寒さに負けて

今日は寒い一日だった。
昼前に家を出た時は比良連山から吹き降ろす風に乗って風花が舞い、講座からの帰り道の湖岸道路では時に横殴りの湿雪に見舞われる。
帰帆島近くの橋の上では車載温度計は2度を示していた。
講座からの帰りに草津市志那湖岸でコハクチョウを狙うつもりで、35−350mm望遠ズームやX2テレコン等も準備していたが、寒さに負けて車を停めることもなく帰ってしまった。


(写真は2005年のもの)

2005、2006、2007、2008年の4年はコハクチョウを撮りに、一冬に何度も出掛けている。
日の出前の早朝から出掛けているし、コハクチョウの帰巣飛行を狙いたいと夕刻にも出掛けている。
それが今では寒さに負けて逃げ帰っているのだ、老いの坂道を転げ落ちているようで淋しくなっていた。

講義のあった教室も寒かった。
法華経を読む」第5講、「信解品〜授学無学人記品」の章の講義だった。
講師那須良彦先生の話は面白いからいつも聞き逃すまいと集中しているのだが、途中から足元から寒気が忍び上がってくるようで講義に集中できずだった。
呆けたように時折粉雪の舞う窓の外の雑木林を眺めていた。

暖かい春が待ちどうしい。
瀬田キャンパスの構内にある小さな雑木林に早く暖かい春が来て欲しいものだ。