2017-01-01から1年間の記事一覧

煌めくクモの糸

小さな谷間を越えた向うの段々畑の斜面では茶の花が最盛期を迎えている。 お茶の生産農家ではいい茶葉を収穫するため茶の花は摘み取ってしまうようだが、この畑のお茶の木は茶葉を採ることもなく何年も放置された状態だ。 昨年秋の花の実が今もこぼれ落ちず…

ホシホウジャク

陽溜まりに咲く赤い花(名前は判らない)に、ホシホウジャクが吸蜜に来ていた。 陽射しが明るい間は気持ちがいいが、雲間に陽が隠れると急に肌寒くなる。 180mmマクロを持出して晩秋の虫探しをするつもりだったが、細かい時雨が降り始めたのでホシホウジャク…

熟柿に来ていたタテハの仲間

冬鳥の様子を見に松ノ木内湖へ行ってみたが、オオバンがぽつりぽつりといただけ、静寂そのもの湖面は何とも寂しすぎる状態だった。 鳥撮りを諦め、人気のない昼下がりの集落の中をぶらつく。集落のあちこちでたわわに実をつけた柿の木を見る。 柿の実は収穫…

読書に飽き、眼休めにと湖岸を歩く。 秋の初めころに比べると湖面に水鳥の数が少し増えたようだ。 久しぶりにバンを見た。 水鳥の種類や数が増えるようになれば湖北への遠征してみたいものだ。

ガマの穂綿

小春日和の暖かさの中、午後から2時間ほど長いヤツを持出して田圃道を歩く。 ケリ、コサギ、アオサギ、トビ、草叢ではキチョウ、ヤマトシジミなどを見掛けただけ。 鳥撮りというよりも風の穏やかな田圃道を歩くことに専念、日頃の運動不足の解消だ。 耕作放…

食用菊

ITOUさんから食用菊と里芋を頂く。 里芋は幾つものレシピを思いつくが、食用菊のレシピは定番のおひたしくらいしか思いつかないのだ、菊の花の苦味を活かした一品を考えねばなるまい。鳥撮りに行かず家の周りの草引きをする、僅かばかりの作業なのに背中と左…

寒風の中のオンブバッタ

湖国にも木枯らし1号、寒々とした風が時折吹き荒れる一日だった。 階段下の道際は風溜まりになっているのか驚くほどの落ち葉が吹き寄せられている。 擁壁に這うツタの葉が落ちてしまうまでは、これから先も風が吹き荒れる度に掃除が大変だ。 四時過ぎ夕刊を…

晩秋のルリタテハ

19日の日以来台風21号の影響下曇り空や雨の日が続いていたので、虫撮りにも鳥撮りにも出掛けず、ブログを書くこともせずだった。 今朝、玄関先でルリタテハを見掛けたことで1週間ぶりにカメラを持出す。 このルリタテハの若齢幼虫をタカサゴユリの葉の上で見…

ITOUさんの菜園にて

ITOUさんの菜園の食用菊におっ!と思うほどのコガネムシ(?)がいるのを見付ける。 見掛けたうちの半数近くが繁殖行動しているのだ。 菜園ではコガネムシとヤマトシジミ、近くの草叢ではナナホシテントウ、チャバネセセリ、オオハナアブ、キタキチョウ、モ…

カマキリの獲物

どんよりした曇り空や冷たい小雨の降る日々が続いていたが、午後から陽射しが明るくなる。 虫撮りにも鳥撮りにも出掛けずの暗鬱な日の連続だったから、陽射しに誘われて庭に出る。 柚子の木の下でカマキリがジョロウグモを捕まえているのを見付け、100mmマク…

老いのかたち(36)

古い友人のKさんから個展を開くという案内状を頂戴する。 彼の詩情豊かな作品を拝見しに行きたい、今もなお絵筆を握っている八十翁の貌も見たい。 そんな思いがあるものの、会場が愛媛県松山市となんとも遠いのだ。 昨年夏頃までだったら車をぶっ飛ばして出…

ショウジョウトンボとハラビロカマキリ

天気が崩れてしまわないうちにと思いITOUさんの菜園を覗きに行く。 食用菊だろうか蕾が膨らみ始めていた。 菊の畝の近くで、貌も体も真っ赤なトンボ・ショウジョウトンボを見る。 この菜園でナツアカネやシオカラトンボ、シオヤトンボなどを見掛けた記憶はあ…

コテングタケだろうか

雑木林の林辺に佇む小さな祠の前で、背が高くて傘の大きなキノコを見付ける。 テングタケ科の仲間コテングタケではなかろうかと思いながらファインダーを覗く。 2本生えているうち1本は何かに囓られたのだろう、傘の一部が虫食い状になっていた。 見つけたの…

キタテハ

琵琶湖に注ぐその小川は長い間川浚えもされたことがないのだろう、あちこちに土砂が溜まって小さな砂州を作り、その間を細流が蛇行して流れている。 砂州の上は一面に今が盛りのミゾソバが咲き誇っていた。 ミゾソバの花畑を覗き込んでいて、翅を閉じたキタ…

漁り火

書斎の遮光カーテンを開けると、眼下の湖面は朝焼けの色に染まっていた。 そんな朱色の湖面に漁り火を二つ見付け、150-600mmを開け放った窓から突き出した。 初夏の頃の稚鮎獲りの舟は稚鮎を掬い取るということもあって一定のスピードで動くが、漁り火を点け…

