スズバチの巣壊れる

春の嵐の一日、終日書斎に籠っていた。
各地は大荒れとのニュース、眼下の琵琶湖にも白波が立っているのが見える。

北からの風で白波が立っているのに4時半頃には虹も見えた。

雨が上がり風だけになったので風の吹き荒れる雑木林の中を見たくて、PUKUさんと散歩に出た。頭上の枝は唸り声を上げているが林の中は不思議と穏やかだった。ヤマザクラの蕾が少しだけ膨らみ始めていた。ツツジの蕾も少し膨らんでいる。

目的の虫探しは不発だった。

強風にいろんな物が吹き飛ばされている。
昨年の夏、スズバチが古びた塵取りに巣を造っていた。スズバチと寄生蜂オオセイボウの争いを撮ったあの巣だ。
もしかしたらスズバチかオオセイボウが羽化してくるかもしれないと思い大事に取っておいた巣が、風に吹き飛ばされ玄関先にまで転がってきていた。
巣の一部も壊れている。

スズバチが何重にも巣の壁に土を塗っていた痕が見て取れる。
壊れる前の状態ではスズバチなどが飛び立っていった痕(穴)は見られなかったので、未だ羽化せずと思っているのだ。
明日にでも産室の一つを解体してみるか。