モンキチョウ

夕方の草叢でモンキチョウの求愛行動を見る。
何度も何度もアタックしていたが求愛は成功しなかった。


今日は小・中学時代の同級生たちとの同窓会のある日だったが、同窓会開催の知らせを貰った時には既に先約があり、不義理できない先約だったため同窓会を欠席する。
先約がなければ往復700Kmの道をも苦痛とせずぶっ飛ばしただろうに。

中学校を卒業して60年以上の歳月が経っている、今も健在な同級生たちは何名なのだろうか。
案内状に連名で書かれている世話役の名前を読みながら、それぞれの顔貌を思い出そうとするが朧にも思い出せないのだ。

故郷とはいったい何なんだろうか。
「故郷忘じ難し」というが、この故郷はどんなふるさとのことを指しているのだろうか。
故郷という場所の山河の風景も昔のそれでは無く、人々も見知らぬ人ばかり、記憶の中にある光景と結びつくものは欠片もない、それでもそこは故郷なんだろうか。
故郷を離れて半世紀以上の歳月が経過しているのだ。
不意に故里の浜辺で途方に暮れている浦島太郎のことを思い描いていた。