虫たちの獲物

クロヤマアリの獲物

擁壁に這うツタも老樹になっているのと一夏の炎暑に痛めつけられた所為で、秋に先駆けて落葉が多くなっている。 夕方、日陰になったのを幸いにツタの落ち葉を掃き集めていて、小さな枯れ葉が動いているのを見付ける。しゃがみこんでよく見ると小さなアリがジ…

シオヤアブの獲物

夕刊を取りに出た時、門扉の近くにシオヤアブがいるのを見付ける。 何か獲物を抑えこんでいるようだ、驚かさないようにそっと近づく。 シオヤアブが捕まえているのはアオクサカメムシのようだ。 離れたところから撮りながら少しずつ間合いを詰める。 シオヤ…

カマキリの捕食

午後6時前、空が暗くなり始め雷鳴も大きくなる。 一雨来そうな気配だったので夕方の散歩を早めにきりあげる。その帰り道、空き地の石垣の上の草叢に小さなカマキリがいるのを見付ける。 最初は葛の葉の上にいるカマキリにしか気づかなかったが、よく見ると…

モンキアゲハ

昨日の続きで、小さな谷間の夏ミカンの花に来るチョウを撮りに行く。 夏ミカンの木にはナガサキアゲハやナミアゲハ、それにモンキアゲハもいた。 しかし、今日は何故か吸蜜する時間が非常に短く、それに2・3度花に止まると直ぐに飛び去っていくのだ。 飛び去…

ヨコズナサシガメの獲物

比良山麓の棚田のあちこちで田植えの準備が始まっている。 その田拵えの様子を見に行った帰り道、立ち寄った神社の杉木立で思わぬものを見つけた。 ヨコズナサシガメが小さな獲物に口吻を突き刺しているのだ。 これまでヨコズナサシガメの越冬中の集団や赤い…

ソラマメヒゲナガアブラムシ

ナナホシテントウがソラマメヒゲナガアブラムシを捕食しているのを見る。 このソラマメヒゲナガアブラムシの仲間には、エンドウヒゲナガアブラムシ、ネギアブラムシ、ダイコンアブラムシ、ジャガイモアブラムシ、マメアブラムシ等など、日本では700種近いア…

チョウセンカマキリの獲物

長い間刈り込み等の手入れもせず放置したままだったから、木蔦が伸び放題になり階段に覆いかぶさるようになっている。 木蔦は10月の初め頃から小さな花をつけ始める。 現在では花も終末期に近づいているが、花の盛りの頃はコガタスズメバチ、キイロアシナガ…

キアシナガバチの獲物

クモの糸に絡まっているクマゼミをキアシナガバチが齧っていた。 クモの糸に捕らわれているその様子からして、かなりの時間が経っているようだ。 胴体の一部も翅も傷んでいる。キアシナガバチは青虫などを肉団子にして巣に持ち帰り幼虫のエサにするが、この…

キバネオオベッコウの獲物

午前8時過ぎだが朝の爽やかさはカケラもない、猛暑の始まりだ。 ブロック擁壁の上でキバネオオベッコウが獲物を狙っているのを見付ける。 クモの名前はよく分からないが徘徊性のクモのようだ。 クモは既にキバネオオベッコウの一撃を受けているようで逃げ出…

シラヒゲハエトリの獲物

庭のノウゼンカズラは花の絶頂期を迎えており、落花する花も結構多くなっている。 昨年は花の盛りにはキアゲハやカラスアゲハの訪れが、毎日のようにあったのに今年は未だ見ない。 これも猛暑の所為だろうか。 猛暑の所為といえば、門扉の近くのオオズアリの…

夜のオオズアリ

門扉の近くのブロック塀の隙間でオオズアリが巣作りを始めているのを見付けたのは、昨日の朝掃き掃除をしている時だった。 数匹のアリが砂粒を口に咥えて運び出しているのだ。 アリの体よりも大きな砂粒も沢山運び出している、凄い力持ちと言わざるを得ない…

アリとキリギリス

昨夜は遅くまで「八千頌般若経」・梶山雄一訳 を読んでいたのに五時前に目が覚める。 いつもだったらもう一眠りするところだが、朝の爽やかさに釣られて起きだした。気まぐれな早朝の起き出し、これが良かったのだろう「イソップ物語」の一話を思い浮かべる…

カマキリの幼体の獲物

5月27日に空き地の草叢でフタモンアシナガバチの巣作りを見つけて丁度1ヶ月が経つ。 巣そのものはあまり大きくなってはいないが、働き蜂の数が増えているようだ。 レンズを近づけると2匹が飛び立っていったので、女王蜂を含めて7匹の家族になったことにな…

ササグモの獲物

読書に倦み午後からいつもの草叢へフタモンアシナガバチの巣作りの様子を見に行く。 巣では第2陣目の2匹が羽化したのだろう女王蜂を含めて4匹になっていた。 育房に頭を突っ込んでいるハチもいるがどんな作業をしているのだろうか。 暫く見ていたが動き出…

オオズアリの獲物

梅雨の晴れ間、草叢に入れることで何かしらウキウキしている。雨上がりの草叢では、アゲハなどの大型のチョウは見かけなかったが、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、セセリチョウ等を意外なほど沢山見かけた。 小さなガの類もかなりの数を見る。虫達…

