2013-01-01から1年間の記事一覧

カマキリの死

「小さな命の終わり」というファイルを持っている。 道端などで見付けた虫たちの命の終わりを撮り溜めたものだ。 このカマキリを見たのは昨日の朝の散歩の折だ。 体を前後に動かしていた。 遅くまで命を繋いでいるヤツもいるんだなと思いながら通り過ぎた。…

キタキチョウ

谷間の畑の南斜面でキタキチョウを見た。 半月近くチョウの姿を見ていなかったのでおおっ!という感じで嬉しくなる。 虫撮りのフィールドへ出掛けていればまだまだ虫の姿も見られただろうが、写真仲間とコスモス畑へ行った10月19日以降は虫撮りに出掛けずだ…

リンゴドクガの幼虫

夕方の散歩の折、リンゴドクガの幼虫を見付けた。 珍しく薄いピンク色をしているのだ。 リンゴドクガの幼虫はこれまで何度も撮っているが、ピンク色をしたのを見たのは初めてだ。 Webでリンゴドクガの幼虫の画像を検索してみても黄色い毛を持つものばかりで…

菊 湯

ITOUさんから食用菊を沢山頂いた。 先日頂いた時は、おひたしにしたりみぞれ和え(大根おろし、釜揚げしらす、食用菊)にして食したから、今回は半分を甘酢漬けにし残り半分をお風呂に入れ菊湯にした。子供の頃、母親が山から刈り取ってきた野菊(樟脳に近い…

蝸牛の歩み

道端で見付けたカタツムリを持ち帰り玄関先のアオキの下に置いたのは8日金曜日の午後。 翌日の朝見た時はまだ石の上にいたが、昼過ぎに外出から帰ってみた時には姿を消しており、探してみると石から少し離れた落ち葉の下にいた。冬空の下でカタツムリが活動…

遠出がつらくなる

紅葉の情報が聞かれるようになった。 この季節になるとよく出掛けた場所の一つに、永源寺ダムの上流域がある。 愛知川渓谷やその支流神崎川、八風街道などがお気に入りだったから何度も出掛けていた。 早朝の渓谷が見たくて暗いうちから愛車をブッ飛ばしたこ…

虹を見た

買い物に行った帰り道、琵琶湖の上に懸かる大きな虹を見た。 色鮮やかでは無かったが素晴らしい大きさだ、しかも二重になっているのだ。 時雨れることが多くなる季節に入ると虹の出現をよく見かけるが、これほど大きな虹を見たのはこれまでにも余り経験がな…

ヨメナかノコンギクか

冷たい雨が降ったり止んだりの一日、終日書斎に閉じこもっていた。 暇つぶしにと、撮り溜めているポジフイルムをスキャナーにかける為の準備作業、ライトボックスに掛け選び出しの作業を始めるが、僅かな時間で中止する。 老兵の根気の無さだ。スキャナに掛…

カタツムリ

駅へ向かう道端でかカタツムリが転がっているのを見付ける。 近くのお宅の庭先から何かの拍子に転げ落ちて来たのだろう、通学時の子ども達にも見つからず、車にも轢き潰されずにいたのだ。 いつもだったらその様子を撮っておくのだが急ぎ足で駅へ向かう途中…

老いのかたち(13)

旧い友人から頼まれたある案内ハガキの原稿作成に一日ふうふういっていた。 ワードを使えば簡単だと思い引き受けたものの思うようにならないのだ。 ペイントを使った簡単な地図の作成、画像の挿入にテキストボックスを利用、書式を変更する等など、その操作…

枇杷の花

谷間の畑で枇杷の花が咲いているのを見付け草の生い茂った細道を下りてみた。 枇杷の白い花は小さくて地味な上に、この花に虫たちが来ているのを見たことがない。 虫撮りの舞台にはなり得ない花なのにこの時季になると不思議と気にかかるのだ。 思い出せない…

庭に来た虫たち

小さな庭の片付けをしていてササグモ、ハナアブの仲間、ハムシ等を見る。 ササグモが乗っかっているのはオニユリのムカゴ。 雑木林の中で山芋のムカゴを採取した時は塩煎りにして喰ったことはあるが、オニユリのムカゴは未だ賞味せずだ。来年はオニユリから…

アゲハの蛹

柚子の木の近くの壁にアゲハの蛹がくっついているのを見付ける。 見たところ寄生蜂などには侵されていないようだから、うまく越冬できれば来春には羽化が見られるかもしれない。この蛹は地上から50cmほどの所にいるのだが、4年前の冬の初め、2階の窓よりも高…

晩秋のイトトンボ

庭先の枯れたオニユリの枝先にイトトンボが止まっているのを見付ける。 逆光になっている関係で体の色はよく分からないが褐色に見える。 この時期のイトトンボは、オツネントンボかホソミオツネントンボくらいしか思いつかない。 体色が褐色に見えるところか…

シマハナアブ

撮り溜めた写真の整理をしていて、視力と集中力の衰えを突きつけてくるような写真が多くなり始めていることに気付く。一眼レフにマクロレンズ等を装着してMFで虫撮りしている時は、ファインダーの隅々まで注意して覗きこんでいるのだが、コンデジをAFで、な…

