2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ツユムシとナナホシテントウ

今日は自治会の草刈りの日、ほんの僅かばかり手伝っただけだが息切れがしていた。 思うように動かぬ自分の体が恥ずかしくなっていた。 僅かばかりの手伝いだったのに余程疲れていたのか、帰ると間なしに酷い眠気に襲われる。 長い午睡だった。午睡の後、小さ…

老いのかたち(19)

探し物のため書棚を掻き回していて、金色の金属製のしおりを挟み込んだ本を見付け取り出す。 本は随分昔に読んだサミュエル・ハンチントンの「文明の衝突と21世紀の日本」・集英社新書。 金属製のしおりの頭が見えなければ取り出さなかっただろうが、いっと…

初冬のミツバチ

朝の散歩の途次、Oさん宅のブロック塀でミツバチを見かけた。 陽射しは暖かかったが11月も終わりの朝の肌寒さだ、寒さの所為だろう、ミツバチはゆっくりと壁面を登っていく。 今まで見たこともない大きな体躯のミツバチなのだ。ゆっくりゆっくり登っていく。…

湖岸の流木

処女湖、天狗岩、石田川ダム上流方面(高島市今津)へ紅葉狩りに出掛けてみたが既に全山落葉。それに処女湖にも石田川ダムにもダム工事の為だろう全く水が無いのだ。 山々の秋彩も水面に映りこんだ華やぎも見られずだったからカメラを取り出すこともなかった…

時空を超えて

先日、安土城考古博物館の「造形衝動の一万年」展で見た澤田真一さんの作品と縄文土偶との関わりが、それ以来ずっと気になっている。 それというのも、澤田真一さんの作品の三本指と山梨県・鋳物師屋遺跡から出土した土偶の三本指の類似性に、時空を超えて繋…

ジョロウグモ

散歩の折、風の当たらない陽溜りでジョロウグモを見かけた。 脱皮をして間無しという感じの新鮮な個体だ。 脱け殻も日時が経っているようには見えないのだ。 ジョロウグモは春に孵化してから7〜8回脱皮を繰り返して成長するというが、目の前にいるジョロウ…

ツワブキにいた虫たち

秋季特別展「造形衝動の一万年」見学と水野正好氏(元興寺文化財研究所所長)の講演を聴きに安土城考古博物館へ行く。博物館構内に茅葺きの旧い農家が移設されている、この農家の庭先のツワブキの上でキアゲハ、ツマグロヒョウモン、キタキチョウ、カマキリ…

図書館へ行く

カミサンから特別注意されることもなかったのを幸いに自儘な暮らしを続けて10年が経つ。 自儘な暮らしも当初はそれなりに自己規律のタガをはめていたが、老いとともにタガは緩み放しだ。 生活からリズム感が失われ、昼夜逆転とか遅い起きだしとか長い午睡と…

ルリタテハのサナギに開けられた穴

今朝見た時、昨日の夕刻に見たルリタテハは階段の石垣から姿を消していた。 早朝の最低気温は4度C近かったがこの寒気の中何処へ行ったのだろうか。このルリタテハのことから、10月初旬に蛹化し今も木にぶら下がっているルリタテハのサナギのことが気になり…

初冬のルリタテハ

夕方外出から帰って階段を登り始めた時ルリタテハがいるのを見付ける。 ルリタテハが寒空の下まだ活動している、おっ!と思った。ほとんどの虫たちがその一生を終え姿を消したこの時季、ルリタテハが成虫で越冬することは承知していても、何故かルリタテハが…

コカマキリ

伊勢志摩への旅の折、伊勢神宮・外宮を参詣した。 伊勢神宮・内宮へは何度かお参りしたことがあるが外宮は今回が初めてだった。参拝した後、南御門板垣の上に小さなカマキリがいるのを見付ける。 板垣の高みにいたのと光の関係でカマキリの種類は確と判別は…

伊勢志摩へ

旅に出たいという思いの当初の予定は初冬の日本海・経ヶ岬方面だったが、日本海側の気象条件から伊勢志摩の海になった。 宿は鳥羽・悠季の里、カミサンのお気に入りの宿だ。 宿にいる間海を眺め続けていた。 夕映えの海 早朝の海

アシナガバチの死

アシナガバチがいるのを見付けコンデジをポケットから引っ張り出しそっと近づく。 階段を三段ほど下りたところでハチの様子が可怪しいのに気付く。 アシナガバチは死んでいた。昼すぎまで何度も階段を上り降りしたがその時は気付かなかったから、ハチが死ん…

初冬の蜜蜂

庭の八手の花が咲き始めた。 初冬のこの頃から咲き始める八手の花は虫たちの貴重な蜜源なのだ。 花にはハナアブの仲間、オオクロバエやハエの仲間それに一匹の蜜蜂が吸蜜に来ていた。 風のない暖かい日には蜜蜂が何匹も来ることがあるが今日は寒空、一匹だけ…

空の色

昨日手に入れた「月と蛇と縄文人」を時の経つのを忘れて読んでいた。 読書に没頭するなんて随分久しぶりのことだ。 五時過ぎ、Cooking当番だったことを思い出し眼をあげた時、窓の外が異様に赤いのに驚く。 霧雨と夕映えが作り出した空の色だ。 何とも言えず…

脱皮について

今日Amazonから届いた「月と蛇と縄文人」大島直行著・寿郎社に眼を通していて、カエルの脱皮のことを知り、あっ!と思った。 これまでチョウやトンボ、カブトムシ、アブラゼミの脱皮(羽化)のシーンを何度も見たし、それらを撮ってもいる。 また脱皮の痕跡…

猿が来る

散歩の折、小さな谷間の畑で老爺が里芋の収穫しているのを見つけ声をかけた。 畑仕事をしているところをこれまで何度も見掛けていたが、声をかけたのは今回が初めてだ。 お互い耳が遠いこともあり半ば頓珍漢なやりとりだったが、暫くの間、老爺の話に耳を傾…

紅葉を見に

雨上がりの後陽が射すことを期待して朽木の奥へ紅葉を見に行ったが、全く陽は射さずだった。 僅かにでも陽が射せば雨上がりの紅葉に輝きがあり見応えがあっただろうに、分厚い雲の下では紅葉の鮮やかさはなかった。 目的の一つがおにゅう峠越えの道の下見だ…

十三夜の月

読み忘れていた新聞に眼を通していて、気象欄で月齢13.2という記事を見付けた。 今夜は十三夜の月が出る夜なのだ。 十三夜の月という語句には幾つかの懐かしい記憶があり、月を見たかったが今日は生憎の曇り空、十三夜の月を見ることが出来ない。古いファイ…

ある思い込み

2012・08・05のブログ「竹筒トラップとアジアキタドロバチ」の記事について、今日、しぐまさんという方から、掲載写真のアジアキタドロバチはアジアキタドロバチでは無いのではないか、とのご指摘を頂いた。 確かに指摘のように、写真のものには翅が2枚しか…

枇杷の花(2)

長い間放置されていた竹林に人の手が入っているのを見つけ立ち寄ってみた。 薄暗い竹林だったが間引きされていて竹林の中が明るくなっている。 所々に土入れがしてある、これからタケノコ採りを始める準備だろうか。 タケノコ採りが本格的に始まるとすれば、…

干し柿

干し柿をご近所のSさんから頂戴した。 広い菜園をお持ちのSさんは季節ごとにいろんな野菜を見事に作っておられる。 今年の夏も、箱にキュウリを入れご自由にお持ち帰りくださいとの張り紙をして庭先に置いていた。 遠慮なく頂いて帰り夕食の一品酢の物にした…