アミメアリの獲物(2)

終日雨降り止まず。雨の日の日課にしている読書にも集中できず呆け暮らしが始まりかけている。 「八千頌般若経」梶山雄一訳(中公文庫)などという難しいものに手を出すからですよ、そんなものは放り出しておいて、RAW現像や写真の整理をしたら如何ですか」 …

アブラムシのコロニー襲われる

散歩の途次、空き地の草叢でアブラムシのコロニーがテントウムシに襲われているのを見付けた。 ナナホシテントウの成虫も幼虫も驚くほどの勢いでアブラムシを喰っているのだ。 最も食欲旺盛なのがサナギになる前の終齢幼虫だというから驚くに当たらないのか…

ハエトリグモの捕食

庭のタカサゴユリの葉の上でハエトリグモの捕食を撮る。 ハエトリグモはネコハエトリ、獲物は無翅のアブラムシと有翅のアブラムシだった。

アミメアリの獲物

玄関先のアオキが新芽をふくらませ若葉を茂らせ始めると、新旧交代のように旧い葉っぱの落葉が多くなる。夜半に強い風が吹いたりすると玄関先は落ち葉が降り積もっているのだ。 今朝もそんな落ち葉を片付けていてアミメアリが何かの幼虫に群がっているのを見…

テントウムシの捕食

5時過ぎPUKUさんと散歩に出掛け草叢に入ってみたが、夏日の暑さに早々に引き返した。草叢の中のアブラムシのコロニーでナナホシテントウがアブラムシを喰っているのを見る。 このコロニーにはテントウムシを撃退してくれるアリがいないのだ。 捕食の邪魔をさ…

アシナガアリの獲物(2)

夕方の散歩の折、昨日に続いてアシナガアリが獲物を引きずっているのを見付けた。 巨大な獲物・キアシナガバチだ。 ハチはまだピクピクしている。 お尻からは鋭い針もとびだしているのだ。どんな状況でアリはこのハチを見つけ何処へ運ぼうとしているのだろう…

アシナガアリの獲物

昨日の花冷えとうって変わってポカポカ陽気の一日だった。 暖かい陽ざしの中の草むらでいろんな虫たちを見た。 キチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キタテハ、ナナホシテントウ、ミツバチ、ガガンボウ、ハナグモもいた。それに名前の分らない虫…

ヒラタグモの獲物

昨朝の散歩の折、葛の葉の上にテント型のクモの巣を見つけた。 造られたばかりではないかと思われる新鮮な白い糸のきれいな巣だ。 視線を下げて横から覗き込んで見ると小さなクモがいる。 そのクモの姿をよく見るために細い草の茎を摘み取り、そっと巣の中に…

アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ

終日雨降り止まず、時に激しい雨脚で通り過ぎる。 そんな雨の中、美味いパスタの店が在るということでランチに栗東市小柿まで出掛けた。注文したのはぺペロンチーノだ。 久しぶりに美味いと思った。 アルデンテに茹で上がったスパゲティ、少し厚手に切ったニ…

ウスバツバメ

JR湖西線蓬莱駅の近くにある中学校の校庭の桜の木でウスバツバメを見つけた。 3年前に偶然通りかかって見た時はえっ!と驚くほどのウスバツバメが桜の木にいたが、今回は僅かな数しか見当たらない。 羽化の全盛期は既に終わったような感じだ。 関西では多く…

アミメアリの獲物(4)

陽射しは未だ厳しいがそれでも夏の終わりを知らせるものが、路傍のあちこちに転がっている。それは落ち蝉であったり、カマキリ、バッタ、カナブン等の骸だったりだ。 季節が逝くのだ。 一年のうちで最も挽歌の似合う季節なのだと思う。ショウリョウバッタの…

アミメアリの獲物(3)

昨日の午後に見たアミメアリが沢山群がっているアオカナブンの事が気になり、起きだすと直ぐに様子を確認に行った。 8月30日 アオカナブンの骸の様子は昨日の状態ではなかった。 鮮やかな緑色に輝く翅も頭部も喰い千切られて、散らばっていた。 それに骸の側…

アミメアリの獲物(2)

買い物に行こうと階段を降りかけた時、アオカナブンが死んでいるのを見つけた。 よく見ると数匹のアミメアリがやって来ている。 3日前にはアミメアリがバッタの翅を運んでいるのを撮ったが、このカナブンはバッタの翅に比べればかなりの重さだ、そう簡単には…

アミメアリの獲物

朝の散歩の途次、アミメアリがバッタの死骸を運んでいるのを見つけた。 体長3mm弱のアミメアリが3匹で石塀の上へ引っ張りあげているのだ。 アミメアリは固定した巣を持たないというからキャンプ地へ運び込もうとしているのだろう。 石塀の上を結構早いスピ…

クサグモの獲物

昨日とは打って変わって素晴らしい晴れ間、絶好のトンボ撮り日和だ。 先日撮り切れなかったイトトンボを撮りにびわこ文化公園にある小さな遊水池へ行く。 遊水池の流れに沿って行きつ戻りつしながら一時間近くトンボを追いかけていた。キイトトンボは止まっ…