コガタスズメバチの採餌

夕方の散歩の折、オオスカシバの幼虫の食草がクチナシの葉だったこと思い出し、いつものコースを変えてYさんの菜園に向う。
Yさんの菜園には季節毎の野菜が育っている他、栗の木、柿の木、イチジクなども植わっている。
そんな菜園の角にかなり大きなクチナシの木があるのだ。

そのクチナシの木の上を飛び回っている一匹のコガタスズメバチを見掛ける。
よく見ていると、スズメバチクチナシの葉の茂みに出たり入ったりを繰り返し始めた。
相手はスズメバチだ、これでは幼虫探しもなるまいと幼虫探しを諦めて帰途につく。

家の近くまで帰っていたがスズメバチの行動が気になり引き返した。
スズメバチ単体の行動だったから、葉の茂みに出たり入ったりしていても、その木の中にスズメバチの巣が有るとは思えなかったが、学童たちが集団登下校する道の直ぐ上にクチナシの木は枝を伸ばしているのだ、もしやと思ったのだ。

引き返したことが幸運だった、コガタスズメバチの採餌行動を見たのだ。


コガタスズメバチがその強靭なアゴで喰いちぎっている芋虫の正体は判らない。
薄緑色の体に白い縞模様が見える、それにクチナシの木の下だ、探していたオオスカシバの幼虫だろうか。
幼虫はすべて喰いちぎられて運び去られただろうか、それともその残骸は残っているだろうか。
明日もう一度見に行ってみよう。