寒風の中のセアカヒラタゴミムシ

運動不足解消とばかりに散歩に出掛けたが早々に引き返すことになった。
昨日ほどの強風ではないが時折吹き付けてくる突風によろめくことがあるのだ。
足腰の老化が一段と進んでいることを思い知らされていた。
それにダウンジャケットを纏っていたのに寒さを感じている、耐寒能力も劣化しているのだ。

寒風に負けて帰って来た時階段の踊り場で、前胸が鮮やかな赤褐色タイプのセアカヒラタゴミムシを見付ける。

12月も半ばのこの時季に見かけたのは初めてだ。

もう随分前だが、夏の薄暗い雑木林の中で、コイツが少し乾き始めているミミズの死骸に食い付いているのを見たことがある。
そのミミズの死骸にはウラギンシジミも止まっていたから余計に印象に残っているのだ。
その雑木林は八風街道石榑峠を下った三重県側だった。
虫撮りに遠距離をものともせず出掛けていたのだ、今ではもうそんな行動は出来ない。

寒風の中でセアカヒラタゴミムシにレンズを向けているといろんな事が思い出された。