老いのかたち

食の楽しみ

今朝の京都新聞第一面のコラム「天眼」に、井波律子さん(国際日本文化研究センター名誉教授、中国文学)の「食の楽しみ」という記事が掲載されていた。 井波さんの日常生活や料理に関することが書かれそれに続いて、「思うに、食の快楽を尽くすにも、多大な…

モンキチョウ

夕方の草叢でモンキチョウの求愛行動を見る。 何度も何度もアタックしていたが求愛は成功しなかった。 今日は小・中学時代の同級生たちとの同窓会のある日だったが、同窓会開催の知らせを貰った時には既に先約があり、不義理できない先約だったため同窓会を…

雨の日

気象庁は「近畿地方は梅雨に入ったとみられる」と発表した。 晴れの日は虫撮りに、雨の日は読書を、老いの身のボケ防止にとこんな課題を自分に課しているが、最近はともすればこれらのことを放擲しての呆け暮らしが多くなっている。 殊に読書の時の集中力が…

雨の一日

晴撮雨読、雨の日は読書を専らにしている。 一週間前にAmazonから届けられていた「反知性主義」・アメリカが生んだ「熱病」の正体、森本あんり著 新潮選書 を読み始めるも、冒頭から50頁くらい読んだところで栞を挟んでしまった。 老いの身の悲しさ、読書も…

五月人形

久しぶりの京都、佛大四条センターでの公開講座が面白そうだったので出掛けた。 <ブッダの仏教 仏弟子の仏教 1>という12回の講座、それに講師はそれぞれのテーマに応じて仏教研究の第一人者5名が講師陣に名を連ねているのだ。いい席をと思い早めに(45分…

老いのかたち(24)

サブマシーンとして使用していたInspiron・1520(Vista)が半月前から調子が悪いこともあり、思い切って新しいマシーンを入れることにした。 そのPC(Inspiron 14 3000series)が昼過ぎに届けられた。初めてのWindows8.1 なのだ。 使い慣れたWindows7やVista…

老いのかたち(23)

パソコンで調べものをしていて何の脈絡もなくカリンの花のことを思い出す。 矢も楯もたまらず見たくなっていた。。 急ぐ調べ物でもないからと自分に言い聞かせ、作業を中断してカリンの花を見に行く。 道々、何故カリンの花のことを思いだしたのか考えていた…

シュンラン

シュンランの甘酢漬けを喰いたい、そんな思いで四日ほど前近くの雑木林へ探しに出掛けるも、林の中はイノシシなどに荒らされていて、見付けることが出来ずだった。 裏山でのシュンラン採りは出来なかったが、庭の片隅にはシュンランの大きな株が在る、この花…

ワラビ

ガラス窓越しに射し込む陽光が暖かい。 ポカポカ陽気の中で「沙門ブッダの成立」を読みながらうつらうつらしていると、「PUKUさんの散歩お願いします」との電話が孫娘からあった旨カミサンが伝えに来る。 眠気覚ましと日頃の運動不足解消をと思い散歩に出掛…

思い出せない人

小学生時代の同級生Sと担任だったK先生から、突然の電話を頂く。 何かの席でSとK先生が同席し、昔話が弾んだ折私のことを思い出して電話を呉れたとのこと。 Sは旧姓でフルネームを名乗ってくれたが、彼女のことが全く思い出せないのだ。 担任だったというK先…

公開講座の申し込み

二月の終わり頃から公開講座の案内をあちこちから頂いているが、今年度前期の講座はこれまでと違って面白いと感じさせられる講座がほとんど無いのだ。 それに聴講を楽しみにしていた先生方のお名前が何人か、今回の講座案内から消えているのだ。 あちこちの…

雨の中を京都へ

お昼をご馳走してくれるということだったので、雨の中、建仁寺近くの八坂通まで出掛ける。 年々歳々味覚が劣化しているのではと思うことがしばしばなのだが、今日は久しぶりに、季節の素材を使って出してくれる懐石を一品一品堪能することができた。 雨の中…

春眠

虫撮りに行くつもりでアラームをセットするも役立たずだった。 つくしが闌けてしまわないうちにつくしとナナホシテントウの組み合わせを探してみたい、これが目的だったのだが、あまりの眠さに起き出せなかった。 棚田の土手や草叢を探して探して、歩き廻る…

啓蟄の日

啓蟄の日にふさわしくポカポカ陽気だ。 啓蟄の日と言うことで、二月の初めに届けられた旧い知人Mさんのメールを思い出していた。 それには「昔は立春が一年の始まりと言ったが、虫撮りの貴兄は啓蟄の日が一年の始まりですかね」と書き込まれていたのだ。 Mさ…

老いのかたち(22)

運動不足解消にと早めの夕方の散歩に出た時、黒い毛並みの犬を連れたTさんに出逢う。 90歳も半ばを越えたお歳のTさんなのだが、驚くほど矍鑠としておられる。 お変わりありませんか、今日はお一人でなくお供がいるのですね、話しかける。 耳の遠い者同士の会…

