漁り火

書斎の遮光カーテンを開けると、眼下の湖面は朝焼けの色に染まっていた。
そんな朱色の湖面に漁り火を二つ見付け、150-600mmを開け放った窓から突き出した。


初夏の頃の稚鮎獲りの舟は稚鮎を掬い取るということもあって一定のスピードで動くが、漁り火を点けたこの舟は1ヶ所に留まって作業をしているようだ、動きはない。
これからの時季、ホンモロコは沿岸から沖に向かって移っていく、そのホンモロコを刺し網などで獲るようだが、眼下の漁船もホンモロコを狙っているのだろうか。

ホンモロコが喰いたい、素焼きにしヤツを生姜醤油で、または細挽きの岩塩とスダチを一滴垂らして、ホンモロコが喰いたい。

午後から鳥撮りに行ったが収穫なし。
長いヤツで耕作放棄地のコスモスにいたオオスカシバとクマバチを撮る。


秋日快晴 田圃道を歩いて一汗かく、好日だった。