写真展を観に

写真展の案内状を知人のTakahasiさんから頂いていたのでカミサンを誘って観に行く。第17回日本風景写真協会志賀支部作品展(会場:草津市立図書館)だ。いつものように受付で貰った出品目録を手に見て廻る。見ごたえのある作品が幾つも並んでいた。中でも印象に残ったのは、山肌を彩る山桜(野崎 怜)、湖国(内田雅裕)、朝の輝き(大久保勝利)、冬隣(川越久聖)、暁(佐伯俊次)。

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印象に残ったこの5作品はいずれも素晴らしい光の時刻を待ち捉えているのだ。その時刻を撮るために相当早くから三脚を据え光を待っていたに違いない。「暁」という作品を思い出しながら、真冬の湖畔で少し明るみ始めた朝焼けの光を待ち、エリ漁の漁火を撮る、こんな撮影行はもう自分には出来ないな、帰りの車の中で老いの行動の有り様を考えていた。

カミサンは、春の競演(高橋邦明)走り梅雨(飯野 泰)JAWS山に登る(吉岡 弘)朝霧(大伴勝二)、日本海の彩(武藤繫一)、いわばしる(山本雅和)をお気に入りにマークしていた。

ノウゼンカズラ

午後3時前「雨ですよ」というカミサンの声で書斎に駆け上がった。書斎の窓は東側も南も全開にしていたのだ。冷房の効いた居間で「極北の動物誌」を夢中で読んでいたから、強い雨が降り始めたことに気付かなかったのだ。カミサンの声が無ければ窓際の机の上の本数冊が雨の飛沫を受けるところだった。

不意に読みたくなる本が幾つかある。その一つがウイリアム・ブルーイットの「極北の動物誌」だ。呆け暮らしが続いて気分がざらつき始めるとコイツを書棚から引っ張り出し、13篇ほど収められているうちのいくつかを読むのだ。

今回は「極北の動物誌」と一緒に白川静さんの「中国の神話」も引っ張り出した。

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図書館に「日本発酵紀行」小倉ヒラク著を予約している。コイツが届くまでの間は「中国の神話」でボケ防止だ。

 

窓の外ではノウゼンカズラの花が雨にうたれている。

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饅頭が食いたい

午前5時半過ぎ書斎のカーテンを開ける、真っ赤な陽が出ていた。

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早起きだったから涼しいうちにITOUさんの菜園へ行くつもりだったが、もたもたしているうちに陽が高くなり虫撮りを断念する。最近とみにこんな状態になることが多くなっているのだ。何事かに取り掛かるときの行動の歯切れの悪さ、我ながら厭きれることがある。寂しいかぎりだ。

今日も暑さに負け終日書斎に閉じ籠っていた。

司馬さんの街道をゆく肥前の諸街道」の中に「松露饅頭」を食べるシーンが出てくる。” 須田画伯は、しきりに食った。ふたくちほどで嚥下した。よほどうまいもののようであることが、その勢いで想像できた。” 

松露饅頭は唐津の銘菓のようだ。無性にこの饅頭が食いたくなりWebで調べて注文した。「饅頭は名のとおり松露ほどの小ささで、皮は焦げ色である。あんこはさほどに甘くない」届けられる饅頭は司馬さんの書いたような饅頭だろうか、楽しみだ。

肥前の諸街道」は饅頭の楽しみもあり一気に読み了えた。

眼休めに覗く眼下の湖面に赤いセールのウィンドウサーフィンを見る。

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キリギリス

台風10号が去った後再び烈暑が戻ってくる、スチールの手摺は手を添えられないほど焼け付いている。そんな暑さの中、買い物帰りの重い荷物を運び上げていて、先に階段を上っていたカミサンから声が掛かる。「キリギリスがいますよ」 門扉横のブロック塀の上にキリギリスのメスがいた。

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猛暑やら台風の襲来やらで1週間近く外出もせず書斎に閉じ籠っていたから、ひさしぶりの虫撮りだった。

庭先でキリギリスの鳴き声をしばしば聞くがその姿を見ることはできずだ、見かけたのは今回のようにメスだけだった。長年虫撮りをしているがキリギリスの繁殖行動を見たことがない、一度見てみたいものだ。

ブッドレアに来たアゲハ

正午のニュースで、京都はところによっては命に関わる危険な暑さ39度が予想されると報じられていた。湖西地方でもこれに準ずる暑さだろう。エアコンを効かせてセシル・スコット・フォレスターホーンブロワー・シリーズ「トルコ沖の砲煙」を読んでいて、ふと眼を上げた時、窓の外にアゲハ来ているのを見つけ急いで75-300mm+EOS7Dを持ち出した。

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庭のブッドレアも連日の猛暑に傷めつけられているのだ、僅かばかりの花を付けているだけだ。吸蜜する花の少ないこの時季では半ば以上乾きかけたようなこの花もいのちの助けになるのだろう。

ファインダーを覗いていたのはほんの一刻だったが老躯には暑さが堪えるのだ、じわっと汗が出て来るのを感じ部屋に戻った。

小さな谷間の畑の藪蔭になる草むらでは例年たくさんのキリギリスを見かけるのだ、そんな草むらへキリギリスを撮りに行きたいが、起伏のある行程と暑さの事を考えると実行できそうにないのだ、寂しさを感じる。

タカサゴユリとクマゼミ

玄関先などでタカサゴユリが花開き始めた。

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この花にクロアゲハなどが来てくれると好い一枚になるのだが、かってチョウたちが来ているのを見たことがないのだ。

 

早朝ITOUさんの菜園へ行ってみたがアシナガバチショウリョウバッタ、クマバチ、ヤマトシジミ、など僅かに見かけただけだった。

菜園の中のサクラの木では点々とクマゼミが止まっていた。

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耳を聾する鳴き声。一畝越えて近づくと同時に鳴き声がぴたっと止む。その静けさの中で刺すような陽射しを肌に感じていた。

モンクロシャチホコ

午前5時前、眼下の湖面に漁り火を二つ見つける。

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漁り火は動く様子はなかった。何を獲っているのだろうか。

4日ほど前、午前1時半過ぎだったがイカ釣りの漁火のような煌々と輝く光を見た。それも5隻ほどの集団なのだ。午前1時過ぎの時間帯、漁り火の輝き方、それに5隻という集団、初めて見る光景だった。琵琶湖での今の時季の主たる狙いは何だろうか。

 

電気温水器の格納壁に吊るしてある竹筒トラップに、今日はモンクロシャチホコが来ていた。

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翅を広げたところを見てみたいと思い枯葉の先でそっと突っいてみる。突くと翅を開くが一瞬だ、思うように翅の下の腹部は撮れずだった。

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この蛾の幼虫は桜や梅の木を食害する嫌われものだ。この嫌われものは時に大発生することがあり、大量に手に入ることから昆虫食として食べる人もいる由、素揚げして砂糖をまぶすと美味いという。1度食ってみたいものだ。

竹筒トラップにはフタオビハバチが2匹今日も来ていたが特別変わった行動は見かけなかった。