鳥と人と

キジと農夫と

冬ざらしの田んぼにも草の芽がふきだし春の気配がし始めた。タネツケバナの小さな花の見える田んぼでカワラヒワの小集団が何かを啄んでいる。 そんな小集団が一斉に飛び立つ瞬間を狙ってファインダーを覗き続けていたが、一向に飛び立たないのだ。一脚に載せ…

野焼きする人とキジ

GSで給油をし手洗い洗車を依頼した後の待ち時間を利用して鳥撮りに行く。午後のフィールドではおやっと思うほど鳥の姿も啼声もなかった。草刈りをする人や野焼きをする人を見掛けただけだった。日頃の運動不足の解消にと思いフィールドを一周することにした。…

赤いトラクターとトビ

田植えの準備をする人たちが昨日に増して今日は多い。遠くの田圃で動くトラクターまでいれると合計9台、草刈りをする人が3人ほどいた。トビ、カラス、ケリ、ツグミ、ムクドリ、ひばり、チュウサギ、すずめ、などは見掛けたが、目的のキジの姿は見当たらずだ…

草刈りする人とキジ

Aブロックと名付けていた耕作放棄地のヨシ原が刈り払われ、整地されて以来、そこでキジの姿を見かけることはなかったが、今日は遠目に、Aブロックの南端の朽ちた農小屋の前の畦にキジがいるのを見た。 雨上がりのぬかるんだ畦道に足を取られないようにとそろ…

辞書を読む

元号「令和」の字それぞれの字源が知りたくて書棚から「字統」白川静著・平凡社を引っ張り出した。昔から辞書を読むのが好きでこの「字統」や古語辞典「字訓」を読んでいたが、いつの頃からか書棚の奥に眠ったままになっていたのだ。久しぶりに引っ張り出し…

人慣れしたアオサギ

国道161号線沿いの小さな漁港とその周辺の湖岸1Kmほどの範囲に、3羽のアオサギが縄張りを構えている、その中でも漁港を縄張りにしているヤツは随分と人慣れしているのだ。今日もそんな光景を目撃した。 これまでに見たこともないほどの短距離で釣り人とアオ…

オオヨシキリ

路肩に車を停めフィールドに入る時決まって通らせてもらう畦道がある、87歳になられる老爺が野菜を育てている小さな畑の畦道だ。 今朝はこの畦道に足を踏み入れようとした時、驚くほど甲高いオオヨシキリの啼き声を聞く。 老爺がエンドウ豆用に畑に設えてい…

重いヤツを担いで

午前中キジを見に行ったが今日もキジは無愛想だった。 1ショットしただけ。 草叢に姿を隠しても思いもしない所に現われてくることが多いのだ、そんな経験から重いヤツを担いで田圃道を歩くがキジの姿を見付け出すことはなかった。 今日はいつもにもまして広…

赤いトラクターとカルガモ

水田で代掻きのトラクターや田植え機が活動し始めると鳥と人との共演が見られるようになる。 コサギやカラス、ムクドリ、ケリ、セグロセキレイなどが農作業する人のすぐ近くまでやってくるのだ、トビが急降下してきてカエルを持ち去るのを見たこともある。今…

飛びもの撮りの練習

午前中フィールドに出た時、AエリアとCエリアでキジを見たが、あっという間に姿を見失う。 田植前の準備が盛んになり始め、大勢の人がいろんな作業に取り掛かっている。 トラクターでの田均し、畦道の草刈り、用水路の整備、粒状の肥料を散布する人etc. 農作…

キジの夫婦初見

田圃道に入ってすぐに、若芽が伸び始めたヨシ原に隠れようとするキジのオスを見付ける。 ヨシ原の向こう側に現れることを考えて畦道を廻り込む。 キジのオスに気をとられていたがよくよく見るとキジはペアなのだ。 キジのメスに早くから気付いていればそれな…

老農夫とキジと

昨日は肌寒かったが今日は素晴らしい陽気、田圃道を歩き廻った。 ヒバリ、ケリ、ダイサギ、カワラヒワ、ムクドリ、ドバト、カラスの小集団、スズメ等を見掛けるも、目的のキジは姿も啼き声も無し、重いヤツを抱きかかえるようにして歩いていて「撮れたかね」…

人馴れしたアオサギ

161号線沿いの小さな漁港に随分以前から人馴れした一羽のアオサギがいる。 釣り人がやって来ると決まってその人の近くまで飛来してくるのだ。 釣りをする人が釣り上げたブルーギルなどを放り投げてくれるの知っているのだ。 アオサギの知能はどの程度あるの…

稲刈り

大型の台風18号が襲来する前に収穫を済ませようとしているのだろう、あちこちの田圃で刈り取り作業が行われている。 見渡せる範囲に5台のコンバインが動いていた。 両側を耕作放棄地に挟まれた細長い田圃でも、老夫婦が小さな旧型のコンバインを使って取り入…

キジを追いかけて(5)

午前中2時間近く、若いキジの後ろを追いかけ続けた。 一羽のキジの後をこれほどの時間追いかけ続けたのは初めての経験だ。 農道に佇んでいるキジを見たのが最初の出会い。 15・6m程の距離をおいて暫くの間お互いが見詰め合っていたが、私が重いヤツを持ち直…

