キジ撮りと老農夫

キジ撮りのフィールドは背の高い葦やガマなどが生い茂る耕作放棄地。かってはこの放棄地が6区画ほどあったが、2区画が元の田んぼに整地し直され玉ねぎ畑などになっている。キジを追いかけている老爺にとっては、フィールドが削り取られていくようで寂しい限りだった。そんな寂しくなる光景を昼下がりの田んぼ道で眼にした。葦原が刈り取られているのだ。ここは放棄され10数年近く全く人の手が入らなくなっていた所だと聞いたことがある。キジの夫婦連れや雛を伴った一家を見かけたこともある場所だった。どんな田んぼに変貌していくのだろうか。

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キジの営巣場所が一つ減ったことを寂しく感じながら田んぼ道をトコトコ歩いていて、遠くに田植え前の作業、畦道の整備をしている人を見る。

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少し作業をしては一休みする。これを繰り返している。作業時間よりも休憩の時間のほうが長いのだ。遠くで然とは判らないが知り合いの老農夫Sさんのようだ。1ショットしてモニターに拡大して見るにSさんだった。

このあと田んぼ道を引き返して車に荷物を積んでいると横に軽トラが止まる。運転席から顔を出してきたのはSさんだった。

「キジのつがいがいよるよ」作業を中止し、軽トラを運転してわざわざキジの存在を教えに来てくれたのだ。教えられた場所へ再び田んぼ道を急ぐ。

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本日好天・好日。Sさんの裏庭によくキジが来るという。一度訪ねてみよう。