雨の日

気象庁は「近畿地方は梅雨に入ったとみられる」と発表した。
晴れの日は虫撮りに、雨の日は読書を、老いの身のボケ防止にとこんな課題を自分に課しているが、最近はともすればこれらのことを放擲しての呆け暮らしが多くなっている。
殊に読書の時の集中力が続かないのだ。
反知性主義」森本あんり著を5月4日に読み始めたが、未だ中程のページに栞が挟み込まれたままになっている、(この間、藤沢周平の「風の果て」「隠し剣孤影抄」などの時代小説は読んではいたが)少し難解な内容になると自分でも呆れるほど読書のスピードが落ちるのだ。

雨の日、虫たちは雨の中どうしているのだろうか、雨の日には決まってこんなことを考える。



今日も、先日カミサンと行った姫島(大分県)のアサギマダラは雨の日どうしているのだろうか、といろんなことを想像していた。
雨の日、背の低いスナビキソウに隠れて雨宿りは出来ないだろうから、近くの山の木々の間に逃げこむのだろうか。
雨が上がり陽射しが強くなるとスナビキソウの上で群舞を始めるのだろうか。

雨の日、雨の日の虫撮りのことも考えて、ポンチョもカメラ用のレインカバーも、ショルダーバッグも用意している。今もって使っていないのだ。
雨の中、出掛けてみよう。


*上のアサギマダラの2枚はカミサンが撮ったもの