柿畑のオヤジ

「春に3日の晴れ間なし」こんな諺があるようにいい天気は続かないものだ。 つくし採りや鴨肉を求めて奥琵琶湖方面へ、ついでに虫探しもと考えているが、明日は雨の予報。 2・3年前だったら雨もまた良しと出掛けただろうが、条件が少し悪くなると老爺は出そび…

呆け暮らし

終日冷たい雨が降り止まず、時に強風が吹き荒れる。 書斎に閉じこもったまま一日中呆け暮らしをしていた。 雨の日は積ん読状態になっているヤツを片付けなければならないのだが、手に取ることもなかった。 呆けていながら、あれが喰いたい、これを造ってみよ…

旅に出たい

雪の比良連山を眺めながら、旅に出たい思いがつのっている。 雪深い山里、波濤の荒れ狂う海岸沿いの漁村等など、いろんな風景を思い描いているが、特に何処という目的地があるわけでもない。 ふらりと出掛けてみたいのだ。 旨いものを食わせてくれる処だった…

雨の日

雨のち曇、薄日も射さずの一日。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・雨の日は雨を聴く・・・・・・・ ・・・・・・・・・ 雨だれの音も年とった 山頭火まさに山頭火の句のような一日だった。 終日呆けていた。

老いのかたち(21)

普段のリズムが狂うと疲れが酷くなる。 今日はほぼ終日、4月下旬に開く仲間たちとの写真展出品作の選び出しを行う日だ。 午前九時の集合だったから七時半起床(寝過ごして八時になったが)、それに午睡の時間も無しだったから、日頃勝手気儘に過ごしている…

棚田の梅

2ヶ月に一度の定期健診の日だ。 待合所での長い待機が嫌なのでいつもは早めに家を出、早い受診を心がけているのだが、今日は朝の準備に手間取り受付を済ませたのが9時過ぎになった。 お陰で覚悟していた以上に苦痛な時間を過ごすことになる。最初のうちは…

イチゴの香り

書斎の階段を途中まで降りた時イチゴのいい香りが漂っているの気付き、思わず深呼吸をした。 玄関先の下駄箱の上に大粒のイチゴが置かれていた。 いつものイチゴ屋さんからカミサンが買い求めていたのだ。 玄関先から廊下いっぱいに広がっているイチゴの香り…

寒さに負けて

今日は寒い一日だった。 昼前に家を出た時は比良連山から吹き降ろす風に乗って風花が舞い、講座からの帰り道の湖岸道路では時に横殴りの湿雪に見舞われる。 帰帆島近くの橋の上では車載温度計は2度を示していた。 講座からの帰りに草津市志那湖岸でコハクチ…

ボケ始めたか

料理当番の日だったので夕食はアヒージョに決め、先回の時のように材料の買い忘れがないようにとメモ書きを作る。 先回は肝心のニンニクを買い忘れアヒージョ作りを断念しているのだ。 材料は、牡蠣、エビ、タコ、エリンギ、ニンニク、バケット。野菜コーナ…

香辛料

外出から帰ってみるとAmazonからワインビネガーやオリーブオイルなどが届いていた。 美味いドレッシングやピクルスを造りたくて注文していたのだ。 ジュニパーベリーは衝動買いだ。2年ほど前、桜の時期に彦根城の夜景を撮りに行ったことがある。 その折食べ…

立春の日に

旧い知人のMさんから安否気遣いのメールが届けられていた。 昨年の暮れ頃からブログの更新が滞りがちだが体調が良くないのか、との問い合わせだった。 折々に近況報告をしていたが振り返って見るに、そんなやりとりも随分間遠くなっていたから心配してくれた…

映画を観に

カミサンと映画「エクソダス:神と王」を見に行ってきた。 二人での映画鑑賞は「ノア・約束の舟」以来だから半年ぶりだった。 本当に久しぶりだ。 カミサンとは映画でもTV番組でも関心の対象がかなり違っている、だから二人で一緒になどということは殆ど無い…

西本願寺唐門

龍谷大大宮キャンパスへ来るようになって10年以上になるが、直ぐ近くに在る西本願寺唐門は遠目に見るか、足早にその門の前を通り過ぎながら見るかで、何故かじっくり観たことがないのだ。 通りすがりに何ショットかカメラに収めてはいるが撮りましたという程…

七つ下がりの雨

講座が終わって正面玄関に出てみると大粒の冷たい雨が路面を叩いていた。龍谷大瀬田キャンパスでは、工事中のため駐車スペースが限られていて、タイミングが悪いと教室近くの駐車スペースが無くなり、遠くまでスペースを探しに行かなければならなくなる。 今…

蓑虫

今日は人間ドック受診の日、小雨の降る中少し早めに家を出た。人気のまばらなロビーの椅子にもたれ小さな中庭を見ていて、柱にルリタテハらしきものがいるのを見付ける。 ガラス越しに見る限り越冬中のルリタテハと思えた。 受診の間中、このルリタテハのこ…