ムクドリとオオヨシキリと赤いトラクター

昨日に続いて今日も鳥撮りは不作だった。 耕作放棄地のアシ原にオオヨシキリは時々やって来たが、キジは啼き声も姿も見せずだ。田を見回りに来ていた老爺の話でも、「確かに2・3日前から全く姿を見ないな、田植をする人や土手の草刈りをする人が多くなったか…

コサギとカラスと赤いトラクター

今日の鳥撮りは不発だった。 3時間近くフィールドにいたが、キジの甲高い啼き声も一度聞いただけ、姿も全く見かけずだ。オオヨシキリの声も疎ら、アシ原の中でその姿を見つけ出すのも大変だった。 鳥撮りを諦めて農作業をする人を見て廻る。コサギとカラス…

田圃道を歩く

朝早くから鳥撮りに行く、キジとヨシキリとケリが狙いだったので長期戦覚悟、ホットコーヒーとサンドイッチ、ビニールシートも持参だ。 キジとヨシキリが狙えるいつものフィールドに三脚を据え、草叢にビニールシートを拡げて座り込みキジの出を待ちながらの…

キジを追いかけて(2)

田起こしや代掻きのトラクターがあちこちに見られる、田植の準備が今真っ盛りなのだ。 水の張られた田圃が増えている、そんなことから耕作放棄田が島のようになり始めた。 耕作放棄された田が水田の中に点在しているお陰で、ここは絶好の鳥撮りの場所になっ…

モズとバサー

素晴らしい春の陽射し、長いヤツを持って湖岸へ行く。 バスポイントの駐車場で、神戸、和泉、三重、奈良、滋賀ナンバーに交じって福岡ナンバーの車がいるのを見付け、バサーの遠出に驚く。モズとバサーの組み合わせで今日は何枚か撮った。 春風好天 好日だっ…

初撮り

今日から仕事始め、そんな思いで長いヤツを持出し初撮りにいつもの場所和邇川河口へ行く。 和邇川の砂州は昨年大晦日に見たときと様変わりしていた、湖が荒れた所為だろうか。 砂州にはコサギが一羽、湾処ではオオバンの少集団が水草を啄んでいる、それに時…

コサギとバサー達

昨年の10月に鳥撮りを始めてから、鳥と人との関わりを鳥撮りのテーマの一つにしている。 コサギやダイサギと釣り人、農作業する人と鳥たち・・・等などだ。今日もコサギやダイサギにバサー達を絡めた1ショットが欲しいと出掛けた。 コサギ、ダイサギ、アオ…

アオサギを追いかけて

今日は2ヶ月に一度の定期健診の日、心臓のエコー検査や心電図、胸部レントゲンなどで半日が潰れた。 午後から長いヤツに一脚を付け湖岸へ出掛ける。道すがらアオサギの飛翔を見たこともあり、今日のメインの被写体をアオサギにした。 お気に入りのものが何…

鳥との距離

湖岸で鳥撮りをしていて2度思わぬ経験をした。 最初はモズ、2度めはトビ、これらは木の高みにいるのではなく手の届きそうは枝に止まっていた、そんな状況なのに至近距離とも思える距離(5〜6m)まで近づけたのだ。 昨年の10月の初め頃から鳥撮りを始めた…

モズとバサー

初撮りにカワセミが欲しいと思い川沿いの道や湖岸を歩いてみたが見掛けずだった。 見掛けたのはダイサギ、アオサギ、コサギ、ヒヨドリ、ツグミ、カモメ、カモの仲間、カイツブリ、カワウ等、ファインダーを覗く気にもなれず歩いていた。 湖中に立つバサーを…

孤影

12月も半ばになるとさすがに河口のバスのポイントでも、バス釣りをする人の姿を見掛けることが稀になった。これと歩調を合わせるかのようにシラサギの姿を見ることも少なくなっている。 ここ一週間ほどは釣り人の姿を見掛けなかったが、今日は久方振りにバサ…

アオサギと釣り人(2)

飛翔撮りの練習に小さな漁港へ行く。 トビやユリカモメの飛翔を狙い続け、相当数のシャッターを切ったが満足なものは撮れずだった。漁港では今日もアオサギが釣り人の放り投げてくれる魚を待っていた。

アオサギと釣り人

小さな漁港の防波堤で面白い組み合わせの光景を見た。 アオサギと釣り人の組み合わせだ。 人慣れたアオサギ、釣り人が無害だと承知しているのだろう、釣り人が腰を上げると少しだけ移動するが釣り人が座り込むとまた元の位置に戻って、釣り人が釣り上げる獲…

野鳥撮りの練習・5

午前8時過ぎ和邇川河口へ野鳥撮りの練習に行く。 ここはバス釣りのポイントなのだろうか、駐車広場には既に10台ほどの車が止まっていた。 ナンバーを見るに、奈良、三重、大阪、岐阜、三河、尾張、神戸などと遠方からの車が見られた。到着した時シラサギの…

シラサギと釣り人

野鳥撮りが少しずつ面白くなってきている。 お陰で長いヤツがますます欲しくなっているのだ、かなりの出費を強いられそうだ。野鳥撮りの練習で撮り溜めた中に、シラサギと釣り人がワンフレームに収まっているものが相当な枚数ある。シラサギと釣り人との距離…