花いろいろ

桜吹雪

棚田の一本桜(大津市 仰木)が散り始める頃だと思い見にゆく。 棚田の上に舞う桜吹雪を撮る予定だったから風待ちのことも考えて、魔法瓶に詰めたコーヒーとサンドイッチ、それにビニールシートをも持参する。桜吹雪の構図を幾つか考えていたが、現地に着く…

タラの芽

ITOUさんの菜園のタラの木が芽吹いていた。 タラの芽を眺めながら天ぷらにして喰いたい、山菜の天ぷらが喰いたい、そんな思いに浸っていた。花粉症での眼の痒みが治まれば、比良山麓の雑木林へタラの芽や春蘭の花を探しに行きたい。 雑木林に大きな変化がな…

梨の花

少し遠出をした散歩の途次、梨の花が満開なのを見付ける。 この梨の花が咲いている畑には梨の木の他に、梅、栗、ザクロの木、柿などが植わっている。 畑の縁にはお茶の木もある。いずれも自家用に植えられたものだろうが、木々は放棄されてからかなりの年月…

陽気に誘われて

陽気に誘われて近くの畑や雑木林に虫探しに出掛けた。 今日は眼の痒みも収まっているので結構長い時間歩き廻ったが収獲はゼロだった。 かろうじてカラスノエンドウの花にいたハエの仲間を見ただけだ。 カラスノエンドウの花が放棄された棚田に溢れるように花…

沈丁花

買い物から帰って玄関の扉を開けた時、濃香な甘い匂いに思わず息を停めた。 一枝の沈丁花が濃密な甘い香りを漂わせているのだ。 ご近所のIさんが届けてくれた沈丁花だ。 頂いたのが買い物に出ようとしていた時だったので、在り合わせの一輪挿しに挿し玄関の…

ビワの花

散歩の折に必ず覗き込むビワの花も終末期が近づいている。 昨年の11月の初め頃花が咲き始め、順次蕾を膨らませるのを見てきたが、今に至るまでこの花に来ている虫を見たことがないのだ。 真冬でも活動可能なギンバエやハナアブがやって来ると聞いたことがあ…

ヒサカキの花

夕方の散歩の折、足元の枯れ草の中からテングチョウが飛び立つのを見る。 今年初めて見るテングチョウだったので追いかけるが撮れずだった。 3月も半ばを過ぎたというのに未だ1頭のチョウも撮れていない。 寒さの所為もあって行動半径が狭くなっているのだ。…

フキノトウと花ニラ

久しぶりの夕方の散歩、PUKUさんと遠出する。 雑木林の下の畑の土手で、フキノトウと花ニラ、コゲチャオニグモの幼体(?)を見付ける。 比良連山から流れ落ちる小川が農業用水として利用されていた頃は、小川は土手の雑草の刈り込みなども行われ整備されて…

虫こぶ

遠出した散歩の折、孟宗竹の竹林の中に赤い実を付けたアオキが在るのを見付け入ってみた。 アオキの実にも虫こぶが出来るという記事を読んだことがあるのを突然思い出し、そんな実を探してみようと思ったのだ。 非常に面白い記事だったので印象に残っていた…

つくし

夕方の散歩の折、空き地の法面でつくしを見つけた。 つくしが顔を出すのは3月に入ってからだと思っていただけに、おやっという思いだった。 つくしのほろ苦さを喰ってみたくなっている。 軽く茹でたつくしに細切りにしたベーコンを加えて炒め合わせ、アンチ…

霧の朝

午前10時過ぎに起き出し書斎のカーテンを開けた時、霧の光景を眼にして臍を噛む。 カミサンの言によれば、早朝は10メートル先も見えないような凄い濃霧だったようなのだ。 霧の光景を撮りたい、そんな思いをずっと持ち続けている。 霧が出れば出掛けたい撮影…

ヒサカキの黒い実

風もなく暖かくて穏やかだったので、早めの夕方の散歩は虫探しを兼ねて雑木林へ行く。 林の中を丹念に見て廻るが収獲はゼロだった。 雑木林の林辺で沢山の黒い実を付けたヒサカキを見る。 子供の頃から木の実だったらどんな実でも一度は口にして味見をしてい…

ホンシャクナゲの花芽

龍谷大瀬田キャンパスの中庭でホンシャクナゲの花芽を見付けた。 今年もシャクナゲの花の咲く時季に何度かこのキャンパスに来ているのに、シャクナゲの花を見たという記憶が無い。 瀬田キャンパスへ来るようになってから一〇年近くなる、四月には必ず来てい…

山茶花

写真仲間たちとの写真展に出品する作品の候補の選び出しと現像作業を終日行っていた。 枚数を絞り込んで作業をすればいいのに、欲張っているのだ。 それに仲間たちとの写真選定の日時は以前から分かっているのだから、早めに作業に掛かればいいものを、土壇…

ヨメナかノコンギクか

冷たい雨が降ったり止んだりの一日、終日書斎に閉じこもっていた。 暇つぶしにと、撮り溜めているポジフイルムをスキャナーにかける為の準備作業、ライトボックスに掛け選び出しの作業を始めるが、僅かな時間で中止する。 老兵の根気の無さだ。スキャナに掛…

