2016-01-01から1年間の記事一覧

エナガ

旧い友人のOさんからメールが届く、こまめに日々更新していたブログが26日以来途切れているが体調不良か、という問い合わせだった。 こんなふうに心配してくれる昔からの仲間も今では5指ほどになってしまった、寂しくなる。 体調に問題があるわけではないが…

熟柿

洗車を依頼した後、小1時間待ちの時間を利用して田圃道を歩く。 狙いはケリやモズだったが全く見掛けずだった。耕作放棄地、アシの茂る一画はスズメのねぐらになっているのだろうか。 スズメの集団が潜んでいる気配がする。 そっと近づくとかなりの集団がア…

湖の荒れる日

読書に倦み、魔法瓶にホットコーヒーを入れ、フロランタンと長いヤツ持参でいつもの河口へ行く。 車載温度計は9度だったが風が吹き荒れている所為で体感温度はもっと低く感じた。 雲の流れによっては時雨が通り過ぎて行き、時にはよろめく程の突風が吹き付け…

朝焼け

いつになく早起きだった、書斎のカーテンを開け、朝焼けの空を見る。 久しぶりに見る赤い空と赤い湖だ、窓を開け寒気の中にレンズを出す。 1ショットしたのが7時2分、もう少し早く、30分も早く赤くなり始めた空に気付いていればカメラを持ち出掛けられた…

霧の一日

冬至の日だ、早朝ものすごい霧、昼間は霧も少し晴れたが夕刻から再び霧が濃くなる。 霧の一日だった。こんな日はこれまで僅かに経験があるだけだ。濃霧の雑木林を歩いてみたかったが左腰の調子が芳しくないのだ、諦める。 目的の雑木林へは行けなかったが少…

カマキリの死

道路際の犬走りにカマキリが横たわっているのを見る。 死んでから長い時間が経過しているとは思えない個体だ。 まだ生きていた頃の色艶が残っている。 今朝は見掛けなかった。 なにかの拍子にすぐ上の木蔦からでも落ちたのだろうか。カマキリの腹部は随分と…

忘れ物

17年度の写真展用の候補作の選び出しの日だ、写真仲間たちは今年の成果を持参していた。 私もピックアップしておいたものを持出したが、肝心なものを忘れていた。 出品作の候補基準は、虫たちのポートレート、虫たちの獲物、飛翔、カップリング、その他とい…

初冬の月

暖房を入れに書斎に上がった時、湖面を照らして十六夜の月が出ているのを見る。 雪を被った比良連山はこの月明かりの中どんな様子だろうか。 そんな光景を見たいと思いながらも老躯は寒さに負けている。

暮渡る

一昨日以来呆け暮らしが続いている、まさしく冬籠りに入った熊の状態、背中を丸めて書斎に閉じこもっているのだ、それも完全に冬眠に入らず半醒状態だから余計に始末が悪い。 こんな状態で放り出していた写真展用の写真(候補作選びの2L版)のプリントにかか…

初冬のジョロウグモのペア

今朝は今冬一番の寒さ、零度近かったようだ。 寒さに負けた老躯は長いヤツを持出して鳥撮りに出掛ける意欲もなく、まるで冬籠りの熊のように背中を丸め書斎に半日閉じこもっていた。庭先の金木犀の枝には今も4組のジョロウグモのペアが網を掛けている。 巣…

湖荒れる・2

和邇川河口の砂州で見掛けるのはカルガモの小集団、今日も釣り人の姿はなかった。 長い間中断していたジュリアン・ジェインズの「神々の沈黙」のページを開く。 第2部第4章 メソポタミアにおける心の変化」からだ、寄り道しないで一気に読みたいものだ。比…

湖荒れる

雨上がりの湖畔へ行く、陽射しは明るいが風は冷たく時雨が通り過ぎることもある。 和邇川河口の吹曝しの砂州にはさすがに釣り人の姿はなかった。 鳥の姿もまばらだ、砂州で仕切られた湾処にカルガモとオオバンの小集団が居るのみ。 時雨交じりの風が強まって…

コサギとバサー達

昨年の10月に鳥撮りを始めてから、鳥と人との関わりを鳥撮りのテーマの一つにしている。 コサギやダイサギと釣り人、農作業する人と鳥たち・・・等などだ。今日もコサギやダイサギにバサー達を絡めた1ショットが欲しいと出掛けた。 コサギ、ダイサギ、アオ…

アオサギを追いかけて

今日は2ヶ月に一度の定期健診の日、心臓のエコー検査や心電図、胸部レントゲンなどで半日が潰れた。 午後から長いヤツに一脚を付け湖岸へ出掛ける。道すがらアオサギの飛翔を見たこともあり、今日のメインの被写体をアオサギにした。 お気に入りのものが何…

老いと若さと

魔法瓶に詰めたホットコーヒーとエッグタルトと長いヤツを持って午後2時過ぎに湖岸へ行く。 河口にはアオサギが1羽、カルガモやコガモが僅かばかりだったので、ダイサギなどがやって来るのを待つことにして、早速のコーヒータイムだ。 2杯めのコーヒーに手…

