ジョウカイボンの獲物

昨日は雑木林の林縁の草叢でマガリケムシヒキの捕食を見たが、今日は放棄された畑でジョウカイボンの捕食をみる。
小さな畑の大半はカラスノエンドウが繁茂している、その中にソラマメヒゲナガアブラムシのコロニーがあり、ナナホシテントウの幼虫もたくさん来ている、それらを狙っていてジョウカイボンが黒い甲虫を捕まえているところを見付けたのだ。

ジョウカイボンも肉食性、強靭な顎を持っている、この顎で堅い甲虫も食いちぎるようだ。
ジョウカイボンが捕食している獲物は、同じ科の仲間クビボソジョウカイのようにも思える。
同じ肉食性の昆虫が争ったらどんなバトルを展開するのだろうか、一度は見てみたいものだ。

今回新しく見付けたソラマメヒゲナガアブラムシのコロニー。


コロニーのアブラムシを喰っているナナホシテントウ(成虫)はいなかったが、近くのカラスノエンドウには数匹のテントウムシを見かけた。
テントウムシの直ぐ近くでハシリグモも見付けた。

放棄された畑の草叢では、ベニシジミヤマトシジミ、ツバメシジミ、ヒメジャノメ、クサキリの幼体、クロハネシロヒゲナガ、ナミアゲハアシナガバチなども見た。

ナナホシテントウの幼虫もたくさんいる、捕食シーンも羽化の様子も撮りたいものだ。

小さな祠の庇の下で巣作りをしていたキアシナガバチは今日も不在だった。
巣は22日の日に見た6室から増えていないのだ、時間の経過からみて未完成の6室目が完成していないということは、この巣は放棄されたように思える。
女王蜂が巣作りを放棄したとすれば何が原因だったのだろうか、気になる。