シラヒゲハエトリ

朝の間小さな裏庭の草むしりをした。
作業は僅かな時間だったが、しゃがみこんでの草取りだったから腰やら背中が痛くなる。
物置に立てかけた板切れの上にシラヒゲハエトリがいるのを見つけ、作業を中断する。


シラヒゲハエトリはハエの仲間を捕まえていた。
ハエトリグモが獲物を捉まえる瞬間を撮りたいのだが、未だそのチャンスに恵まれない。

庭には柚子の木があり、近くには今年もオニユリが数本大きくなっている。
この柚子の木やオニユリの葉の上には、毎年ネコハエトリ、マミジロハエトリなどがいるのだ、捕獲の瞬間を狙ってみたいものだ。

草むしりの作業は中断したままになった。
急ぐ仕事でも無しボチボチやりましょうや、自分にささやいていた。

長い午睡の後、書棚の整理を始めたがこれも中途半端な作業になった。
もう読むこともないだろう本を処分するため書棚から下ろしたのだが、どこかしら愛着のあるものが多く捨てきれないのだ。
それに本を下ろすための脚立の上り降りの足元が頼りなく、時に踏み外しそうになるから作業が捗らないのだ。
書棚3分の1をふるい分けただけでこの作業も中断した。

庭の草むしりも書棚の整理も時間がかかりそうだ。