沖島遠望

新聞の書評欄で見つけた「プーチンの戦争の論理」下斗米伸夫著 インターナショナル新書が面白そうだったので、電子書籍で購入して読み始める。老爺には紙の本と違って眼にかかる負担が大きのだが、電子書籍は読みたいと思った時に即読めることと後々の本の処分のことを考え、電子書籍にしているのだ。プーチンウクライナ侵攻の背景にあるもの、その歴史や地政学的なこと、国際政治の魑魅魍魎などなど、とても面白くて夢中で読んでいた。3時間近い読書、やはり眼精疲労は酷くなっている。午後3時前、眼休めにと湖岸へ出る。沖にはオオバンの小群があちこちにいるだけでカモたちの姿はなかった。

雲の切れ目から射してくる光で紅葉の沖島が鮮やかだった。沖島遠望。

日曜日の所為だろう、和邇漁港には思いもかけぬ大勢の釣り人がいた。親子連れを含めて15人。思い思いに竿を出していた。

私の長いヤツを装着したカメラを見て話しかけて来た人がいた。同年輩と思われる人だ。いろいろ訊ねてくるのだが生憎と私は補聴器をしていない。聞き取れた範囲のことに答えていたがとても頓珍漢な応答だっただろう。外出の折には補聴器を持参しなくてはなるまい。