作品選び

今日は5月に計画している写真展の出陳作品を選び出す最終日だった。
6名の仲間たちはそれぞれの自信作を持ち寄っているが、私はいつもこの日が苦痛なのだ。
現像したりプリントしている時はそれなりに良く撮れているなと思っているのだが、作品選びの日が近づくにつれ、満足していた候補作の一点一点に不満が出てくるのだ。

RAW現像やPhotoshopを使っての色調や明度或はトリミング等々により思いの一端は加工できるが、レンズをもう少し右に振っておけばもっとましな構図が撮れたであろうになどと思い始めるとその写真に不満が募るのだ。
いつになったらこれ以上の撮り方は出来ませんと言えるものが撮れるようになるのだろうか。

仲間たちの候補作は組写真がけっこう多いが、何故か私はこの組写真が苦手だ。
昨年もある写真展を見たが13人ほどのメンバー全員が組写真だったことがあり、えっと思ったことがある。組写真としての写真の撮り方が今も私にはよく理解出来ないでいる。
組写真はあるテーマを持って被写体を切り撮るのか、単写真を組み合わせることによって自分の思いを表現するということなのだろうか。

帰りの湖西161バイパスは車が殆ど無かったのでついアクセルを踏み込んでいた。
山麓近くまで雪を冠った比良連山が行く手を遮るように立ちはだかっており、その山腹に頭ごと突っ込むようなアクセルの踏み方を慌てて戻していた。