旅行

福知山城にて

丹後の海岸で海を見た後、ふと思い立って福知山城を訪ねる。 明智光秀が縄張りしたという小ぶりな城。 転用石といわれる石仏や5輪塔、宝篋印塔などが使われている野面積みの天守閣の石垣は、遠目はともかくも、近づいて見るにあまり美しい石垣ではなかった。…

老いのかたち(41)

海が見たい そんな思いからカミサンを引っ張り出し、名神高速、京都縦貫自動車道をぶっ飛ばして丹後半島まで来た。 車をぶっ飛ばしながら自分が日頃感じている以上に老いていることを意識する。。 80翁の運転だから安全第1を心がけてスピードを出さずにいた…

トウネン

鳥撮りに雲出川河口・五主海岸方面へ7・8日とカミサンを誘い出して遠征してきた。 週間予報は7日は晴れ8日は曇りとあったので1泊どまりのホテルを予約しての決行だったが、鳥撮りは7日のみ、今日は朝から雨だったのでホテルでのんびりしていた。鳥撮り…

鳥撮り遠征不発(2)

宿を出た時「金沢へは何度も来ているのですから観光よりも金沢へ来た目的の鳥撮りに再挑戦しませんか」カミサンのそんな一声で普正寺の森へ向かう。 普正寺の森では2時間近くいたが全く収穫は無かった。 森の中で出逢った鳥撮りさんに朝の挨拶をし話しかけ…

鳥撮り遠征不発

金沢市の普正寺の森(健民海浜公園)でサンコウチョウやヒレンジャク等が見られるという情報をもらったので、カミサンを誘い出して北陸自動車道をぶっ飛ばした。森の中で出逢った年配のバードウォッチャーにサンコウチョウの事を尋ねてみるも、昨日は見られ…

海を見に

海が見たい、夕日の海も見たい、そんな思いで丹後半島を一周して来た。 ドライブ行の場合週間気象情報を見てからホテルを予約して出掛ける、だからこれまで雨に遭うということはなかったが、今回は外れた、昨日は雨が降ったりやんだりの終日だった。 車を止…

老いのかたち(25)

老いの進み方が今年に入ってから一段と速くなっている、思いのままに身体が動いてくれないのだ。昨日は、楽しみにしていた池田亀山八幡宮の祭り、船に乗ってやって来る太鼓台を撮る予定で、ロケハンもしたし、いろいろと情報収集もした、準備は万全にした。 …

旅に出る・2

小豆島では秋祭りが各地で行われている。 鎮守の八幡さまへ各在所から太鼓台が集まってくるのだ。 宿泊していたホテル近くの内海八幡さま(小豆島町万木)の祭りを見に行く。 豪壮華麗な祭りを見慣れている者からすれば鄙の祭りという感じだが、地区の氏子全…

旅に出る

カミさんと二人で神戸三ノ宮フェリーターミナルからフェリーに乗って小豆島に来た。 特別な目的があった訳ではない、ふらっと飛び出してきたという感じだ。 夕焼けはホテルの窓から。 明日から一日半の予定で小豆島の秋を(寒霞渓の紅葉はまだ早いが)楽しん…

熊野磨崖仏

旅の終わりの昨日はアサギマダラをもう少し撮りたいと、姫島へ向かうつもりだったが断念した。 姫島へ早朝に到着するためには、高速道や国道31号線の山道をぶっ飛ばしたとしても由布院の宿を午前5時前には出て、7時30分のフェリーに乗らなければならないのだ…

バラに来た蜜蜂

旅の二日目、くじゅう花公園(竹田市久住町)へ行く。 花々の観賞というよりも虫探しだったが、暑さに負けて早々にギブアップした。 今日は、やまなみハイウエーや羅漢寺(中津市本耶馬渓町)へ向かう山道をぶっ飛ばした所為で相当に疲れた。 宿は湯布院の草…

アサギマダラ

国東半島の沖合に浮かぶ姫島へアサギマダラを見に来た。 今朝早くはたくさんのアサギマダラが見られたとのことだったが、姫島へ到着したのが10時過ぎだったためアサギマダラの群舞は見られずだった。 見回りに来た地元の人に、明日の朝早くもう一度来なさい…

コカマキリ

伊勢志摩への旅の折、伊勢神宮・外宮を参詣した。 伊勢神宮・内宮へは何度かお参りしたことがあるが外宮は今回が初めてだった。参拝した後、南御門板垣の上に小さなカマキリがいるのを見付ける。 板垣の高みにいたのと光の関係でカマキリの種類は確と判別は…

伊勢志摩へ

旅に出たいという思いの当初の予定は初冬の日本海・経ヶ岬方面だったが、日本海側の気象条件から伊勢志摩の海になった。 宿は鳥羽・悠季の里、カミサンのお気に入りの宿だ。 宿にいる間海を眺め続けていた。 夕映えの海 早朝の海

