2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ツマグロヒョウモン

龍大瀬田キャンパスで今日から「シルクロード仏教史料を読む(1)法顕伝・講読」の講座が始まる。講師は山田明爾龍大名誉教授。 講義が楽しみで遠足の日の小学生のようにワクワクしている。 それに構内の雑木林に潜り込めることが気持ちを一層高揚させるの…

ナガサキアゲハの幼虫

「維摩経とインド文化」の2回目の講座のある日だ。 いつものように深草キャンパス紫光館の橘の木で虫探しをする。 先週の木曜日に見付けたのはアゲハの2齢幼虫と思っていたが、この幼虫はどうもナガサキアゲハの幼虫のようだった。 先週見かけた場所とほぼ…

カレハガ

トンボ撮りを計画していたが、午前3時過ぎまで「梵文和訳・維摩経」を読んでいた所為で起き出したのが9時過ぎ、出掛けるタイミングを失う。庭の物置でカレハガを見付ける。 遠目に見た時は枯れた木の葉がくっついているようだったが近づいてよく見ると蛾だ…

ルリタテハの終齢幼虫

庭のオニユリでルリタテハの終齢幼虫を2匹見付けた。 いつもだったら、終齢幼虫がサナギになるために脱皮してゆく様子や羽化のプロセスを撮るために飼育箱に来てもらうのだが、今回は撮ってみたいと思いながらも何かしら面倒臭くなっている。 この面倒臭さ…

コノシメトンボ

彼岸花に来る虫たちを撮りに桂浜園地(高島市今津町)へ行く。 彼岸花の群生地として知られている場所だけに、大勢のカメラマンがいた。 これまで此処でキアゲハの飛翔やモンキアゲハ、アオスジアゲハ、モンキチョウ、ヒメアカネ、アキアカネ、コノシメトン…

廃船・1

堅田漁港の一角に廃船溜まりと言ってもいい場所がある。 長い間放置されたままの漁船、半ば沈みかけた舟、船上に草を茂らせた船もある。 船の墓場だ。昨日の近江歴史探訪の折の尾上港(長浜市)でも何艘かの廃船を見かけた。 中でも修理のためか船台に載せら…

湖北の隠れ里・菅浦を訪ねて

滋賀県教育委員会が主催する近江歴史探訪 ”琵琶湖上を行く 葛籠尾崎湖底遺跡と菅浦”に参加した。 湖北の隠れ里と言われる菅浦へはこれまでに何度も行っているし、葛籠尾崎湖底遺跡についても粗方の事は承知しているが、尾上港から船で菅浦へ渡るという今回の…

ナミアゲハの2齢幼虫

龍谷大深草キャンパスの紫光館構内に橘の木が植栽されている。 由緒ある木のようだ。 深草キャンパスに来るとこの橘の木を丹念に見ることが10年来の習慣になっている。 橘の木はいろんな虫たちを見せてくれるのだ。今日も翅の傷んだ黒いチョウがこの木から飛…

ヒグラシの死

昼前、門扉の近くでヒグラシが死んでいるのを見付ける、既に小さなアリが来ていた。 この横たわっているヒグラシは何処からここまで来たのだろうか。 あの荒れ狂う嵐の中ではどんなふうに身を隠していたのだろうか。台風18号がやって来る前、庭のキンモクセ…

ナツアカネ連結飛翔

台風一過、何とも言えぬ爽やかな朝、雲一つ無い青空が眩しい。 書斎から眺める琵琶湖の湖面も、ほんの偶にしか見せない顔付きをしている。 これも台風がもたらしたものだろう。 濁流の渦巻く渡月橋の光景を先ほどまでTVで見ていただけに、静穏な湖面を眺めて…

台風の後で

台風18号は河川の氾濫、土砂崩れ、家屋の損壊など、各地に甚大な災禍をもたらしている。 昨夜半から明け方まで玄関先のアオキや金木犀の枝が折れるのではと心配なほど強風雨が荒れ狂っていたが、幸いにも我が家はほとんど被害もなかった。台風の去った後AKIY…

老いのかたち(11)

13・14日と法事のため故郷に帰っていた。 離郷して半世紀が過ぎている。 この歳月の流れは子供の頃見ていた風景を変えてしまっており、思い出につながるものは全く残っていない。 それに在所には訪ねて行ける人も居なくなっているのだ。 半世紀という時間の…

