無為の一日

花粉症の始まりか昼間は何もヤル気が起きず呆けていた。
本も読まず、TVも見ず、PCもoffったままだ。
Cooking担当の日だった。3品ほど考えていたが夕食は手抜き料理になる。

夕食後は録画しておいた中井精也さんの「にっぽん鉄道写真の旅・希望三陸篇」を見る。
やっと呆けに終止符がうてる。
瓦礫の中の線路にレンズを向けた時涙する中井さんの姿を見て、グスンときそうになった。
大震災の光景を思うと遠く離れた暖かくて安全な場所にいることを申し訳なく思う。
おまえさん、呆けていていいんですか。

中井さんの撮影風景、雪や霙の降る中、早朝や深夜、一枚の写真を撮る為に歩き廻る姿を見るに、さすがはプロ根性だと感心させられる。
これほどの行動性を持たないといい写真は撮れないのだ、そんな思い出で観ていた。