ルリタテハの幼虫

いつの頃からか階段の上り下り時には手摺を持つようになっている。2度ほど足を踏み外して転げ落ちそうになったことがあり、それ以来用心深くなっているのだ。上るときよりも下りのほうが怖い。今日も買い物に行こうと、手摺に手を添えゆっくりと階段を降りていて、階段の石垣の隙間から顔を出している一株のホトトギスの葉にルリタテハの幼虫がいるのを見つける。いつも持ち歩いているコンデジCASIO・X10を引っ張り出した。

ルリタテハの幼虫は2匹いた。

こやつらは食欲旺盛なのだ。終齢幼虫になり蛹化するまでに一株のホトトギスの葉は食い尽くされるに違いない。

ルリタテハの蛹化や羽化の過程の様子は既に撮っている。こんなシーンを持っていなければこやつらに書斎の飼育かごに来てもらうところだが、今回はこの場所で観察することにした。

ルリタテハは成虫で越冬する。この越冬したルリタテハを1度だけ見たことがある。もう20年近くも前だ。早春の雑木林に潜り込んでいた時、アベマキの幹にいるのを偶然見つけたのだ。(このことを思い出して外付けHDDを持ち出した)

越冬明けのルリタテハをもう一度見てみたい。そんなことを思ったりもするが、寒さのまだ残る雑木林へヤツを探しに行くことはもう出来そうにない。

いろんなことを思い出しながらこのブログを書いている。

本日好天。いい一日だった。

今夜は中秋の名月と言われるが雲が多くて、冴え冴えとした趣がない。