ダイミョウセセリ

今日も虫撮りに行く予定だったが、昨夜の読書が祟って寝坊し中止だ。 そんな老兵を慰めてくれるように、新聞を取りに出た玄関先にダイミョウセセリが来ていた。 (1)黒褐色の翅、前翅には白斑があり、後翅には太くて白い帯模様が見られる。 この黒地に白い…

小さな命の終わり

撮影機材を車に積み込もうとしていて、眼の前の階段にフタオビドロバチがいるのを見付ける。 荷物を玄関先から運び下ろす時には気付かなかったが、階段のタイルの上をヨロヨロと這っているのだ。 指先で突っいてみるが飛び立つ気配はない。 次世代に子孫を残…

オオシロカラカサタケ

一仕事終わった後、AKIYAMAさんの菜園へ行ってみた。 菜園の隅の草叢で白いキノコを見付ける。 AKIYAMAさんの菜園へは虫撮りの為にもう随分昔から入らせて貰っているが、こんなキノコを見たのははじめてだ。 肉厚の傘は大きなものでは25cm近くありそうだ。図…

アゲハと鳥の糞

琵琶湖畔の稲刈り後の湿田へシオカラトンボの打水産卵を撮りに行く。 田圃へ通じるあぜ道でアゲハが3頭、道の上の白いものに群がっているのを見付ける。 道の上の白いものは鳥の糞(正確には尿酸の結晶が水分に混ざった状態で排出された鳥の尿) 散らばった…

ドロバチと竹筒トラップ(3)

午後3時過ぎ買い物から帰って竹筒トラップを見にゆく、フタオビドロバチが来ていた。 フタオビドロバチが抱えているのは何かの幼虫ではなく泥の塊のように見えた。 急いで100mmマクロと三脚を持ち出す。 ドロバチの作業は育房へ卵の産み付けが終わった後の…

ドロバチと竹筒トラップ(2)

新聞を取りに玄関を出た時、電気温水器を格納した壁に吊るしている竹筒トラップからフタオビドロバチが飛び出してゆくのを目撃する。 午前七時五分、この時間が三〇秒速くても遅くても目撃には至らなかっただろう、瞬間の出逢いだ。 フタオビドロバチが再び…

サトキマダラヒカゲ

朝露の降りた草叢の感触が味わいたくて、久しぶりの朝の散歩に出る。 素足にサンダル履き、草露の冷涼感が何とも言えず気持ち良かったから、ズボンの濡れることもお構いなく草叢を歩き廻った。 「童子の戯れ遊び」そんな言葉を思い浮かべていた。サトキマダ…

クツワムシ

涼しくなり始めるといろんな虫の啼き声が聞こえてくるようになった。 それも種類が増えているように感じられるのだ。夕食後玄関先に出た時、ギジジッ、ギジジッ、ギジジッ、ジジッ、ジジッという虫の声を聞き、急いで懐中電灯とカメラを持ちだした。 玄関先…

スズメバチの貌

雨の一日、息苦しくなるほど憂鬱な一日だった。 雨はまだ2.3日は続くようだ、本当に嫌になる。 一層のこと呆けてしまったほうがいいのかもしれない。午後から未整理のファイルをチエックをしていて、スズメバチを撮ったものを見付け、トリミングして切り出し…

下弦の月

日常生活のリズムが狂ってしまっている。 午前四時四〇分に目が覚め書斎のカーテンを開けると下弦の月が東の空に出ていた。 月齢27.2(中潮)だ。これまで月齢を意識して生活に取り込んだことは全くと言っていいほど無い。 夜空を見上げるということが殆ど無…

マユタテアカネ

朝から断続して雨が降る、何とも憂鬱な一日だった。 それに猛暑に痛めつけられた疲れが出たようで、食欲もなく全身が痛いのだ。 半日の呆け暮らしの後、老兵のボケ防止の為の虫撮りプランを作ることにした。虫撮りプランの参考にとCDにバックアップしておい…

ヒロエリアオイラガ

午後4時過ぎ気分転換も兼ねて雨上がりのITOUさんの菜園に行く。キアゲハ、イトトンボ、ヒカゲチョウ、セセリチョウ、マメコガネ、ウリハムシ、カマキリ、ヤマトシジミ、アオバハゴロモ、ヒロエリアオイラガの終齢幼虫をみる。柿の葉を囓っているイラガの幼…