紅白の饅頭

”シルクロード仏教史料を読む ー「法顕伝」講読ー”第3講目、山田明爾先生の話が一段と面白くなってくるのに、今日はうっかりと補聴器を忘れていた。 補聴器を忘れていることに早く気付いていれば最前列の席に座っただろうに、いつもの後ろの席だったから必…

クサカゲロウ

玄関先でカゲロウの仲間とカメムシを見る。 カゲロウの仲間はクサカゲロウ。 クサカゲロウの出現期は既に終わっているはずなのにと思いながらモニターを覗いていた。 コイツの仲間のヨツボシクサカゲロウ(頭部に2〜4個の黒い斑紋がある)は悪臭を放つが、…

カマキリが飛ぶ

ツワブキの花にモンシロチョウやハナアブの仲間がいるのを見つけ近づいた時、その花からカマキリが飛び立ったのでびっくりする。 カマキリが20cmほどの距離を跳ぶ(ジャンプする)ことはこれまで何度か見たことがあるが、翅を拡げて飛ぶ(飛翔する)のを見た…

ホウジャク

散歩の途中、垣根から顔を出しているツワブキにホウジャクがいるのを見付け、ポケットに捩じ込んでいるコンデジを急いで取り出す。 ホバリングしながら吸蜜しているところを狙うが上手く追いかけられずだ。 花から花への移動は高速な上に次の花がどの花なの…

ツマグロヒョウモン

陽当りの良い場所で今日はいろんな虫たちを見た。 ツマグロヒョウモン、キチョウ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、コノシメトンボ。 草叢では季節外れのタカサゴユリを見付け、その直ぐ側でイナゴの幼体らしきものも見た。 暖かくて穏やかな一日、虫を撮る…

落日

銅鐸博物館(野洲市)で催された講演会(野洲川下流域の古代文化)からの帰り道、随分久しぶりに大きくて真赤な夕日を見た。 比良連山の麓に住んでいることや書斎の窓が東向きということもあって様々な夜明けの光景は見ているが、落日を目にすることは極めて…

二つの死

陽溜りに居ると気持が良いが、陽が陰り風が吹くと身をすくめる寒さになる。 晩秋の頃は好きな季節だったが年老いた今では、暖かさと寒さが入り混じる日々の変化に躰が上手く順応出来ず苦手になっている。 厚手のジーパンに履き替えた。それに虫撮りも出来な…

茶の花

講座「維摩経とインド文化」の最終講の日だったがサボってしまった。 理由もなく出掛けるのがひどく億劫だったのだ。 何時の頃からか万事億劫という状態になることが時々あり、終日呆け暮らしをしている。 読書もせずTVも見ず放心している日があってももいい…

写真展を見に

県立近代美術館ギャラリーで開催中の「第52回滋賀県写真展覧会」を見に行ってきた。 久しぶりにおっ!と思える作品に出逢え随分長い時間会場にいた。私には写真の巧拙を判断する力がないから、作品を見る時は好きか嫌いかが全てだ。 今回の写真展への応募数…

チョウセンカマキリの獲物

長い間刈り込み等の手入れもせず放置したままだったから、木蔦が伸び放題になり階段に覆いかぶさるようになっている。 木蔦は10月の初め頃から小さな花をつけ始める。 現在では花も終末期に近づいているが、花の盛りの頃はコガタスズメバチ、キイロアシナガ…

赤い実

玄関先のアオキの実は一週間ほど前まではほとんどの実が青かったが、ここにきて赤い実が増え一日毎にその赤さが濃くなっている。 3月の終わり頃の小さな花が今では真赤な実になっているのだ。 花が咲き実がなり、その青い実は時とともに赤く熟れる、自然の理…

老いのかたち(12)

昨日の車の事故処理でディラーに車を持ち込む時、近道をしようとして道を間違えとんでもない方向へ暫く車を走らせていた。 見慣れた風景を目にするようになって初めて自分が逆方向に走っていることに気づく。 原因はあまり良く知らない道だったので交差点で…

疲れた一日

写真仲間たちと近江八幡の八幡掘やコスモス畑へ行く。 コスモス畑で虫撮りを考えていたが不発だった。 八幡掘でももう一つファインダーを覗く気がせず殆どシャッターを押さずだった。 その上、細い田圃道で踏切を越えようとして車の左バンパーを縁石で傷つけ…

キシノウエトタテグモ

階段下の掃除をしていて、擁壁の排水口にしている塩ビパイプの穴にキシノウエトタテグモがいるのを見付ける。 早朝の寒さの所為か指先で突っいても動かないのだ。 何度か突っいているとコロンと転げ落ち、地面に落ちた時は慌てたように這い出したが、擁壁に…

呆けた半時

龍大深草キャンパスで講座のある時は、写真ギャラリーを何ヶ所か廻るのとジュンク堂書店に立ち寄ることが習慣になっている。 今日もギャラリー古都ほか2ヶ所ほど覗いたが疲れただけだった。 写真展等を見て歩くと何点かは、おおっ!とかいいなと感じるもの…