荒れ果てた菜園

早朝Aさんの菜園に行く。いろんな事情が重なって、4月初旬頃から鳥撮りにも虫撮りにも出掛けず、またブログも約5ヶ月更新せずだった。半ば以上呆け暮らしだったのだ。こんな怠惰な暮らしに終止符を打とうと思い、虫撮りを目的に出掛けてきたのだ。

季節折々の野菜が作られていた菜園は思いもかけぬ状態になっていた。カヤなどが猛々しく伸び見る影もなく荒れ果ているのだ。その雑草まみれの中に幾つかの里芋の葉っぱやこぼれ落ちた種から花を咲かせたのだろうゴーヤの黄色い小さな花が見える。

これまでのこの菜園はよく手入れがされ、トマトが植えられ、きゅうり、エンドウ、さやいんげん、ゴーヤ、かぼちゃ、オクラ、人参、ほうれん草、大根、そら豆等など、季節季節の野菜が栽培されていた。これらの花に来る虫たちを撮るのが老爺の楽しみだった。そんな楽しみの菜園が見る影もなく荒れ果ててしまっているのだ。
菜園の主も老いが一段と進んでいるのだ。我も老い彼も老い、そんな妙な寂しさを覚えながら荒れ果てた菜園の端に佇んでいた。

今朝、菜園で見た虫たち

生い茂る草の中に入っていけばキリギリスやクサキリも撮れそうだったが、足を取られそうになる背の高い草むらに踏み込むには躊躇があった。