サザナミスズメの若齢幼虫と小さな小さなアリ

今日は24節季の一つ霜降の日だ。近畿地方では1955年以降で最も早い木枯らし一番が吹いたという。風の当たらない陽だまりにいるとさほどの寒さでもなかったが、風の吹きすさぶ場所に出ると寒さにうまく順応しきれていない体は身震いしていた。そんな寒さの中灯油を買いに出た折、蔦の葉う擁壁の下の道端で、3cmほどの緑色の芋虫を見つけた。直線的な長い尾角を持っている、サザナミスズメの若齢幼虫幼虫のようだ。

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コンデジを引っ張り出し、膝を付きしゃがみこんでよくよく見ると、小さな小さなアリがその体の上にいるのだ。数匹いるようだ。秋も終わりのこの時季、ことに寒い風の吹く中で活動していることが驚きだった。

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アリは芋虫の体を囓っているように見える。何というアリだろうか。

小さな小さなアリの行動を見ながら、アリとキリギリスという童話を思い出していた。