2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

朽木しぐれ

朽木の晩秋の風景を撮りに行ってきた。 家を出る時は雨上がりの空が眩しく輝いていたから、朽木の谷間の紅葉とススキを撮るには良い条件になるはずだと思っていた。だが「おいおい、お前さん朽木に通い始めて何年になるの」と自分を責めなければならないよう…

虫撮りの終りと冬支度

例年10月の終わりを区切りに虫撮りも終わっている。 今年もこれで一区切りだがシーズン初めに考えていたプランの未達が多い。 虫たちの飛翔シーンを第一の課題にしていたが僅かな収穫に終わった。 殊にトンボの飛翔は相当なシャッター数だったのに、全てゴミ…

ワガママな味覚

今日は光華セミナーの第4回目「児童文化にみるいのち」の講座のある日だ。 講座は2時からだが、昨日一日呆けていたのでその分取り返すつもりで早めに家を出る。 ジュンク堂書店とヨドバシカメラに寄るつもりだ。それにしても昨日一日のボケーッとした呆けぶ…

イチジクジャムを作る

ご近所のAさんからイチジクを戴く。 朝食時に楽しんでいたジャムのうちイチジクジャムが無くなりかけているのを思い出し、戴いたイチジクでジャムを造ることにした。毎朝楽しんでいるイチジクジャムは、ル・コルドン・ブルー(フランス)のブラックフィグジ…

2橋間昇陽 撮れず

琵琶湖大橋2橋間の昇陽を撮りに行く。 天気は良かったが東の空には雲が多い。ことに2橋間から見上げる空は厚い雲だ。 これでは太陽の顔を見ることも出来まいと思いながらもカメラをセットする。 ビニールシートを広げコンビニで買ったサンドイッチと缶コー…

小さな命の終り(3)

今日も夕方の散歩の時カマキリの死を見た。 昼過ぎに比良颪のような突風が吹き荒れたから、このカマキリも路上に飛ばされてきて踏みつけられたのだろう。 「小さな命の終り」と名付けたファイルにはいろんなシーンの画像がかなり貯まってきた。 その反面画像…

蛹化完了

キアゲハの蛹化が今日の午後完了した。 越冬サナギは初めての経験なので来春の羽化が楽しみになってきた。 そして後は寄生蜂などに侵されていないことを願うばかりだ。虫撮りの季節が終われば、「京の暖簾」の続きを撮ろう。 「京の暖簾」と同時に京の路地も…

越冬サナギ(2)

書斎に来たキアゲハの幼虫がサナギになる準備を始めた。一昨日まで物凄い食欲でミツバを囓っていたので、一日に2度もミツバの葉を新しく交換しなければならなかったが、昨日は全く食欲がなく、午後8時頃には大量の体液を出して体が小さくなっていた。サナ…

写真展(3)

京都現代写真作家展(京都文化博物館)に行ってきた。 眼を見張る作品が何点もあったし、写真という既成概念を変えさせられる作品もあった。 写真と言う言葉よりも前衛的な映像作品と称すべきではないかと思えるものもあった。それからファインダーを覗く写…

写真展(2) 写真の修正

第50回記念滋賀県写真展覧会出陳目録を見ていて、審査評総評の文面に気になる箇所を見つけた。 「カメラのデジタル化や高性能化に伴って、表現の領域が広がった反面、過度に調整しすぎな作品も目立つようになってきた。自分自身の感覚と技術の調和を図りな…

写真展

滋賀県立近代美術館ギャラリーで開催中の第50回記念滋賀県写真展覧会に行ってきた。 見応えのある写真が多く、結構長い時間会場にいた。展示されている146点の中でも、「海苔漁寸景」(芸術文化祭賞)と「レクイエム」(特選・BBCびわ湖放送賞)には暫し見入…

越冬サナギ

庭のミツバの上でキアゲハの幼虫を見つける、終齢幼虫だ。 この時期のキアゲハの幼虫は蛹化・羽化まで成長するのか、それともサナギになって越冬するのか、そんな観察の楽しみで書斎の飼育箱に来てもらった。蛹化し羽化するまでには現在の状況から見て半月近…

湖国の蝶

”湖国チョウ勢力図異変”という記事を京都新聞紙上読んだことがある。 琵琶湖博物館の学芸員と県内アマチュア研究家との共同研究によれば、滋賀県内には128種類のチョウが生息していることが分かった。 このチョウの世界にもその分布にいろんな変遷があるよう…

いのちはいのち

先日の光華セミナー2回目タイトルは ”出発としての「いのちはいのち」” 講師は和光大学名誉教授・最首悟さんだった。リタイアしてからのこの8年間いろんな講演会やセミナーに出席してきたが、今回の講座はかって無いほどの緊張を強いられ集中して聞いた。 …

