチだろうか

夕方ほんの僅かな時間だが草叢に潜り込んでみた。 午前中だったらうるさいほど鳴いているキリギリスの鳴き声も聞こえず、虫の姿もなかった。 ただショウリョウバッタだけは幼体も含めてかなりの数を見かける。 このショウリョウバッタを見ると決まって思い出…

ナガサキアゲハ

Aさんの菜園のレモンの若木にナガサキアゲハが来ていた。 様子からみるにレモンの葉に卵を産み付けているようだった。 産み付けられたであろう卵を見たいのだが、卵の産み付けられた枝は急斜面側なのだ。 そこまで近づくには草の急斜面を上らなければならい…

ササキリの幼体

夏祭り模擬店ではかき氷の担当、機材の事前点検に自治会館倉庫へ行くが僅かな距離なのに一汗かく、今日も朝から炎暑だ。 帰りは少し遠回りになるが日陰の多い道を選ぶ、今夏はなんとも暑さが身に答えるのだ。 日陰を選んで歩いていた時、フエンスに這うトケ…

ホシヒメホウジャク

「変わったガの仲間がいますよ」 洗濯物を抱えて入ってきたカミサンから声が掛かる。 ベランダの網戸に焦茶色のガの仲間が止っているというのだ。 前翅後縁が大きく湾曲し、後翅には黄色い紋様らしきものがみてとれる、ホシヒメホウジャクだ。 幼虫はヘクソ…

トビイロシワアリの獲物(3)

昨日のトビイロシワアリに喰われていたトラガのことが気になり6時過ぎに起きだし見に行く。 トラガの躯は昨日と同じ場所に転がっていたが、胸部を僅かに残すのみで腹部は跡形もなく喰い尽くされていた。 夕方見た時にはトビイロトラガの姿はなかった、シワ…

トビイロシワアリの獲物(2)

連日の猛暑の所為だろうか擁壁に這うツタの傷みが酷いのだ。 これまでこの時季では見たことない枯れかたと落葉なのだ。 このツタも40年以上も前に植えたものだからツタとしてはもう老域に入っていて、暑さに負けているに違いない、ツタの為にも一雨欲しいも…

カメムシの仲間だろうか

連日の真夏日暑さに負けて虫撮りにも出掛けず、この2日程は冷房のきいた部屋で呆けていた。 そんな日暮しに一区切りつけようと午前8時前ITOU昆虫園へ行く。 シオカラトンボの雌雄を撮る。 * オス * メス シオカラトンボにはシオヤトンボとの種間雑種と推…

トビイロシワアリの獲物

買物カゴを抱えて階段を上っていて、2段ほど上の所に小さなアリの群れがいるのに気付き足を止めた。 ダンゴムシにトビイロシワアリが群がっているのだ。 気付かなければ踏み潰すところだった。 炎暑の下、虫撮りには出掛けられずだろうと思い、このシーンを…

虫を見ぬ日

午前中から完全な真夏日、暑さに負け半ば呆けていた。ITOU昆虫園のランタナも僅かばかりの花になっている、終期だ。 ランタナの上でツマグロヒョウモンを見た以外全く虫の姿を見ずだ。 帰りに立ち寄ったAさんの菜園でもカボチャの花の中に潜り込んでいたウリ…

アオメアブの貌

炎暑の中、京都へ出る。 「花園大学2016年度京都学講座」の案内状を頂戴していたのだ。 講座案内の中に佐々木閑教授のお名前を見付けなければ、この暑さの中、京都へ出掛けることはなかっただろうが、いつ聴いても面白い講義をされる教授のお名前に誘われて…