ツヤアオカメムシ

夕方の散歩から帰った時、階段の手すりの上を這っているカメムシを見付ける。
ツヤアオカメムシのようだ。

比良颪などが吹き始めるとこの階段は冷たい風の通り道になる。
カメムシにレンズを向けている時も身をすくめるような冷たい突風に見舞われていた。
老兵は身をすくめているのにツヤアオカメムシは冷たい風の中をかなりのスピードで登っている。
コイツは成虫で越冬するというから寒さには強いのだ。

5年近くも前だが、今津(高島市)の柿畑の雪景色を撮りに行った時に、農小屋の軒下でツヤアオカメムシが集団越冬しているのを見たことがある。
後にも先にも集団越冬を見たのはその一回限りだ、もう一度見てみたい。


キチョウの越冬もテントウムシの集団越冬も見たいと思い続けているが未だ見られずだ。

偶然を拾い上げるためには兎にも角にも行動範囲を拡げなくては。