2022-01-01から1年間の記事一覧

ルリタテハの幼虫

いつの頃からか階段の上り下り時には手摺を持つようになっている。2度ほど足を踏み外して転げ落ちそうになったことがあり、それ以来用心深くなっているのだ。上るときよりも下りのほうが怖い。今日も買い物に行こうと、手摺に手を添えゆっくりと階段を降り…

沈船の上のヒドリガモとカメ

暑気はまだまだ強いが風が爽やかだったので稲刈りの様子を見に行く。途中、小さな漁港に立ち寄る。沈船の上にいたヒドリガモと甲羅干し(?)しているカメを見かけただけで、漁港はひっそりとしていた。 この漁港では早朝に来ると、稚鮎、モロコ、スジエビ、…

イチジクとオオスズメバチ

朝一番、涼しいうちに畑仕事を済ませての帰り道だろう、ITOUさんが採りたてのイチジクを届けてくれた。完熟のイチジク、なんとも美味そうだ。 ITOUさんの菜園の斜面にはイチジクの木が3本枝を伸ばしている。この木で採り忘れられた実が腐り始めたりすると、…

海が見たい

最近の読書時は相当に集中していないといつの間にか半睡している。今日も読書していた昼下がりうっらうっらしていた。こんな状態の時不意に「海が見たい」そんな思いが突き上げてきた。それも夕暮れ時の海や船溜まりの隅に繋がれている廃船を見たくなってい…

赤いコンバインとチュウサギたち

草津市立図書館3Fギャラリーで開催されている二科会写真部滋賀支部展を見に行く。湖岸沿いの道を左折して間なし、赤いコンバインの稲刈りとそれに纏わり付くようにいるチュウサギたちを見つけ、路肩に余裕があることから車を停めた。 ファインダーを覗いて…

荒れ果てた菜園

早朝Aさんの菜園に行く。いろんな事情が重なって、4月初旬頃から鳥撮りにも虫撮りにも出掛けず、またブログも約5ヶ月更新せずだった。半ば以上呆け暮らしだったのだ。こんな怠惰な暮らしに終止符を打とうと思い、虫撮りを目的に出掛けてきたのだ。 季節折…

キジ撮りと老農夫

キジ撮りのフィールドは背の高い葦やガマなどが生い茂る耕作放棄地。かってはこの放棄地が6区画ほどあったが、2区画が元の田んぼに整地し直され玉ねぎ畑などになっている。キジを追いかけている老爺にとっては、フィールドが削り取られていくようで寂しい…

アオサギと青いトラクター

キジのフィールドへ出掛けたがキジ撮りは不作だった。 キジのオスの場合は相当に遠くからでも、その赤い頭部や頬、暗緑色と紫色をした首筋や胸周り、黒と茶色の肩羽、などから見つけることが出来るのだが、メスの場合は全身が黄色みのある褐色で黒い斑をつけ…

キジと赤いトラクター

赤いトラクターが田起こしの作業をしているのを見つける。その作業のすぐ近くにトビとカラスが来ているのだ。掘り起こされた土塊の中から出てくるミミズなどを狙っているようだ。面白いシーンが撮れるかもしれないと田んぼ道を急いだ。 近道をしようと畦道に…

玉ねぎ畑で

暖かい陽射しに比良連山山頂の雪も随分小さくなっている。4月の初めには消えてしまうことだろう。 暖かい昼下がりの田んぼ道を歩いたが不思議なほど鳥の姿を見掛けないのだ。常在のカラスもムクドリもそしてケリの姿も無かった。声はすれども姿は見えずのヒ…

小さな漁港にて

予約していた本が用意できましたというメールを貰っていたので久しぶりに図書館へ行く。借り出した本は、安田喜憲著「森の日本文明史」・古今書院。市の図書館に無かったので県立図書館から借り出してもらっていたのだ。 総ページ数399ページ、借り出し期間…

キジを追いかけて

スーパーセンターへ買い物に行った帰り道、ふとキジの姿を見たくなり、後部座席にカメラを積んでいたのでいつものフィールドへ寄り道する。カミサンに頼まれていた3時のおやつが買い物カゴに入っているから、フィールドで長居は出来ないのを承知で寄り道し…

シャクガの仲間だろうか

3時のおやつは越前水ようかん、カミサンと並んで素朴な味わいを楽しんでいた時、ガラス戸に鮮やかな黄色(巻込まれた口吻?)とブルーの色をした腹部の小さな虫が止まっているのを眼にする。1ショットしてから羽の模様を見に外に廻った。 撮ったヤツの名前…

ヒヨドリとシロハラを見た。

キジ撮りは今日も不作だった。風は少し冷たいが素晴らしい陽射しが降り注いでいたこともあり、琵琶湖に注ぐ小さな川沿いの道を歩く。3月の初め頃コハクチョウの一群が北へ帰ったという新聞記事を見たが、コハクチョウと同時にカモたちも北へ帰ってしまった…

トビが舞う

キジ撮りは不発だったが、耕作放棄地の近くの田んぼでトビがやって来るのを撮る。 トビ撮り後の帰り道は傾斜した細いあぜ道を近道する。綱渡りするピエロよろしくと言った感じの歩きだ。すぐ近くの田んぼの中からキジのメスが3羽けたたましく鳴声を上げて飛…

