時の移ろい(3)

寒さの和らいだ陽気だったのでPUKUさんと長い散歩に出る。
久しぶりに足を伸ばした隣の住宅団地は随分と様変わりしていた。
空き地だった所に家が建っていたり空き家が取り壊されて更地になっていたりだ。
4年程前の7月の終わりにアブラゼミの羽化を撮った空き地は悲しくなるような変貌だ。

その空き地には大きな桐の木が2本生えており、シーズンになると沢山のアブラゼミが羽化した。
やぶ蚊に刺されながらアブラゼミの羽化を撮っていた。



その木が根元から切られているのだ。
切り株には朱色がかったキノコが生えている。

この様子からみるに桐の木が切り倒されからかなりの時間が経っているようだ。
時の移ろい、それはいろんなものの姿や顔貌を変えていく、そのことは自然の摂理と判っていても寂しくなる。