南天の実

今朝は結構うるさい鳥の声がしていたので玄関に出てみると、玄関先の南天の木から赤い実が一粒残らず消えているのに気付いた。
アオキの実や庭の南天の実は冬の終わり頃には、殆どが鳥たちに啄まれてしまっていたが、この玄関先の南天の実は少しずつ減ってはいくものの昨日までは残っていたのだ。

ご近所で見かける南天の木には未だに沢山の実をつけたものもある。

お多福南天、赤南天、柊南天などと南天の種類は50種近くあるというが、鳥の好む南天の実とか嫌いな実と言うのもあるのだろうか。
空き家になって4〜5年も経つこの庭の南天は、通りすがりの人にも邪魔されない絶好の餌場だと思うのだが、鳥に啄まれたような様子はない。

「難を転ずる」との語呂合わせで玄関先に植えた我が家の南天の木も随分と株数を増やしている。
これまでにも何度か間引きをしたが、今回も間引きをしなければなるまい。
間引きした南天の木を乾燥させておいて南天箸でも作ってみるか。
南天の床柱が京都金閣寺の茶室夕佳亭や葛飾柴又帝釈天の客殿にあると聞く。
どんな太さの南天柱なのだろうか、全く想像がつかない。