キジ撮りと老農夫

キジ撮りのフィールドは背の高い葦やガマなどが生い茂る耕作放棄地。かってはこの放棄地が6区画ほどあったが、2区画が元の田んぼに整地し直され玉ねぎ畑などになっている。キジを追いかけている老爺にとっては、フィールドが削り取られていくようで寂しい限りだった。そんな寂しくなる光景を昼下がりの田んぼ道で眼にした。葦原が刈り取られているのだ。ここは放棄され10数年近く全く人の手が入らなくなっていた所だと聞いたことがある。キジの夫婦連れや雛を伴った一家を見かけたこともある場所だった。どんな田んぼに変貌していくのだろうか。

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キジの営巣場所が一つ減ったことを寂しく感じながら田んぼ道をトコトコ歩いていて、遠くに田植え前の作業、畦道の整備をしている人を見る。

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少し作業をしては一休みする。これを繰り返している。作業時間よりも休憩の時間のほうが長いのだ。遠くで然とは判らないが知り合いの老農夫Sさんのようだ。1ショットしてモニターに拡大して見るにSさんだった。

このあと田んぼ道を引き返して車に荷物を積んでいると横に軽トラが止まる。運転席から顔を出してきたのはSさんだった。

「キジのつがいがいよるよ」作業を中止し、軽トラを運転してわざわざキジの存在を教えに来てくれたのだ。教えられた場所へ再び田んぼ道を急ぐ。

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本日好天・好日。Sさんの裏庭によくキジが来るという。一度訪ねてみよう。




アオサギと青いトラクター

キジのフィールドへ出掛けたがキジ撮りは不作だった。

キジのオスの場合は相当に遠くからでも、その赤い頭部や頬、暗緑色と紫色をした首筋や胸周り、黒と茶色の肩羽、などから見つけることが出来るのだが、メスの場合は全身が黄色みのある褐色で黒い斑をつけている地味な体色だから探し出すのは容易ではない。今日も畦道を歩いていてすぐ近くの草むらから2度飛び立たれる。早くからメスがいることに気付いていればそれなりの接近の仕方をするのだが、急に飛び出されるとどうしようもない。(オスを見かけることはなかった)

キジは撮れなかったがアオサギと青いトラクターの組み合わせを撮り、本日の収穫の1枚にして帰途についた。

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キジと赤いトラクター

赤いトラクターが田起こしの作業をしているのを見つける。その作業のすぐ近くにトビとカラスが来ているのだ。掘り起こされた土塊の中から出てくるミミズなどを狙っているようだ。面白いシーンが撮れるかもしれないと田んぼ道を急いだ。

近道をしようと畦道に入った時、眼の前の田んぼを横切っていくキジを眼にする。ゆうゆうと横切っていくのだ。

コヤツがまっすぐ進み玉ねぎ畑に入ると、キジと遠景に赤いトラクターを入れた構図で1ショット出来るだろうと思い、それが狙える場所へ移動だ。キジは軽々と小さな溝を飛び越えていったが老爺はその溝を跨ぎ越えるのに難儀する。やっとこさ越えたもののいいポジションにたどり着くには、幅20cmほどのコンクルート製の境界畦の上を歩かねばならないのだ。

危険な道行きを諦めとりあえずの1ショットしたものが上掲のシーン。キジはこの場に留まること無く玉ねぎ畑から隣の畑へ移動していった。枯れ草の中に姿を隠したものの次に現れる場所はおおよその見当がつく。コヤツの後を追いかけることにした。

3枚ほどの田んぼを越えてキジが向かった先に驚く。国道すぐ横の枯れ草と野茨の大きな茂みに覆われた宅地へ向かったのだ。

すぐ横をトラックなどが轟音を上げて走るが野茨と雑草に覆われた場所は絶好の隠れ場所、ねぐらにするには格好の場所に違いない。

これから田植えにかけて色々と田起こしなどのさまざまな作業が始まる。農作業とキジの組み合わせでのお気に入りの1枚を撮りたいものだ。

重くなるけれども三脚や35-350mmのレンズも用意して来なくてはなるまい。

本日曇天なれどもまずは好日。

 

玉ねぎ畑で

暖かい陽射しに比良連山山頂の雪も随分小さくなっている。4月の初めには消えてしまうことだろう。

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暖かい昼下がりの田んぼ道を歩いたが不思議なほど鳥の姿を見掛けないのだ。常在のカラスもムクドリもそしてケリの姿も無かった。声はすれども姿は見えずのヒバリの鳴声が時折聞こえてくるだけだった。今日の一枚にと玉ねぎ畑で作業をしている人にレンズを向ける。