ルリタテハ蛹化完了

玄関先のタカサゴユリにいるルリタテハの幼虫が蛹化を完了している。 昨日の夜半、気になって見た時は未だ蛹化の準備をしている終齢幼虫の姿だったから、蛹化したのは今朝の早い時刻だったに違いない。 蛹化の時脱ぎ捨てる外皮を尾部の部分にくっつけている…

小さな命の終わり

昨日「これが今年最後の収穫です」と言ってITOUさんがイチジクを届けてくれた。 冷蔵庫で冷やしておいた完熟のイチジクとコーヒーで、本を伏せての休憩タイムにする。 ブラックコーヒーの苦さとイチジクのほんのり甘いその取り合わせが、妙に美味いのだ。 大…

オンブバッタ

玄関先に今日はオンブバッタが来てくれていた。 陽射しが明るい時は階段の踊場も暖かさがあるが、陽がかげり風が吹き抜けると、そこは急に肌寒くなる、そんな肌寒さの中にいるオンブバッタは指先で突っいても跳ぶことはなかった。玄関先のタカサゴユリにいる…

コスズメの終齢幼虫

買い物から帰って車を車庫に入れた後車庫から出ようとした時、道の真中にコスズメの終齢幼虫がいるのを見付ける。 車の出し入れの時よくも踏み潰さなかったものだ。 終齢幼虫は車庫の上のツタから転げ落ちたのだろうか。 終齢幼虫は意外な速さで道を横切ろう…

翅の破れたヤママユ

玄関前の玉砂利の上に、片方の翅を半分近く失ったヤママユがいるのを見付ける。 ヤママユは死んでいた。 何処からやって来たのだろうか、何処で翅を半分近くなくしたのだろうか、何が原因だろうか、ヤママユの飛翔能力がどれ程あるのか知らないが、片方の翅…

ホシヒメホウジャク

外出から帰ってみると焦げ茶色の蛾が虫かごの中にいた。 カミサンが庭先でバタバタしているのを見付け捕まえておいてくれたのだ。 そっと蓋を開けてみる、ホシヒメホウジャクだった。 期待して聴講に行った講座(古代中国における文字の誕生・継承・伝播の過…

川遊び(2)

読書に倦み眼休めを兼ねて長いヤツを持出し湖岸を歩く。 見渡す限りの湖面にも渚にも鳥の姿は全く見当たらずだった。 稲刈り後の田圃や放棄田でも僅かにカラスとサギの仲間がいるだけだった。 今日も小さな川で水遊びをしている親子がいるのを見付け、その様…

何かの終齢幼虫

買い物帰りの荷物を運び上げていて、階段の石垣に這うツタに黄緑色の幼虫がいるの見付ける。 サザナミスズメの終齢幼虫だろうかと思いながら1ショットした。 念のためにと思い図鑑で調べてみるに、スズメガ科のサザナミスズメ、ウチスズメ、ホシホウジャク…

フタトガリコヤガの幼虫だろうか

イトトンボ撮りを目的にして出掛けたが成果はなかった。 フィールドで見付けたのはオオアオイトトンボ1種。 昨年はキイトトンボやホソミイトトンボ、ホソミオツネントンボなども見られたのだが、フィールドを歩き廻ってもその気配もなかった。 カラムシの葉…

ミサゴ

国道161号線沿いにある小さな漁港・和邇漁港の防波堤にもたれて、渚にいるイソシギを眺めていた時、沖合で急降下しダイビングする鳥を見付けカメラを急いで持ち直したが、鳥撮り初心者の未熟さ水中に突っ込む姿は撮れずだ。 沖合にいる鳥をいつも見ているト…

カワウとチュウサギ

琵琶湖に流れ込む小さな川の河口でカワウとチュウサギのコラボを見る。 カワウは何を狙っているのだろうか、チュウサギの前を行ったり来たりしているのだ。 チュウサギも時に小走りにカワウの後を追いかけることもあった。 何度かそんな行動を繰り返した後、…

川遊び

鳥撮りに出掛けたが全くの不発だった。 チュウサギやコサギそれにアオサギもやって来るポイントへ行ってみたが、既に先客が川遊びをしていて、落差工下の水際にはチュウサギたちの姿は無かった。 親子連れだろうか、小魚を追いかけている楽しそうな声が聞こ…

草叢にいた白いネコ

耕作放棄された菜園のコスモスにアゲハが来ているのを見付け車を停めた。 雑草の伸び放題の菜園もコスモスが咲き誇るこの時季だけは、雑草の荒々しさが覆い隠されて、ほっとする光景が広がり嬉しくなる。 コスモスの葎を掻き分けるようにしてアゲハを追いか…

コミスジ

朝の庭先にコミスジが来ていた。 アゲハの仲間やツマグロヒョウモンなどはよく来るが、コミスジを見掛けた記憶は無い。長い午睡 目覚めた時の窓の外は小雨に濡れていた。 虫撮りにも行けずだ。 メインにしているPCのレスポンスが悪くなっている。 ファイルの…

キタキチョウとアゲハ

午後から長いヤツを持って湖岸沿いの田圃道を歩く、眼の前の草叢から雌のキジ3羽が翔び立つのを見ただけで鳥撮りの収穫はなかった。 鳥は撮れずだったがキタキチョウの小集団が撮れた。 キタキチョウのいる田圃道をよく見るとカワニナの殻やヒメタニシの殻…