美瑛の丘・2

早朝の美瑛の丘が見たくて朝一番の朝食を頼んでおきながら、朝食後あまりの眠さにベットに倒れこんでしまった。 旅行中は目一杯歩き廻るつもりだったが老兵の体は言うことを聞いてくれないのだ。 老躯に鞭打つようにしてホテルを出た、遅い出立だ。 カミサン…

美瑛の丘・1

9月29日から一週間の予定で北海道へ行って来た。 新日本海フェリーを利用しての旅行だった。 敦賀から苫小牧までの20時間近い船旅は、最初から覚悟はしていたものの相当に疲れた。初日は日高海岸での終末期のこんぶ漁や浜辺の風景、えりも岬、黄金海岸の岩場…

石垣島での非日常的生活

石垣島での5日間は全くの非日常的生活だった。 午前6時起床、午後10時就寝、午睡なし、読書なし、新聞もなし、TVはニュースだけ。 ブログも書かず(書かずと言うよりは書けなかったのだ)。 部屋には有線ランがあり、レンタルPCも可能だとあったので、荷物を…

石垣島・蝶撮影行不発(2)

思うように蝶は撮れなかったが、今まで撮ったことのない虫達を撮る。 これまで虫撮りはその全てが単独行だった。誰に制約されることもなく好きなだけ地べたに座り込んでいたり、草叢に寝転がってボケーッと空を見ていたりすることも多かった。 ところが今回…

石垣島・蝶撮影行不発

7日の日から4泊5日の日程で石垣島へ蝶を撮りに行って来た。 相棒のカミサンのため日程の半分は観光に、半分は蝶撮りの予定だった。 蝶撮りをメインに考えていた私の時間10日の日は朝から強風と雨だ、悲しくなる。取り敢えずの収穫は以下の蝶たち。 クロア…

遠出をする

カミサンと二人で久しぶりの遠出をしてきた。 主目的地は犬島(岡山市)だ。 ここには銅の精錬所の遺構が残っており産業遺産として保護されている。 この廃墟の光景が随分前から気になっていた。 夕焼け空に浮かぶ煙突や廃屋のシルエット、廃屋を近景にした…

橋杭岩・昇陽

「橋杭岩と昇陽」これを撮るのも目的の一つ。 前日のスケジュールの押せ押せで目的地のロケハンも十分出来ずだったが、なんとかなるだろうと4時起きでホテルを出た。日の出前の僅かな明るさから日の出の方向の見当をつけて車を停めたが、やはりロケハンをき…

那智の滝無慙

南紀への2泊3日の小旅行の初日、雨の中の出発になってしまった。 近畿南部の天候も午後からよくなるという気象情報だったので、当初の出発時間を2時間ほど遅らせての出発だ。 家を出る時はそんなに酷い雨降りでもなかったが、鈴鹿越えでは土砂降りの雨、…

邂逅

旅の2日目の朝、早朝の出発で目一杯計画のポイントを周る予定だったが、出遅れる。 朝食は8時からなのだ。今まで撮影行でいろんな宿に泊まったが、8時というのは初めてだ。 一人旅だったら朝食をお握りにでもしてもらって飛び出すのだが、カミサンと一緒…

石の佛たち(2)

第1日目の宿は黒川温泉郷にした。 田の原川(筑後川本流の上流部の別名)沿いのその宿は、レトロと言うか、鄙の宿。 食事は良かったが内湯は薄暗く露天風呂ももう一つだった。 それに川沿いの斜面に建てられている所為か階段が急で老爺には危なっかわしい。…

石の佛たち(1)

臼杵の磨崖仏(国宝)を見に行きたいそんな思いで旅に出た。 素晴らしい石の佛たちだったが、切り撮るには相当に難しい対象だ。 かなりの枚数シャッターを切ったがなかなか思うようには撮れていない。 大きなレフ板でも用意していればそれなりの光の工夫も出…

旅に出る

何処かへ行きたい、そんな思いに抗しきれず孫たちに留守を頼んで旅に出ることにする。 相棒はカミサンだ。 臼杵の磨崖仏や由布渓谷それに天草への行程、島原へも渡る予定だ。 目的地は盛り沢山、十分に調べておいたがどこまでこなせるか。これまで旅はマイカ…

佐渡ヶ島へ(2)

佐渡旅行の当初の予定は、佐渡で二泊の予定だったが、宿探し担当のカミサンがネットでいろいろ調べていた時、概して佐渡の宿の評価(くちこみ)は点数が低いことに気付く。 佐渡はフェリーとセットの旅館だけにして、二日目は新潟にしようと云う。 カミサン…

佐渡ヶ島へ

佐渡ヶ島・大野亀のトビシマカンゾウと相川音頭で流す「宵の舞」を撮りに行こうと思い立ち、午前六時新潟港発のフェリーに乗るため夜の北陸自動車道をぶっ飛ばした。カンゾウの花は今年は少し遅れているようで、山裾一面に咲き誇る状態ではなく、もう一つ絵…