赤い実

玄関先のアオキの実は一週間ほど前まではほとんどの実が青かったが、ここにきて赤い実が増え一日毎にその赤さが濃くなっている。

3月の終わり頃の小さな花が今では真赤な実になっているのだ。
花が咲き実がなり、その青い実は時とともに赤く熟れる、自然の理なのに、この時期玄関先でこの赤い実を見ていると老兵の時の移ろいを感じてしまう。
変な寂しさを感じるのだ、老兵の感傷というやつだろうか。
我ながら、おいおい大丈夫かい、と言う感じだった。可笑しくなる。

夕方PUKUさんと散歩でた草叢でヤマトシジミベニシジミを見る。


ヤマトシジミベニシジミの翅が新鮮なのに驚く。
この時期のチョウは翅の傷みが多いのが常だが、2頭はいずれも意外なほど新鮮だった。

散歩の道すがら、万物流転、そんな言葉を思い出していた。