遠出がつらくなる

紅葉の情報が聞かれるようになった。
この季節になるとよく出掛けた場所の一つに、永源寺ダムの上流域がある。
愛知川渓谷やその支流神崎川八風街道などがお気に入りだったから何度も出掛けていた。
早朝の渓谷が見たくて暗いうちから愛車をブッ飛ばしたことも何度かある。

今年も愛知川渓谷の秋を見に行きたいと思っているのだが、そこが非常に遠く感じられるのだ。

錦秋の渓谷を包む川霧を見たい、そんな思いで2006・7・8年には何度か出掛けているが果たせずにいるのだ。
川霧を撮ってみたいそんな思いがつのりながらも、遠出がつらくなっている昨今だ。
ましてや早朝の出発は余程の覚悟を決めなければ実行できそうにない。

夕方、旧い知人のOさんから電話を貰った。
暑中見舞いや年賀状のやりとりだけの疎遠になっていたから電話を貰ったことが嬉しかった。
それに聞こえてくる彼の声は昔のままで、老いを微塵にも感じさせない明るさだ。
彼の大柄な体躯とにこやかな風貌を思い出していた。

早朝の愛知川渓谷へ、遠出をしてみるか。