ヤツデに来たヒヨドリと野猿の来た痕跡

ヤツデの実を啄みに今朝はヒヨドリが来ていた。 メジロも2羽来ていたがヒヨドリが姿を見せるとすぐさま飛び立って行った。玄関先のシロダモの赤く熟れた実がたくさん残っていた秋の終わり頃までは、一日に何度もヒヨドリがやって来ていた。複数羽で来た時な…

揚げヒバリ

あっという間に今年も2ヶ月が過ぎてしまった。明日から3月だ、何という時間の速さなんだろうか。・・・・・一寸の光陰軽んずべからず・・・・こんな漢詩の一節を思い出している。いつの間にか八十歳も半ばの頃になってしまっているのだ。 早春の素晴らしい…

ヤツデに来たメジロ

今朝は久しぶりの素晴らしい陽光。カミサンと並んで遅い朝食をとっていた時、カミサンが「小鳥が二羽来てますよ」と声を上げる。ヤツデの木に来ているというのだ。急いでEOS7D+35-350mmを持ち出し、カミサンの指差す方向にレンズを向けるも、ガラス戸越しに…

小さな漁港にいたコサギたち

曇天の鳥撮りにはあまり芳しくない光を承知で湖岸へ行く。 今日は何故か、遥かに遠い渚近くにユリカモメらしヤツとオオバンと思える混群の遊泳を見かけるだけで、見渡す湖面に鳥の姿が見当たらないのだ。白と黒の混群は2Kmほど向こうだ。被写体に恵まれてい…

キジと農夫と

冬ざらしの田んぼにも草の芽がふきだし春の気配がし始めた。タネツケバナの小さな花の見える田んぼでカワラヒワの小集団が何かを啄んでいる。 そんな小集団が一斉に飛び立つ瞬間を狙ってファインダーを覗き続けていたが、一向に飛び立たないのだ。一脚に載せ…

トビと赤いトラクター

今日は少し遠回りしてキジ撮りのフィールドへ入る。遠くの田んぼで春耕をしている赤いトラクターを見かけ、その上空を複数のトビが回っているのを見る。作業をしている田んぼの近くにはトビの小集団がいた。 一昨日のキジの飛翔体撮りのこともあり、飛びもの…

キジが翔ぶ(2)

比良連山から時折冷たい風が吹き降りてくることもあったが、ほぼ終日穏やかな1日だった。午後3時前、キジ撮りのフィールドへ行こうか行くまいかと迷っていたが、気分転換にと出掛けた。来て好かった。キジの飛翔という待望の1枚が撮れたのだ。 遠くの田んぼ…

ヒヨドリと南天の実

地に落ちることもなく途中でふわっと消えていく小さな雪。こんな雪片が舞ったりやんだりの一日だった。読書(スティーヴン・ジェィ・グールドの「ワンダフルライフ」)に集中することも出来ずの終日の呆け暮らしだった。昼下がり、そんな老爺にヒヨドリの甲…

寒立ち

高校に入った頃から辞書を読むのが好きで国語辞典や漢和辞典などをよく読んでいた。現在でも白川静さんの「字統」や「字訓」を持ち出すことがよくある。今日もある言葉の意味合いが気になりWebで調べていた時、寒立ちという言葉に出くわした。 「寒立ち」と…

赤い革のブックカバーと写真展の案内状

一昨日の書斎の大掃除の折、資料などの整理用に使っているプラの箱(100円ショップで買ったもの)の一つから、思いがけぬものを見つけ出した。赤い革のブックカバーだ。40年近くも前にカミサンが手作りしてくれたヤツだ。現役時代は片道2時間弱の通勤時間、…

冬のクモとオンライン講演会のこと

二階の書斎を久しぶりに大掃除するつもりで掃除機を運び上げるが、掃除機が重くなっていて老躯は運び上げるのに難儀している。踊り場で一息ついていて、ベランダの網戸にクモがいるのを見つけた。ゆっくりと動いているのだ。真冬の寒空の下のクモにおっ!と…

カワラヒワの集団だろうか

午後遅く、読書の眼休めにと思いキジのフィールドへ行く。残念ながら見渡す限りの冬枯れの野面に鳥の姿を見掛けずだった。上に飛ぶ鳥なく 地に走る獣なし、法顕伝の中のこんな一節を思い出していた。 冬枯れのキジのフィールドから見た比良連山 このフィール…

スズガモと無愛想なキジ

GSで洗車を頼んだ後、かなり遠いが日頃の運動不足解消にと和邇川河口まで歩く。150-600mm+三脚を持っての歩きだ。老躯には結構厳しい道程だった。 この時期には和邇川河口ではそれなりのカモたちの群れがいるのだが、見かけたのは、スズガモやヒドリガモそ…

メジロが来る

小雪が舞い、肌を刺すような寒風が時折荒れ狂う寒い一日だった。 3時のおやつの時はカミさんと暖房をきかせた窓際に並んで、小雪の舞うのを見ながら、紅茶とサーターアンダギーでの一刻だった。小雪がやんで一瞬明るくなった時、ヤツデの葉の下にメジロが来…

万事億劫な一日

昨日の素晴らしい陽射しは身も心も軽やかにしてくれたが、今日の冷たい雨が時折降る陽射しのない薄暗い日は、何とも気分が滅入ってしまう。万事これ億劫と終日呆けていた。八十路も半ばに近づいているから、億劫という状況に陥ってしまうとそこから抜け出す…