枇杷の花

谷間の畑で枇杷の花が咲いているのを見付け草の生い茂った細道を下りてみた。 枇杷の白い花は小さくて地味な上に、この花に虫たちが来ているのを見たことがない。 虫撮りの舞台にはなり得ない花なのにこの時季になると不思議と気にかかるのだ。 思い出せない…

サワヒヨドリとトノサマバッタ

虫撮りで遠くのフィールドまで出掛けられない時は、家の近くの幾つかの空き地が虫撮りの場所になっている。琵琶湖に向かって雛壇状に造成されたこの住宅地でも、空き地のままの土地がかなりあったが、昨年の秋の終わり頃から新築の家が多くなっているのだ。 …

ツタ 落葉

擁壁に這っているツタの葉が落ち始めた。 例年だったら9月の中旬過ぎから少しづつ落葉を始めるのだが、今年はもう始まっている。 それもいつもの年のように赤く色づいて落ちるのではなく、茶色く干枯らびた病葉なのだ。 青い葉に混じってこの病葉があちこち…

タカサゴユリ

玄関先や家の周りでタカサゴユリが咲き始めた。 3・4年前から種を蒔いておいたものの一部が咲き始めたのだ。 オニユリと違って、このタカサゴユリの花にアゲハなどが吸蜜に来ているのを見かけたことが無い. これはアゲハなどが好む蜜では無いのだろうか。庭の…

北山友禅菊

北山友禅菊を見に久多の里(京都市左京区)へ行って来た。 朝露の残っている涼しいうちにと思い5時に目覚ましをセットしていたが、起き出したのが7時過ぎ、現地着が9時前になってしまったからお陰で炎天下の撮影になってしまった。大粒の汗が噴き出してく…

野ダイコンの花とゾウムシ

呆け暮らしに区切りを付けるためマキノ(高島市)へカタクリの花を撮りに行って来た。 カタクリの花を撮るのがメインだったが花は終末に近い感じだったので戦意喪失気味だ。 一週間早ければ新鮮で色鮮やかな花や蕾もあっただろうに、気を取り直して林の中を…

花冷え

呆け暮らしに区切りをつけようと午後五時過ぎに夕方の散歩に出る。 いつもだったらこの時間帯は夫婦連れでジョギングしている人や犬と一緒に散歩している人達を何人も見かけるのに、小一時間の散歩の間、全く人影を見ずだった。 花冷えの所為だろうか。 住宅…

ワラビ

小さな谷間の畑へ行く道すがらワラビが顔を出しているのを見付けた。 摘み採って帰るには少量だったのでそのままにしておく。 まとまった量が採れればワラビに人参と油揚げの細切りを加えた炒め煮を作ってみよう。 ワラビとチャシューの卵とじも美味そうだ。…

ハナニラの花

小さな谷間の畑の幾つかは耕されて春蒔きの準備が始まっていた。 雑草の生い茂る放棄畑を見ると息の詰まる思いをすることもあるが、土手の雑草が刈られていたり、耕されていたりすると何故かホッとする。 そこに人影を見なくても人の気配が感じられるのだ。 …

沈丁花

陽光の降り注ぐ明るい一日だつたが、昨日の気象予報のとおり「寒の戻り」で終日寒かった。 ことに比良颪が吹き荒れたりすると身をすくめるほどだった。 この強い風でスギ花粉の飛散量が非常に多くなっているのだろう、眼の痒みと鼻のグシャグシャ感が酷くな…

梅林にて

宇治田原町(京都府)高雄の梅林に行って来た。 17・18日と2日間ボケーッと呆け暮らしをしていた、このままでいると呆け暮らしが続きそうなので、これに区切りを付けるためにも今が盛りの高尾の梅林がいいのではと思ったのだ。 集落を取り囲むように見事な…

コブシのつぼみ

午前5時半の空は黄砂の飛来が無かったのか清澄な日の出を感じさせる。 黄砂もPM2.5もスギ花粉も来てほしくない。 地震も津波も来てほしくない。ご近所で見かける木蓮やコブシのつぼみがかなり大きくなっている。 あと半月もすれば沢山の花が見られるだろう。…

落椿

午前中は眼の痒みが一段と酷くなっていた。 夕方のニュースでは滋賀県でも瞬間最大風速28.5mの風が吹いたと言っていた。 こんな台風並みの風の所為でスギ花粉の飛散量も多かったに違いない。 眼の余りの痒さに呆け暮らしをしていて、ふと、これだけ風が吹き…

花も終わりに

サザンカの生垣を巡らせた空き家が散歩道の途中にある。 もう何年も人の気配を感じたことが無いが、生垣のサザンカは毎年咲き誇り、眼を楽しませてくれている。そんなサザンカももう終わりの時期だ。花も終わりに・・いろんな花を見るにつけ、この花も終わり…

タネツケバナ

夕方の散歩に出た折、田んぼ一面にタネツケバナが咲いているのを見つけ入ってみる。 稲刈りの終わった後の水田に顔を出すこのタネツケバナは、水田裏作の代表的な一年生雑草だ。 ナズナと同様食べられる雑草だと承知はしているがこれまで口にしたことはない…