邂逅

旅の2日目の朝、早朝の出発で目一杯計画のポイントを周る予定だったが、出遅れる。 朝食は8時からなのだ。今まで撮影行でいろんな宿に泊まったが、8時というのは初めてだ。 一人旅だったら朝食をお握りにでもしてもらって飛び出すのだが、カミサンと一緒…

石の佛たち(2)

第1日目の宿は黒川温泉郷にした。 田の原川(筑後川本流の上流部の別名)沿いのその宿は、レトロと言うか、鄙の宿。 食事は良かったが内湯は薄暗く露天風呂ももう一つだった。 それに川沿いの斜面に建てられている所為か階段が急で老爺には危なっかわしい。…

石の佛たち(1)

臼杵の磨崖仏(国宝)を見に行きたいそんな思いで旅に出た。 素晴らしい石の佛たちだったが、切り撮るには相当に難しい対象だ。 かなりの枚数シャッターを切ったがなかなか思うようには撮れていない。 大きなレフ板でも用意していればそれなりの光の工夫も出…

旅に出る

何処かへ行きたい、そんな思いに抗しきれず孫たちに留守を頼んで旅に出ることにする。 相棒はカミサンだ。 臼杵の磨崖仏や由布渓谷それに天草への行程、島原へも渡る予定だ。 目的地は盛り沢山、十分に調べておいたがどこまでこなせるか。これまで旅はマイカ…

雨奇晴好と金木犀

昨夜遅く気にかかっていた四条通にある仲源寺の門に掲げられている扁額の文字「雨奇晴好」の出典を調べていて、志賀直哉の「暗夜行路」に「四条の額じゃないが、雨奇晴好ぐらいの気持ちかな」という用例のあることを知る。 「暗夜行路」のあらすじだけは承知…

「いのち」をテーマにした公開講座

京都光華女子大学真宗文化研究所主催の「いのち」をテーマにした6回の講座の第1日目だ。 講師は鈴木貞美氏(国際日本文化研究センター教授) テーマは「日本人の宗教観と生命観」 関心のあるテーマだったが途中から居眠りしたくなった。 内容の難しさ以上に…

頭上のスズメバチ

少し風があるが暖かい所為か、いろんな種類の虫たちを見る、昨日と大違いだ。 キアゲハ、ツマグロヒョウモン、アカタテハ、ヤマトシジミ、キチョウ、ウラギンシジミ。 ハラビロカマキリ、ツチバッタ、オンブバッタ、名前の分からない蛾3種。 チビドロバチの…

季節(とき)知らずのユリ

コスモス畑を探して散歩のコースを変えた道筋で白いユリが咲いているのを見た。 タカサゴユリだ。 昨年も10月の終わり頃、朽木小入谷でこのゆりを見て妙な違和感を感じた。 時雨に濡れていたから余計に季節(とき)知らずだと感じたのだ。 梅雨の頃だとか真…

ムラサキツバメ死す

冷たい雨が終日降ったり止んだりしている。 書斎に来たムラサキツバメは飛ぶこともなく逝ってしまった。 書斎の中を鮮やかな紫色の翅で飛ぶ姿を見たかったがそれもならず、僅か3日の生命だった。 小さな命の終りを擬人化して何かを感じるほどの詩心は持ち合…

飛べないムラサキツバメ

秋日好天、書斎の窓の外は素晴らしい秋空、青い湖面も綺麗だ。 虫撮りに行かなかったことを後悔している。 あまり開けることのなかった方のレースのカーテンを開けた時、ガラス窓にポツリポツリと茶色や少し黒味を帯びた血の色をしたものが付いているのを見…

書斎に来たムラサキツバメ

散歩の途次見かける金木犀はどの樹も枝いっぱいに花を付け、甘い香りを放っている。 PUKUさんと遅い散歩に出掛ける。 少し風があり太陽が雲間に隠れると肌寒いが、秋日好天だ。 PUKUさんが道の真中で何かに鼻を近付けている。近寄ってみると蛾のようだ。急い…

小さな命の終り(2)

今日は湖北の伊吹山や金糞岳がはっきり見え、沖島の背後遠くに鈴鹿連山の北の果ての霊仙山の山容が秋空に浮き上がるように見える。 秋日好天だ。マキノの雑木林に秋の深まりを撮りに行く予定だったのに、9時過ぎの目覚めで出そびれた。 書斎と書棚とパソコン…

小さな命の終り

今朝も小さな命の終りを一つ見た。 同じクダマキモドキとは思えないが3日前は元気な姿だった。 これから暫くの間は注意深く見ていれば、道端や草むらでいろんな小さな命の終りを見ることだろう。ITO昆虫園と称しているITOさんの菜園に午後から入る。 春先か…