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場所を変え再び農婦にレンズを向けていた時、眼の前の田んぼにヒバリが急降下してきた。

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田んぼに降りられてしまうと見つけ出すのは老眼では容易ではない。600mmにズームアップしてファインダを覗き込み土塊の間を探し回した。

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至近距離までヒバリに近づくことが出来れば、ローアングルからヒバリをアップにし遠景に農作業する人をとりいれた構図での一枚が、そんなことを思い描いていた。

新玉ねぎがスーパーの野菜売り場に並ぶようになった。玉ねぎをごく薄切りにする自信はあるのだ。包丁を研ぎ上げてスライスオニオンを作ってみるか。鰹節は本節を探してみよう。

本日好天。

小さな漁港にて

予約していた本が用意できましたというメールを貰っていたので久しぶりに図書館へ行く。借り出した本は、安田喜憲著「森の日本文明史」・古今書院。市の図書館に無かったので県立図書館から借り出してもらっていたのだ。

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総ページ数399ページ、借り出し期間は3週間、読書スピードの落ちた老爺はこの期日で読み終えられるだろうか。

図書館からの帰りは小さな漁港に立ち寄る。

陽射しは暖かく車載温度計は15℃を示していたが、北からの比良颪が吹き付けてくるとやはり寒い。そんな寒さの中、漁港に繋がれた船の上にアオサギコサギがいた。風の当たらない船べりで日向ぼこしている感じの2羽だ。

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漁港に来る釣り人などとの出会いが多いのだろう、随分人馴れしている2羽だ。手の届きそうな距離まで接近しても飛び立つことはなかった。

日向ぼこと言えばカメも沈船の縁で日向ぼこしていた。コヤツはこちらの影に気付くなり水中に滑り降りた。

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コイツにレンズを向けていた時不意に「盲亀浮木」という言葉がよぎる。仏教の経典に出てくる言葉だったと思いながら、その意味する喩えが正確に思い出せなにのだ。最近とみにこんな思い出せないことが多くなっている。

老いが進むにつれいろんなものを忘れていく、いろんなものが思い出せなくなる。もしかしたらこれは老いる身にとって有り難い事なのかもしれない。いろんなしがらみから解き放たれ身軽になれるのだから、そんなふうに思ったりしている。

キジを追いかけて

スーパーセンターへ買い物に行った帰り道、ふとキジの姿を見たくなり、後部座席にカメラを積んでいたのでいつものフィールドへ寄り道する。カミサンに頼まれていた3時のおやつが買い物カゴに入っているから、フィールドで長居は出来ないのを承知で寄り道したのだ。幸運にも路端に車を止めると同時に、田んぼ5ブロックほど向こうにキジがいるのを見つけた。重いヤツと一脚を引っ張り出し畦道を小走りだ。

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遠くから1ショットする。

ゆっくりと間合いを詰めるといういつもの接近の仕方でなかった所為だろうか、ヤツは振り返ってこちらを見るなり、背の高い枯れ草の中に姿を隠した。

とりあえずは1ショット出来たと思い田んぼ道を引き返していて、思いがけない所で再びキジを見つける。

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キジが姿を隠した枯れ草のところからかなり離れた場所なのだ。

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3時のおやつをカミサンが待っていなければコヤツを時間をかけて追いかけるのだが。

キジを追いかけてのこれからの季節が楽しみだ。フィールドでは4羽のオスと3羽のメスを確認している。母衣打ちや雄叫び、夫婦連れや雛を連れたキジの一家、砂浴びや居眠り、今季はどんな姿が撮れるやら。

3時のおやつは「くるみゆべし」

シャクガの仲間だろうか

3時のおやつは越前水ようかん、カミサンと並んで素朴な味わいを楽しんでいた時、ガラス戸に鮮やかな黄色(巻込まれた口吻?)とブルーの色をした腹部の小さな虫が止まっているのを眼にする。1ショットしてから羽の模様を見に外に廻った。

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撮ったヤツの名前が判らない時は、Web上の昆虫図鑑を利用して徹底的に調べていたが、今の老爺にはその根気強さを失ってしまっているのだ。

地味な翅に比べてなんと鮮やかな口吻と腹部をしたヤツだろう。この時季活動している蛾、フユシャクなどシャクガの仲間だろうか。