雪虫

陽射しの暖かい気持ちのいい一日だった。 暖かさの所為だろうか、沢山の雪虫がふわふわ舞っているのを見る。 11月の半ばくらいからぽつりぽつり翔んでいるのは見ていたが、今日はおっ!と思う程の多さだった。 ふわりふわり舞うところを撮りたいと思い、50mm…

老いのかたち(31)

霧が薄れた庭先の金木犀の枝の間を動き回っているメジロを見る。 近くの南天の実を啄みにきているのだろうか、なんとも忙しない動きをしている。 そう言えば、3月の初め頃梅の花に来ているメジロを撮って以来メジロを見ていないと思われる。 これも3月に入…

小さな画廊にて

”平家都落の道”の第2回目の講座のある日、講座の前に露地を歩きたいと早めに家をでた。 あちこち歩いた最後の通りが綾小路通、目的の写真画廊へ行く道だ、かなり歩き疲れていた。 それに歩き出す前はそうでもなかった左腰が痛くなっていたから、一方通行の…

初冬のアオバハゴロモ

擁壁に這うツタの落葉も11月の半ばまでと違って随分少なくなった。 階段の石垣にしがみ付くように僅かに残っていたツタの葉も、昨夜の時雨に落とされてしまう。 一つの季節が終わったのだ。買い物の荷物を運び上げていて、小さな落ち葉の上にいるアオバハゴ…

茶の花

湖岸沿いの菜園で花盛りの茶の一畝を見付け虫の姿が見られないかと思い近づく。 遠目には白い花がきれいに見えたが近づいて見ると花の盛りは過ぎていて傷んだ花が目立った。 半月くらい早く来ていれば見事な茶の花の一列が見られただろう。 虫の姿は全く見当…

南天の実

今日も10時過ぎの遅い起き出しだった、完全に夜型の生活パターンになってしまっている。 起き出した時、玄関先の南天の実を啄みに来ているのだろうか、ヒヨドリの啼き声を聞く。 玄関先からのヒヨドリの啼き声を聞くのは今年初めてだ。 玄関先の南天も庭の南…

蓑虫

庭の片付けをしていて蓑虫が落ちているのを見付ける。 昨夜半の一時突風が吹き荒れた、細い枝が強風で吹き折れ、蓑虫を付けたまま何処かから飛ばされて来たようだ。 蓑の中に幼虫はいない、それに古い感じの蓑だ。 ぶらりとさがって雪ふる蓑虫 山頭火鳥撮り…

啄まれた柿の実

昨年のこの時季、ほぼ毎日のように150-600mmなどを持って鳥撮りに出掛けていた、今年はその回数が極端に少なくなっている。 左腰に痛みがあるのも一因だがそれ以上に撮りたいという意欲が減退し始めているのだ。 出不精になりいろんなことが億劫になる、これ…

講演会と写真展と

京都新聞近江支社主催の湖灯塾・「飛鳥から近江へ ー古代製鉄からみた近江遷都ー」という講演会に潜り込む。 20数年も前だが古代製鉄に夢中になっていた一時期があった、その頃の事を幾つか思い出していたので出掛けて行ったのだ。 近江遷都の背景を古代製鉄…

皇帝ダリア

花の少ないこの時季住宅地を歩いていると皇帝ダリアが眼を引く。 夕方の散歩に出た折も、段々畑の一角で4・5mはあろうかと思われる背の高いヤツを見た。 虫が来ていることを期待して見上げていたが虫の姿はなかった。 皇帝ダリアには種も出来るがどんな虫が…

晩秋のモンキチョウ

陽溜まりでは僅かに暖かさを感じるが雲が流れ曇り始めると急に寒くなる、風も冷たい。 棚田の南西斜面でモンキチョウを見る。 ベニシジミも見掛けたが翅が酷く傷んだ個体だった。 明朝にかけて夜は相当冷え込むようだ、ベニシジミは明日もいのちをつないでい…

モズの早贄

陽射しは明るいが風は冷たく、時に時雨が通り過ぎて行く。 比良連山の麓から立ち上がるような大きな虹も見られた。 カミサンに頼まれて孫娘にケーキを届けた折 庭先の植え込みでモズの早贄を見付ける。 木の枝の奥に隠されるようにカマキリが突き刺されてい…

ハバチの仲間だろうか

小さな谷間の畑への道すがら、触角にも脚にも白い帯模様をもつヤツを見る。 草の葉の上を動き廻るので追いかけるのが大変だった、なんとか1ショットする。 ハバチ科の仲間コシジロハバチのようにも見えるが同定は出来ないでいる。 小さな谷間の斜面で、セス…

ジョロウグモのペア

昨日の朝、霧に濡れたクモの巣を撮った時にはクモの姿を見掛けなかったが、今日は巣毎にジョロウグモしかもペアがいるのを見る。 このクモはもう産卵を終わったのだろうか、これからだろうか。 近くのキンモクセイの幹などでクモの卵探しだ。カミサンが録画…

霧に濡れたクモの巣

早朝は物凄い濃霧だったようだ。 カミサンによれば向かいの屋根も見えなかったほどだったとのこと、余程の濃霧だったのだろう。 「今日は防災訓練の日ですよ」と言って起こされたのが8時過ぎ、霧はかなり薄れていた。 霧の風景を撮りに出掛けるには遅すぎた…